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雑誌メディアとラグジャリー



Numero 4月号。
元祖スーパー・モデルの一人、ヘレナ・クリスチャンセンにインタビューしました。
私の写真も“コントリビューター”の欄に出ています。珍しく。

不況の話になったときに、ヘレナが言ったことで、とても印象に残った言葉。
Magazines are luxury.
It is not like anybody can afford to pay $5 to look at beautiful things.
雑誌はぜいたく。
誰もが美しいモノを眺めるための5ドルを捻出できるわけじゃない。

最近、雑誌メディアの意味を考えていたので、思い出してはっとしたのでした。
日本で育った私には、雑誌がぜいたくという意識はなかった。
普通にお小遣いから捻出できる程度の存在だったし。

でもよくよく考えたら、アメリカの雑誌モデルは、雑誌=ぜいたく、というコンセプトに基づいていたのかもしれない。
アメリカの雑誌を初めてみたとき、広告の多さにびっくりしたのを覚えている。
だからアメリカでは、雑誌を定期購読するとびっくりするほど安い。
安い定期購読料で読者の数を増やし、それをネタに広告をとるのです。
日本では定期購読がそれほど浸透していないけれど、雑誌は広告で稼げばいいんだ、ということをアメリカから学んでしまった。
そして、アメリカでも、日本でも、雑誌はラグジャリーを奨励し、広告をとるためのコンテンツ作りに励んできたし、私もそれに加担してきたわけです。
今、ぜいたくというコンセプトが、まったく合わない時代にあって、ヘレナの言葉は、そんなことを思い出させてくれました(スーパーモデルでありながら、そんな考え方ができるところが彼女のエラいところなんだろうけれど)。

このサイトでも宣伝しているエスクァイア日本版復刊のための署名サイトを見ていたら、こんなコメント
を見つけました。

「熱心な読者と言うほどではないが、最近の雑誌といえば、商品のカタログようなものばかりで、内容の乏しい雑誌が幅をきかす中、書店で手に取る雑誌といえばエスクワィアが断然多かったから、新聞に休刊の知らせが出たのには驚いた」
(連絡のとりようがないので、ご本人の許可はいただいていません。もしご本人が見ていらっしゃったらすみません。メールをいただければと思います)

わかる人にはわかるんですよね。
そりゃあ雑誌離れが進むわけだ・・・

最近、「こんな時代のモノ作り」が話題になることが多い。
先日、パーティで、知り合いの映画のプロデューサーとばったり会ったら、「客を呼べる安全なキャスト、安全なストーリーばかりが横行している」と嘆いていた。
時代を追いかけて、安全なモノを作り始めてしまうと、クリエイティビティは死んでしまう気がする。

でもまあ、歴史を振り返れば、景気が悪いときには、負のエネルギーが作用して、逆にとてもおもしろいものがでてきたりすることもあるわけで、これからそんな時代が来るのではないかと期待する気持ちもある。
こんなご時世だから、攻めないといけないと思うのです。
というわけで、こんな時代だからこそ、おもしろいコンテンツを作らせてくれる雑誌募集中。

追伸:エスクァイア復刊に向けて、まだ署名してない方はぜひ署名プリーズ。匿名でもできます。



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