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ギャラリーとアーティスト

先日、メトロポリタン美術館で、「Pictures Generation」というショーが始まった。
アメリカ消費文化の初期に育った世代にフォーカスを充てたグループ展。
シンディ・シャーマンやリチャード・プリンスを始めとする30人がフィーチャーされている。



これ、私にとってもちょっとしたビッグディールなんです。
なぜかというと、お友達のアーティスト、マイケル・ズワックが30人のなかに入ったから。
マイケルは、ものすごく不器用な人で、かつてはメトロピクチャーズとか、ポール・カスミンといったチェルシーのメジャーなギャラリーがついていたのだけれど、需要のスピードにあわせて創作活動をできなくて、いつしかギャラリーシーンから見捨てられてしまった。
アートは作り続けているものの、ここ何年も別の仕事でご飯を食べている。
だから、メットに今回とりあげられたことは、一友人として、とっても誇らしいことだったのです。
(写真は、フィーチャーされているマイケルの作品のひとつ)

今日、また別の有名ギャラリーがついている日本人のアーティストの方をアトリエに訪問するチャンスがあった。
彼も、80年代からニューヨークに住んでいる人なので、ギャラリービジネスの裏側について、とても書けないようなおもしろい話をたくさんしてくれた。

「ギャラリーなんて、みんな狸だよ」
という彼に、
「イヤになることはないんですか?」
と聞いてみた。すると、
「ギャラリーが稼いでくれないと、作家は死んで行く。イヤだイヤだといいながら、こっちもそれを楽しむくらいの余裕がないと、やっていけないよね」
という答えが返ってきた。

なるほどなあ。
これまでの経験から、ギャラリーなんてやっている人の大多数は、アートやアーティストのことを心からケアしているとは思えないとずっと感じてきた。
もちろんなかには真摯にやっている人もいるのだけれど。
狸の化かし合いも、「おもしろい」と思えないできた自分にも、見えてないモノがあるのかもしれません。

友達のマイケルは、ギャラリーの言うようにできない自分の問題は、なんなんだろうと、セラピストに見てもらったところ、「貧乏コンプレックス」と言われたそうな。
貧乏な出自だったから、アートでお金を稼ぐことに、罪悪感を感じ続け、それを克服できなかった、ということらしい。
一度、冬の時代を経験したわけだから、これからマイケルが罪悪感を克服できるようになりますように、という気持ちである。

ちなみに今、ニューミュージアムでも、若い世代にフォーカスしたショー「Younger Than Jesus」 をやっている。
2つの正反対のミュージアムが、別の世代にフォーカスを充てたショーを同時期にやっているわけなので、比べてみて見るとおもしろいと思う。
ニューヨークに住んでいる人はぜひ。


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