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大統領選、同性結婚、そしてマリファナ

アメリカの大統領選挙では、大統領に誰を支持しますか、という以外の質問、つまりそれぞれの州で問題になっていることの、是非を問う質問が含まれていることがある。

この間の選挙でも、全米レベルで話題になった "proposition(投票事項)"がふたつあった。
ひとつめは、マリファナ。
ミシガン州では、メディカル・マリファナの是非が問われて、63%がイエスの投票をした。
こうしてミシガンは、全米で12州目の「メディカル・マリファナ」州になった。

マサチューセッツ州では、マリファナ所持の「非犯罪化」が問われて、1オンス(28.34グラム)以下のマリファナ所持は、犯罪ではなくなることになった。
この背景には、多くの州では軽犯罪と見なされるマリファナ所持で捕まる人口のために、刑務所がとても混雑してしまうことや、取り締まりのために多額の税金が使われていることがあったらしい。

ミシガンでもマサチューセッツでも、オバマに投票するために初めて有権者登録をした若者たちのおかげで、マリファナ合法化派が、過半数を獲得したわけです。
(ちなみに、今日HBOの「Real Time With Bill Maher」を見ていたら、ビル・マーが、「経済を救うためにもマリファナを合法するべき」、と主張したうえ、フロリダの女性下院議員に「そう思いませんか?」と聞くというシーンがあった。税収が増えるという理屈で。アシュトン・クッチャーも、大賛成。もちろん下院議員は、「ノー」と一蹴していたけれど。)

しかし、もうひとつの主要な投票事項のほうは、意外な展開になっている。
それは、同性愛者の結婚問題。

ホモセクシャルのカップルのために、同じ権利を保証しましょう、という運動はずっと続いているけれど、そのたびに、宗教的に保守的なみなさんや、教会組織が反対に動くため、「結婚」という形態を法的に認めているのは、現状で、マサチューセッツと最近結婚を合法化したコネティカットだけ。
「結婚」という名前ではなく「civil union」という形態で、権利だけを保証しているのは、バーモントとニューヨーク。

カリフォルニアでは、今回の選挙で「同性愛者同士の結婚を禁止する」という投票条項が52%という僅差で支持されたので、今、ちょっとした騒ぎになっている。
なぜ、意外、と書いたかというと、若者のほうが、同性結婚を支持する傾向にあるので、マリファナ条項と同じ結果にならなかったことに驚いたのです。
新聞なんかを読んでいると、大きな教会組織が大金をつぎ込んで激しく運動した、ということと、カリフォルニアは、ヒスパニック系、つまり敬虔なカトリック教徒が多い、ということが要因になった、ということらしい。

私もこれまでなんどかこの問題を取材したことがある。
ゲイのカップルは、たとえば、長年連れ添ったとしても、死ぬときに、パートナーに遺産を残せないとか、パートナーが交通事故にあったときに、家族と見なされずに病室に入れてもらえない、とか、ストレートだったら考えなくてもいいような問題に直面することが多い。
そういう話を聞いていると、とても悲しくなります。

「結婚」に反対する人たちは、「結婚は男と女の間の聖なる関係のことだけを指す」と主張するのだけれど、個人的には、男だろうと、女だろうと、ホモセクシャルだろうと、ストレートだろうと、同じルールにすればいいのに、と思っている。
けれど、そもそも同性愛者の結婚に反対する人の多くは、「ホモセクシャルであることは罪」と思っている人が多いので、そんな人の考えを変えることはとても難しい。
どんなに「罪」だと主張しても、ホモセクシャリティが消滅することはないのにね。

さらにわからないのは、「同性結婚を支持しない」というだけでなくて、「同性結婚を禁止したい」という気持ち。
あなたと何の関係もない、しかも、愛し合うゲイのカップルが、あなたたちに、何か悪さでもしましたか、と聞いてみたいぐらいだけど。

カリフォルニアでは、連日、同性愛者の結婚を支持する人たちが、デモを行っていて、今回の選挙で通ってしまった禁止条項の合憲性を法廷に訴えるみたいだ。
デモを行っている人たちのプラカードに、「I have a dream too!」と書いたものを見つけて、今回の「Change」運動に取り残されてしまったのね、と実感した。
(ちなみにオバマは、「結婚」でなく「civil union」を支持しています)

テレビに出ていた運動家の一人が、オバマ政権に期待する、と言いながら、「景気が悪いから、この問題は軽視されてしまうかも」とちょっと弱気だったのが、印象に残った。
というわけで、この問題は、まだまだ解決を見ないまま。
ラブ&ピースへの道はまだまだ遠いようです。
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