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僕はどっちでもいいよ ~タクシー運転手

フリーメーソンの話とうって変わってところはニューヨークです。
(あ、そうだ、メーソンの話を書いてから、メーソンって何? という質問をいくつかいただいた。
メーソンについては、ここに詳しく出ています。情報の正確さについては責任を負いかねますが。)

ニューヨークでは、昨日の早朝から、キャブの過半数がストライキをやっている(参加しているキャブの数は、8割とか、9割とか、いろいろある)。
走っているキャブは、市が決めた対応計画によって、相乗り制を採用して、基本料金10ドル、それ以降は、決められた区間を超えるごとに5ドル増し、という料金体系で走っている(地下鉄のストのときと一緒)。

NYを知っていないとわからない話で申し訳ないのだけれど、つまり、基本料金が高くて、さらにどんどん加算されるうえ、相乗りの可能性も高く、目的地まで行くのにやたら時間がかかる、ということである。おまけに空港まわりはかなり悲惨なことになっていたらしい。列がものすごく長くなって。相当面倒くさい。
おまけに今、NYでは、ファッションウィークというイベントが行われていて、あっちゃこっちゃに行かなければならないので、さらに面倒くさい。
ヴォーグの編集長アナ・ウィンターさま以下、たくさんのショーに行く方々は、車をチャーターして対応していた。
あ、アナさまはいつもチャーターですよね。
私の場合は、メンズの限られたブランドのショーしかいかないが、それでも電車とバスを駆使しまくって、足が痛い。

そうはいっても、911、停電、地下鉄スト、と交通マヒには慣れてしまった。
タクシー運転手の言っていることにも同情できるし。
と、なんとなく怒る気にもならなかった。

話は前後するが、そもそも、ストの理由は、市がGPSの設置を義務づける、と決めたこと。
コストは、タクシー会社または運転手もちで何千ドル(これも正確な値段は諸説ある)もかかる上、カーナビ機能もなく、プライバシーが侵害されると、ドライバーたちが反対していた。
そして、3つある大きな組合のうち2つが参加して、ストとあいなったわけです。

というわけで、昨日は一度タクシーに乗った。
相乗りした男性(白人、30代後半、金融系か)は、やったら怒っていて、ドライバーに、
「こういうときに乗じて、金儲けしやがって」と悪態をついていた。
でもね、この人は、ストに参加せずに働いているわけで、この人に怒るのは、筋違いでは?とたしなめたら、ぐぐっと黙って私を睨みつけた。
それも筋違いであるが。

こういうときつくづく思うのだが、ニューヨークの人はよく怒る。
いろいろなことがうまくいかない街ではあるので、怒る気持ちはわかるが、こんな街に住んでいるのにいちいち怒っていたら、エネルギーの無駄である、とあるとき気がついたので、私はなるべく怒らないように心がけている。
(とはいっても、11年もアメリカに住んでいるので、平均的な日本人よりは怒ると思う。過去に仕事中のトラブルで怒ったときに、クライアントにびっくりされたことが、何度かあります)

そして、今日、2度目のタクシーにのった。ストは残り6時間というときに。
運転手と話をしているうちにわかった衝撃的な真実。
ストなのだから、私はてっきり交渉が行われていると思い込んでいたのだが、交渉は行われていなかったのだという。
がーん。
私は交渉を応援しているつもりで高い料金を払っていたのに、どうやら違ったらしい。
じゃあ、なんでストをしてるの?と聞いてみた。
They just wanted to make a point

make a pointという言い回し。
辞書には、主張する、言い分を立証する、と書いてある。
つまり、GPSの設置義務はフェアではない、と主張したかっただけらしい。
ちょっとショック。

ちなみに、2日間、どうだった?と聞いたら、
I got cursed out a couple of times
何度か悪態をつかれたよ

curse out というのは、まあ、FワードやSワードを使ってののしったり、悪態をついたりすることです。

じゃあ、ストがもう終わりでよかったね、と言ってみたら、またも意外なコトバが返ってきた。
I don't mind either way
僕はどっちでもいいよ。
投げやりな感じでもなく、怒っている感じでもない。
怒る人には怒らせておけばいいさ、という感じである。
やっぱりこんな街でタクシー運転手をやるには、こういう達観した感じがないとダメなようです。




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