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マイケル・ジャクソンと医療制度

引き続きこの国のニュースワールド(特にテレビ)は、マイケル・ジャクソンの死をめぐるあれこれに占領されている。
子どもたちはどうなるのか、財産はどうなるのか、子ども時代のマイケルを虐待し、息子が死んだというのに自分の宣伝に夢中になっているオヤジはどうなのか、などなど、マイケル絡みのトピックスは多いのだけれど、ひとつ、この国の社会問題とリンクする話題があって、それは処方箋ドラッグの中毒問題である。

中毒というと、どうしてもアルコールや違法ドラッグ(特にヘロインやクリスタルメス)を想像してしまうのだけれど、実はこの国で一番急速に増えている中毒は、お医者さんに処方箋を書いてもらえればドラッグストアで入手できる処方箋ドラッグの中毒だったりする。
アンナ・ニコル・スミスの死因もこれだったし、保守派の論客ラッシュ・リンボウでさえも、中毒を認めたことがあるくらい。
マイケルが死んだのも、どうやら飲んでいた薬に関係があるのではないかという風向きになっていて、誰がそんな強い薬を処方したのかが捜査されているみたいだ。
これまで、処方箋ドラッグの中毒問題はちょこちょこ問題にされてきたけれど、薬を処方した医師の責任が問われることがあまりなかった。

話はちょっとそれるけれど、先日、昔からの友人で、映画のエディターとかディレクターをやっているJとお茶を飲んだ。
きっかけは忘れたけれど、オバマの医療制度改革が話題にのぼった。
Jが言ったこと。
「ようやく医療制度が問題になってきたけれど、メジャーなニュースソースを読んでも、4つの勢力のことしか話題になっていない。オレたちみたいな普通の人間は完全に忘れ去られているよな」
Jがいう4つの勢力は、保険会社、製薬会社、病院、医師を始めとするメディカル・プロフェッショナルのこと。
4つの勢力が、それぞれ損をしないようにヘッジをかけて値段を上げるから、どんどん普通の人たちへの負担が大きくなるばかり。

ちょっと前に私も病院でちょっとした治療を受けることがあったのだが、あとになって、保険会社から送られてきた明細を見て、びっくりした。
たとえば、治療のあとにチェックアップを受ける部屋の使用料とかが細かく記載されている。
30分もいなかったと思うのだが、その部屋の使用料はなんと600ドル。
この国の医療費の高騰が問題になって久しいけれど、こういうことか、と初めて実感した。

最近では、毎月高い保険料を払っているのに「保険対象外」の項目のおかげで、莫大な借金を抱えて自己破産に追い込まれる人たちの存在が、徐々にクロースアップされてきた。
Jのいう「4つの勢力」のなかでも、特にこれまで責任を追及されてこなかったのが、製薬会社と結託して、必要以上に薬を処方する医師たちだという気がする。
それが、マイケル・ジャクソンが死んだことで、変わるかもしれない、という空気感がちょこっとだけ漂っている。
これで何かが変わればいいと思うのだけれども、ことはそんなに簡単ではないのかもしれない。
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