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次の大統領は経済には関係ない ~金融マン

ルーディが大統領選挙から撤退した。
エドワーズも。
エドワーズについては、今回の選挙は、マイノリティであることがプラスになる珍しい選挙なのでちょっぴり同情するけれど、ルーディ・ジュリアーニについては、どうしてもざまあみろ、って思ってしまう私。

日本の人たちと話していて思うこと。
ルーディが日本で有名になったのは911が起きてからだから、ヒーローというイメージが強いみたいである。
しかし。私は嫌いなんです。ルーディ。
ニューヨークは確かに安全になったよ。ぐっと。きれいになったし。
功績はある。
しかし、ルーディは、たとえば、「random sweep」という戦略を使ったりしていたの。
たとえば、かつてドラッグ・ディーラーを探すならここにいけ、と言われていたウエストサイドの12丁目あたりに警察車がのりつける。
そして、そこらへんにいるやつをとりあえずひっぱるのである。
ドラッグを持っていれば、起訴されるし、持っていなくても起訴される。
disorderly conduct という罪状で。
これって、立ちションしても、外でビールを飲んでいても、警察官と言い争いになっても適用できる便利な罪状。
何も悪いことをしていないのにひっぱられた人たちは、一晩をブタ箱ですごし、なんだよ~、と思っても、弁護士を雇うともっとお金がかかるから、100ドルだかなんだかの罰金を払って家に帰るわけですよ。そして泣き寝入りする。
ルーディが達成した「安全できれいなニューヨーク」のかげには、こんなひどい目にあった人たちがたくさんいたわけである。
そして、911が起きてルーディは、「一般市民の権利を無視した横暴市長」から「ヒーロー」に昇格した。
大統領選挙に出ることになって、彼が「僕はニューヨークを安全にした、911後のニューヨークを救った」といばっているのを見るたびに、おえっと吐き気がしたもんです。
そして、ニューヨークは今もジュリアーニ時代から引き継いだ市民による訴訟をたくさん抱えて、莫大なる和解金を払っているのです。
負けることが大嫌いなのに、ついに負けを認めた横暴市長が今どんな気持ちでいるかを考えるとちょっと溜飲が下がる気持ちである。
ひとつ残念なのは、あまりにあっさり負けたために、彼がニューヨーク時代にやった悪行が白日のもとにさらされなかったことだ。ああ残念。
余談のつもりが、こんなに長くなってしまった。思い出してむかつくうちに。

ジュリアーニはマケイン支持にまわり、エドワーズはオバマを支持するか、クリントンを支持するか、まだ名言していないけれど、貧困層の味方なだけに、ヒラリーにはいかないだろ、という声が優勢である。エドワーズがキングメーカーになっちゃう可能性さえ出て来た。皮肉なもんである。

それはそうと、私はたまに、まだ古巣のR社で金融ニュースの仕事をすることがあるのだが、昨日もそんな日だった。
連邦準備理事会(FRB)が利下げを発表した瞬間に市場がプラスにぐんぐん伸びて、原稿を書き終えたと思ったところでモニターを見たら、急に下がっていたので、びっくりした。モノラインと呼ばれる会社2社の格付けが引き下げられるらしい、という話に圧迫されちゃったのである。
そして、マーケットが閉まる頃には原稿を上げなければならないので、心臓をばくばくさせながらなんとか原稿を書き上げた。
寿命が軽く縮む勢いです。
そうだった、金融ニュースは向いてないんだった、と改めて確認した。

こんな話は、きっと金融にかかわっていないとわからないと思うけれど、今の株式市場は、ちょっとのことで急に下がることが多い。
そして金融ニュースの世界では、普通に暮らしている人にはわからないようなことが大ニュースになったりするのです。

今、大統領選挙の一番の争点は、イラクから景気にかわったようである。
先週から今週にかけて、オバマの支持者たちがどんな人々か、というテーマで、金融業界の人たちと話をする取材があったのだが(次のアエラに出ます)、私が金融関係の取材をするときにたまに電話をする大手金融機関のニューリッチくんは、こんなふうに言っていた(彼はとっても出たがりなのだが、勤め先が大手なので、いっつも匿名なの)。

The question of who would be the next president does not matter to the market or the economy.
誰が次の大統領になるかは、市場にも経済にも関係ない。

そうなんです。景気、という点でいえば、FRBの議長がどんな仕事をするか、という問題のほうがずっと重要である。

しかし、今残った大統領候補たちは、僕が大統領になったら、経済をこういうふうにします、と景気の専門家の仮面をかぶるのに一生懸命である。
誰が大統領になっても、今言っていること、ちゃんとやってくれよな、と思うんですが、そうはならないのが現実である。








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