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ファッションとFワード

SPUR LUXEという初めての媒体で、ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)の美術館ディレクター、バレリー・スティール氏にインタビューした。
彼女は、ファッションをアカデミックに研究した最初の研究者の一人。

インタビューは、彼女がスタイルというものをどうとらえているか、というテーマでやったのだけれど、雑談で、歴史学部の博士課程に所属する学生時代に、ファッションをとりあげます、と教授たちに宣言したときの恐怖体験について話してくれた。
ファッションをファシズムと誤解されたこともあれば、ほとんど罵倒されたこともあったという。
そしていまだに、ファッションは、カルチャーの分野の一つとして軽視されている、という話も出た。

彼女は、ファッションに対するお堅い人たちの恐怖感を、「Fワード」に対するタブー感になぞらえて論文を書いている。

そういえば、私も、ファッションに対して、そういう気持ちがまったくないとは言えない一人。
個人的には、美しいモノも、お買い物も大好きだけど、若い頃に左側の思想に傾倒したせいか、胸を張ってそれを言えなかったり、自分は浅薄な人間なのではないかと罪悪感を感じてしまう自分がいる。
アメリカ人の友人の一人と政治談義をしているときに、「あなたの言ってることはとても正しいけれど、あなたの外見と服装でそれを言われると、嘘くさいと思ってしまう」と言われてかちーんときたこともある。

バレリーさんは、
「どれだけファッションに興味がないという人間でも、数ある商品のなかから自分が着るものを選んでいるわけだから、ファッションとは無縁とはいえない」
と説明してくれた。
罪悪感を感じる必要はないんですよ、むしろ、私はこの服が好きなんですと胸を張っていなさい、と言われたような気持ち。

特に、こんな時代だから、買い物とか、消費に対して、罪悪感を感じないといけないというような風潮が広がっているような気がする。
それでも、自分が手にとるもの、買うものには、なんかしらの理由がきちんと存在している。
もちろん、労働環境が劣悪な工場で作られた商品を買ったりすることは避けたいし、自分のアイデンティティに嘘のないものを身につけたいけれど。
今度、いちゃもんをつけられたら、がっつり反論できると思ったのでありました。
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