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ジーザスランドへようこそ




ニューオリンズからアラバマに入り、北上して、旅の友Pの知り合いだというクリーク・インディアンのメディスンマンに会いにいった。
メディスンマンが住んでいるのは、アラバマ南部のアトモアという街。
昔使っていた電話番号が使われていないので、アポなしで行ったのだが、舗装道路から3マイルくらい走った森のなかに、メディスンマンのおうちを見つけました。
彼は、ちょっと前に森の土地を買い、今、まさに独力でおうちを建てている最中。
忙しそうなのにアポなしの客人を喜んで迎えてくれた。

アトモアは、隣の街に製紙工場がある以外、めっちゃ小さい田舎の街なのですが、何年か前に、いきなりカジノが登場した。
アラバマで合法なギャンブルはビンゴだけなので、この地のインディアンたちはカジノを建てられずにいたのだけれど、妥協案として、ビンゴとスロットが一緒になったゲームマシンを開発して、マシンだけのカジノを作ったということらしい。
今まさに、超高層ホテルが建設されているのだが、何もないいなかに急に登場するのでかなりきもちわるい(写真は今度アップします)。
そして、カジノで儲かったお金は、一般のネイティブのみなさんにはほとんど還元されないのだという。
メディスンマンはそれがいやで、居住区の役員をやめてしまったのだそうです。

When you stand up for people, they will call you radical.
人々のために立ち上がると、ラディカルと呼ばれてしまうんだよね。

というわけで最近は、森のなかに引っ込んでカヌーをほったり、家を作ったりしたり、たまには若い人たちに伝統工芸とか、ヒーリングを教えたりしているんだそうな。
でも伝統的なヒーリング方法を教えたりすることも、最近はあんまり喜ばれないんだって。
なぜならこのあたりのネイティブさんたちは、やっぱりこのあたりの文化の影響をうけて、信心深いキリスト教徒であることが多いから。

このあたりを走っていると、さすがバイブルベルト、とため息が出る。
高速のそばのビルボードから、車のバンパーステッカーまで、Jesus is......のオンパレード。
Jesus is Lord とか Jesus is everything とかね。
Jesus is all right!とかいうのもある。
このあたりの人たちは、よくall rightというフレーズを使うけど、北部の人たちとは微妙にニュアンスが違うみたい。
悪くない、という感じなのだけれど、ちょっとむしろ良い、というニュアンスが入ってる。

でも一番びっくりしたのは、黒人の強面のねーちゃんがのってた車についてたフレーズ
Jesus is my husband and the world is mine
ジーザスは私の夫で、世界は私のものよ

すごいでしょ?
なんのこっちゃ、ほんとにわかりません。
つまり、ジーザスは、このあたりのみなさんの自己表現の一部なのね、きっと。

ラジオをつけると、説教番組みたいのをやっている。
Whatever MTV tells you, you have to say to yourself:
That is a lie. I don't buy that.
MTVがなんと言おうと、自分にこう言い聞かせないといけない。
嘘だ、信じないぞ、と。

はっきり言って、こわい。
でもこれが南部の現実なのである、きっと。
そして、神様がこれだけ人気があるのも、やっぱり生活がとっても貧しいから。
これが、世界一の経済大国のリアリティなのかと思うと、とても暗くなる。
ジーザス信仰を理解しないとこの国のことはよくわからないのだとつくづく実感しています。

というわけで、旅はまだまだ続くのでした。






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