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フィアー・ファクター

ダウが1万ドル割れ、と言っていたのはつい先週のことなのに、今日は9000ドルを下回った。
「底」はどこなのだろうか。
先が見えない感じが不気味ですね。

友人のM(アメリカ人、女子)は、1ヶ月ほど前に仕事を辞めた。
勤めていたメーカーが、シカゴの競争相手に買収され、同じポジションをオファーされたけれど、迷った挙げ句、やっぱりニューヨークを離れるのはイヤ、と退職金をもらって辞める道を選んだのです。
そもそも、仕事自体に情熱を感じていなかったM。
辞めた直後は、
「しばらくは失業保険も出るし、ゆっくり本当にやりたいことを探すつもり」
なんて言っていた。

先週から用事があって電話をしているのになかなか出ない。
しつこくかけ続けて、ようやく出たMは暗い声を出している。
毎日テレビを見ているうちに、仕事が見つかる可能性が少なそうなことを悟り、履歴書を送った先からまったく返事がなかったために、プチパニックに陥って、そこから鬱状態になってしまったのだという。
「いいじゃん、本当にやりたいことを探すって言ってたんだから」
と慰めたら、
「そんなこと言ってたわよねえ」
とため息をついている。

Mは、のんびりロングバケーションを楽しむ予定だったのに、それから1ヶ月、世相ががらりと変わってしまった。
ニュースを見ているうちに、「やりたいことを探してる場合か!」と焦ったようだ。
典型的なfear factorですね、これ。
確かに、最近のニュースを見ていると、やばい、やばい、やばい!!!という気持ちになってくる。
私も実際、出費をひきしめないと!なんて思っていたわけだし。
もちろん、相当やばいことになっているのだろうけど。
わかりづらいのは、どこまでが本当に「やばい要因」で、どこまでが「パニック」なのか、というところである。

さて。
先日、久しぶりに、とても苦手なパーティーというものに出かけてみた。
50代前半の男性が、小学校時代(50年代後半)の話をしてくれた。
当時は、冷戦の真っ最中。
小学校でも、「冷戦」について教えられていて、避難訓練なんかがあったのだという。
冷戦が、hot warになったとしたら、核兵器が使用されるという前提だったのに、学校で避難訓練というところが今では笑い話だけれど、彼は真剣な顔で
Think about it, our whole culture is based on fear
「考えてもみてよ、アメリカの文化は、すべて恐怖に基づいているんだ」
と言っていた。
いつの時代も、ソ連が核兵器を使いますよ、テロリストがせめて来ますよ、恐慌がやってきますよ、という恐怖のメッセージが、大衆を動かすために使われてきたわけです。

しかしfear factorは両刃の剣であります。
今のような状況ではマイナスも大きい。
それに、サブプライムローンの借り手には、fear factorは使われなかったわけで、危機感の動かし方に失敗しちゃったみたいだ。

日本の報道を見ていて、なんとなく他人事というか、むしろアメリカざまあみろ、というムードが漂っているような印象を受けるのは、私だけでしょうか。
確かにざまあみろ、と思いたくなる気持ちはわかる。
そうはいっても、世界の経済圏がリンクしすぎて、どこの国も無傷ではいられないと思うのだが、あまり危機感がないような。
気のせいかな。
危機感をあおられすぎるのもまずいし、危機感がないのもどうかと思う。
今の状態を冷静に、フラットにジャッジできる政治家、いるのでしょうか。





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| 時事 | 12:53 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

裕子よん。裕美、元気?

お友達のMさんの気持ちわかるわー
私もロングヴァケーションといいながら、最近の世相を見てるとあせる。
でも焦る気持ちをおさえて、よく考えてみれば、会社勤めをしたって、銀行にいくら預金があったって、なーーーんも保障にはならない。
私にとっては、これから先の世の中は、そのぐらいわからないし、暗い。
だからこそ、今の私は、ヴァケーションを越して、自分の未来をよく考えてるところ。
お金が何の価値もなくなる可能性がある今。
そんな今だからこそ、生きる、とはなにかを考えている今日この頃。

| 裕子 | 2008/10/10 21:47 | URL | ≫ EDIT

裕子、元気?
パリも景気は悪いのかな?
やっぱり、今、これまでの価値観ががらがらと崩れているのかもしれないね。
お金から離れたところで、自分の人生を考えること、大切よね~。
ニューヨークから応援してる!がんばれ!

| YS | 2008/10/11 03:29 | URL | ≫ EDIT

おっしゃる通り日本はsubprimeの被害は少ないと言われてきましたが、ここへ来て不動産関連会社の相次ぐ倒産、そして昨日は大和生命の破綻と実態経済への波及がますます深刻になってきています。
アイスランドもカリフォルニアもだめということで、どこにも行くところは無いかもしれませんね。

| ニューヨークの匿名 | 2008/10/11 21:57 | URL | ≫ EDIT

匿名さん、コメントありがとうございます。
アイスランドもダメなのですね。
しばらくは暗い時代が続くかもしれませんね。

| YS | 2008/10/12 03:10 | URL | ≫ EDIT















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