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ああ、腹が立つ

久々に、新聞を読んでいて吐き気を催すような記事があった。

06年まで医務総監を務めたリチャード・カルモナという人が、下院監視・政府改革委員会の公聴会で、ブッシュ政権から受けていた圧力について証言した、というニュース。

これ、ほんとにひどいの。
この人が、胚性幹細胞の研究とか、性教育とか、緊急避妊薬とか、そういう宗教観と抵触する公衆衛生の関連問題について、ブッシュ政権の方向性と相容れない科学研究についてしゃべることを禁じられていた、という話である。

もっとある。
たとえばスピーチをするときに、草稿1ページにつき3回ブッシュの名前を出せと指示されたとか。
スペシャル・オリンピックスに出席するなと指示されたのだが、その理由は、ケネディ一家(言うまでもなく民主党)が深く関与しているからだとか。
ほんと裸の王様である。

カルモナさんのヒトコト。
The problem with this approach is that in public health, as in a democracy,
there is nothing worse than ignoring science or marginalizing the voice of science for reasons driven by changing political winds
The job of surgeon general is to be the doctor of the nation -- not the doctor of a political party
この(ブッシュ政権の)アプローチの問題いは、公衆衛生の分野では、民主主義制度にあるわけだから、変化する政治的流れに動かされて、科学を無視したり、科学の声を過小評価することほど悪いことはない。
医務総監は、国家の医師であり、政党の医師ではない。

よく言ってくれました、とも思うし、もっと早く言えよ、という気もする。
ちなみに、日本では大きく報道されていないと思うけれど、最近、寝返り組が、ブッシュ政権を批判するケースがちょこちょこ増えている。

そういえば、ちょっと話は離れるけど、EWという雑誌のNY特集で、NYでもっとも成功している女性の1人、キャンデス・ブッシュネル(Sex in the City の作家)にインタビューした。
ew.jpg


(ちなみにEWは8月号で休刊になる。残念)

途中、話が脱線して、
「私だっていまだに、本が売れるかとか、テレビ化されるかとか気にして、あがったりさがったりするのよ~」
みたいなことになった。
「でもね、最終的にはがんばってるとうまくいくの」

私「So, it is always going to work out, right?」
ブッシュネル「Yes, it is always going to work out and.......」
私「And?」
ブッシュネル「and will die from cancer.... just kidding」
私「・・・・」

このブラックなユーモア、ちょっと笑えなかったけど、確かに、インタビューした2ヶ月くらい前、ちょうどエリザベス・エドワーズががんだとわかり、トニー・スノウ大統領報道官ががんだとわかり、がんが突然またクローズアップされていた頃だった。

最近、スノウ報道官が復帰して、記者会見の模様を目にすると、やつを大嫌いな私でも、心が痛む。
だって、急に白髪ばかりになったし、やつれ方もけっこうひどい。
やっぱり病気は、人を差別しないものなのね、なんて思ったりして、つい同情ムードに流されていたが・・・


マイケル・ムーアのSickoをみて、ああ、私、また忘れてたって気がついた。
Sickoは、この国の医療制度に見放された無保険の庶民たちのエピソードから導入して、その後、イギリスやフランス、敵国キューバとの比較で終わる(ものすごく簡単にいうと)。

このなかに、保険の適用を却下されて治療を受けられずにがんで死んで行った男性の話がでてくる。
庶民で黒人。
やっぱり彼が受けた待遇と、エドワーズ夫人やスノウが受けてる待遇は全然違うわけだ。
どこまで行っても階級社会なのである。

スノウがガンにかかっていることは同情できる。
でも、そんなスノウだって、医務総監に圧力をかけちゃう政権のマウスピースなわけですよ。
ああ、腹が立つ。

ちなみにSicko、観た直後は、よくやったマイケル・ムーア、と思ったけれど、よくよく考えてみると、なんか、中途半端だったなと思う。
カナダとの比較は、いいよ。イギリスも、フランスも。
でも知ってるもん、そんなこと。

せっかくだったら、保険会社に乗り込むとか、保険会社の手下に成り下がってるドクターを怒鳴りつけるとか、してほしかったよ。
つくづくこの国で死にたくない、と思う今日この頃。









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| 政治 | 14:15 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

文法の教科書?

there is nothing worse than~
って、日本の英文法の教科書に出てくるそのままみたいな。
こういう風に使うんだねぇ。
でも、自分がしゃべろうとすると、
なかなか出てこないんだよねー(;>_<;)

そういや、
20年前にNYで救急車搬送されたとき、
病院に着いたとたん、
搬送代金を請求されたっけ。
この国では医療も金次第なのかよ、
とこの時は思ったけど、
今じゃ日本でも
「救急搬送トリアージ」
とか始まってるし、
有料化も現実のものとなるかもしれません。

| ナローボーター | 2007/07/13 12:17 | URL | ≫ EDIT

嘘つきー

の言うことみんなが信じちゃうのが怖い。嘘をつく人じゃなくて嘘を信じて戦争に行っちゃう友達が怖い。(Art SchoolからMarinesは無いだろ・・・)

アル・ゴアさんの『An Inconvenient Truth』の中でもブッシュが二酸化炭素の排出量とか温暖化に関するレポートを作成する機関に圧力をかけたり買収したりして嘘の報告をさせていたというのがあったよね。

もう、何を信じて良いのか・・・。
とりあえず『Sicko』でも観てからまとめて悩むとします。

| you-eat! | 2007/07/18 10:17 | URL | ≫ EDIT

ナローボーターさん、そうそう、日本のアメリカ型行政の未来も怖いです。
陪審員導入も、救急搬送トリアージも。
恐ろしい・・・

you-eat!
意外に身近なところにも、嘘を信じてる人、いるよね。
私もこの国にきてから、「疑うこと」の大切さを学んだ気がする。

| さくま | 2007/07/20 04:37 | URL | ≫ EDIT















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