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女子供の面倒を見るのがメーソンの仕事

テキサス aka ジーザスランドにきています。
取材にきた街は、ハンツビルというヒューストンから45分くらいの小さな小さな街。
こういうところをアジア人女性がひとりでうろうろしていると、しょっちゅうじろじろ見られます。
ヒューストンでは、いつも誰もが親切なのに驚くけれど、こういう小さい街はわりと閉鎖的なので、友好的な態度を示されることはあんまりない。
とはいえ、食事はしないといけないし、モーテルの部屋で(こういう街にはモーテルしかない)食べるのもあまりに味気ないので、ちろちろ視線を感じつつも、知らんぷりして外食します。
本を持って。
前回この街にきたときは、アメリカ人のギャル二人と一緒だった。
明らかに服装が違うから、やっぱり浮くらしく、じろじろ見られたけどね。

と前置きが長くなりましたけど、今日、朝ご飯をダイナーで食べていたら、隣に座ったおじいさんが話しかけてきた。
72歳、白人、元エアフォース。
ラングラーのダンガリーシャツに、カウボーイハット。
このあたりでは典型的な感じである。

おもしろいおじいさんなので、ついつい1時間くらい話をしてしまった。
サウスキャロライナ出身だけど、この地に引退したらしい。
なんで?と聞いたら、
サウスキャロライナはだめだよ、ニガーがたくさんいるからね、
とのたまった。

口が開いてしまった。
若い頃だったら、かーっとなって、怒ったりしていたと思うけど、年をとったからか、ただ単にびっくりして口を大きく開けてしまったのである。
驚く私に、おじいさん。
カラードピープルとニガーには違いがあるんだよ。
ニガーは働かない有色人種の人のこと。カラードピープルは一生懸命働いている有色人種の人たちのこと。

Those who don't work should not be allowed to vote.
働かないやつは、投票させるべきじゃない。

うーむ、とうなる私に、合衆国建国のときは、そういうルールだったのさ、と笑っている。
じゃあ、働けない人は?
と聞いたら、障害とか、やむをえない理由で働けない人は、国が面倒を見るのが当たり前さ。

長い会話の間に、おじいさんがこきおろしたのは、飲んだくれの白人、働かない移民、女に暴力を振るう男、ニューヨーク(武器を持ち歩けないし、交通渋滞がひどいから)、残りは忘れてしまった。こういうことを、殺すとか、撃つとか、物騒な言葉を使いながら、そしてにこやかに話すんですよ。テープまわしときゃよかった。

おじいさんの理屈には、違うと思うけど~と反論したこともいっぱいあったけど、こういうおじいさんがこの国のいなかの現実なんだ、と実感。

ところで、会話の途中で、カジュアルに
As I am a mason, I believe women should be taken care of.
と言ったおじいさん。
僕はメーソンだからね、女性は面倒を見てあげないといけないって信じてるんだ。

おっと、あやうく聞き逃すところだった。あんまりさらっと言うもんだから。
つまり、フリーメーソンのメンバーだ、ということです。
指輪も見せてくれた。Gの字が入ったあの指輪。
初めて見たわ。ナマのメーソン。
困ったことがあったら、この指輪をしている人を探して助けてもらいなさい、だって。

アポの時間が近づいて、もういかないととチェックを持って立ち上がろうとしたら、いやいや、ここは僕が払う、と言ってきかない。
そういうわけにはいきません、とビルの取り合いになった。
It is my duty as a mason. Besides, you are spending a lot of money if you are traveling.
メーソンとしての義務なんだ、それに、旅をしているんだったら、たくさん出費しているだろう。
というわけで、72歳のカウボーイ/フリーメーソンにごちそうになりました。

私の目標のひとつに、全州をまわる、というのがあるのだけれど、これをニューヨークの人にいうと、意味がわからんとか、何のために?と言われることが多い。
でもやっぱり、たまにはこういうところにきて、こういう人とも話をしないとこの国のことはわからないと思ったりするのです。
モーテルに2泊も泊まるとやっぱり気が滅入るけど。


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| 旅先から | 11:54 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

リアルだ。

NEWS WEEKの巻頭の漫画のようだけど、
むちゃくちゃリアリティのあるお話ですな。
面白い。
おじさんとのツーショット写真希望ですが。

| BLACKNESS | 2007/08/31 20:40 | URL | ≫ EDIT

気づいたらコメントするの初めてだ!
テキサスでこんな体験してくれたなんて嬉しい。
やっぱり旅に出て良かったね。アメリカすごろくの旅ほんとにやるように。
あなたは船、私は港となってNYで帰りを待ちます。

| kimi | 2007/09/01 16:45 | URL | ≫ EDIT

BLACKNESSさん、コメント、うれしい。
そーなの!
私もおじいさんと別れてから、は!写真撮ればよかった!!!って。
名刺はもらったけど、写真は忘れた。
文通して、また会いにいこうかな。

KIMIちゃん、初コメント、ありがと。
そうね、旅に出ると、必ずおもしろい人に出会うから、ぜひすごろくの旅、やりたいけど、実現するかなあ。

| さくま | 2007/09/01 23:50 | URL | ≫ EDIT















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