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バーニー・マドフとユダヤ人のキモチ。

しばらくたまっていた雑誌類を整理していたら、ニューヨーカー誌の3月30日号に、ウッディ・アレンが書いた「Tails of Manhattan」というショートストーリーを発見した(遅いけど)。

巨額の詐欺事件で逮捕されたバーニー・マドフ(英語ではメイドフと発音します)のぺてんにかかり、死に追いやられた被害者が、ロブスターに生まれ変わり、マドフをやっつけるというストーリー。
テーマは復讐だけど、ユーモラスでかわいらしい感じに描かれている。
ちなみにタイトルに「tale(物語)」ではなく、「tail(尾っぽ)」が使われているところもかわいいでしょ。



バーニー・マドフの詐欺事件は日本でも一時ニュースになったようですね。
被害にあったのが、金融関係者や投資家だけでなくて、セレブや教育機関、チャリティー団体と多岐にわたったこともあって、こっちではいまだにマドフ事件のニュースを目にしない日はないというくらい。
(写真は、ストリートで見つけたグラフィティ)。

ウッディ・アレンは被害者だっけ?と思って調べてみたけれど、そうだという話は見つからない。
すべての被害者が明らかになっているわけではないので、本当のところはわからない。

しばらく前にアカデミー賞での日本人のスピーチにちょっとがっかりしたという話を書いたけれど、その話を、ニューヨークの代理父のような存在であるマーク(もうすぐ60歳、ユダヤ系)としたときに、
「そのときのきみの気持ちは、マドフを見て、がっかりする僕たちの気持ちと一緒かな?」
と聞かれた。
同じユダヤ系アメリカ人がへまをしたり、悪さをすたるするのを見ると、ものすごくがっかりするし、腹が立つし、その気持ちは言葉にあらわせるようなものではない、という話をしてくれた。
アメリカのユダヤ人の大半が俺と同じ気持ちを味わってるはずだ、って。

うーん、それはちょっと違うと思う、と答えた。
だって、私が育った場所には、悪い日本人も良い日本人もいたわけで。
そうか、そういえば、イスラエルに初めて行ったときにはびっくりしたもんな。警官も売春婦もユダヤ人じゃないか!って。
ほぼ単一民族でうまっている国で育った人間と、メルティングポットで育った人間の違いだね、という結論でその会話は終わった。

ウッディ・アレンも、そんな気持ちでこのショートストーリーを書いたのかもしれない。
ウッディのショートストーリーは、ここに全文で紹介されています。
不運な事態をユーモアで描くことにかけては天下一品ですね。
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