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アメリカ人草食系男子

日本語メディアで「草食系」という言葉を目にするたびに、他人事のような気がしていたが、よくよく考えてみると、私の周りに生息するアメリカ人男子の半分くらいは、「草食系」だということに気がついた。

アメリカ人男子の草食系の特徴はこんな感じ。
ー肉を食べることを好まない。
ー森のなかを歩き回ったりするのが好き。
ーアートを作ったり、音楽を演奏したりするのは好きだけど、お金を稼いだりするのはいまひとつ苦手。
ー理想の朝の過ごし方は、瞑想、またはヨガ。
ー下ネタはどちらかというと苦手。恋愛に対してはとても真剣でピュア。
ー料理がめっちゃうまい。

この手の草食系男子と話をしていると、宇宙人と話しているような気持ちになる。
極端なケースになると、ポークのことを「ピッグ」と言ったり、チキンのことを「バード」と言ったりする男子もいて、ステーキ好きですけど、すいません、みたいな申し訳ない気持ちになったり。

不思議なことに、この手のアメリカ人草食系男子は、女の子もアルコールもドラッグも大好きという肉食系男子とつるんでいることが多い。
肉食男子と草食男子が話をしているのをみると、何話してるんだろう?と気になる。
アメリカ人草食男子の生態があまりに気になるので、草食系の友人をたくさん持っている肉食系男子をつかまえて聞いてみた。
あの宇宙人みたいな男子たち、どうなわけ?って。

そうしたら、「あいつら、昔からああだったわけじゃないぜ」という答えが返ってきた。
アルコールやドラッグを激しく消費していた時代もあるし、女の子をとっかえひっかえしていた時代もあったんだよ、って。
30過ぎてから、ピュア化が始まったのだという。
そして今はすっかり草食系を通り越して宇宙人。
女子に言わせると、毒がなさすぎて、魅力も希薄な感じである。
何が起きて、今のような状態になっているのかはわからない。
いずれにしても、日本の「草食系」とはちょっと違うみたいですね。
もうちょっとこのまま観察を続けてみようと思います。

最後に宣伝。



GQの最新号で、リチャード・ギアにインタビューしました。
マスコミ嫌いで有名なので、どきどきしながらだったけど、とっても感じがよくてびっくり。
インタビューは、?新作「HACHI 約束の犬」について。
シニカルな私としては、動物をつかった「ちょっといい話」というと、ずるい、と思ってしまうのだが、犬に対してとても真摯な作り方をしているので感心した。
詳しくはインタビューをご覧ください。



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| 番外編 | 08:10 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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同性愛結婚の経済効果

ここへきて、ようやくニューヨークでも同性愛結婚の合法化運動に追い風が吹いている。
過去に書いた記事を見直してみたら、私が初めて同性愛結婚について書いたのは、2004年のアエラだった。
そのとき
「“動くはずのない山”が動きはじめた兆候がある」というようなことを書いた。
そのあと、いくつかの州で同性愛結婚が認められたけれど、まだまだ先は長い。

アメリカのゲイ人口は、全人口のだいたい10%くらいだろうと言われている。
ブッシュ時代には、結婚は男と女の間に起きるべき神聖なもの、と主張する宗教右派が強かったけれど、今、また少しずつ山が動いているような感じがする。

と、思っていたら、ボストン・グローブに、ゲイ結婚の経済効果についての記事が出ていた。
マサチューセッツで結婚するカップルが、結婚式に遣うお金は平均7400ドル。
10組に1組が、20000ドル(200万)を遣い、2004年以来、1億1100万ドルの経済効果につながっている、という話である。

かつて、女性の社会進出を阻む「ガラスの天井」が壊れたのは、経済界が人口の約半分にあたる「消費者としての女性」を取り込むことの経済効果に気がついたから、という有力な説があるけれど、最終的に、何かが動くときには、いつも経済効果が介在しているのかもしれない。
別の角度からみると、やっぱりそこはアメリカ、結局カネかよ、という話でもあるけれど、何かを動かすためには、賛成でも反対でもない中間派の助けが必要だし、個人個人の信条以外の力がパワーになることもある。
それで「動かない山」が動くならめっけものなのかもしれません。

| 社会 | 03:35 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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ジョージア・オキーフと長尾智子さん



3月にニューメキシコに行った取材が、雑誌にの記事になりました(ちょっと遅いけど)。
今回のお仕事は、長尾智子さんの同行取材。
私は原稿は書いていないけれど、長尾さんがとても素敵な記事を書いているので、ぜひみてみてください。

テーマは、ジョージア・オキーフのキッチン。
ジョージア・オキーフといえば、デパート的なアート、というイメージを想像している人も多いと思う。
私も、何年か前に、ニューメキシコのアビキューという村で、オキーフが残した家をたずねるまでは、過剰に女性的で親しみやすすぎるアート、という印象を持っていた。
わかりやすすぎる、というか、軽やかすぎる、というか。

でも、実際のところ、彼女が残した作品をきちんとみると、奥の深さにびっくりするし、この人のことを読めば読むほど、いろんな意味で時代の先を先を生きていた人なのだということがよくわかる。
女性としても、アーティストとしても、一人の人間としても。
彼女が残した言葉を読むと、こんな時代にこんなこと言ってたんだとか、へ~となってしまうことも多い。

今回の長尾さんの取材では、オキーフが残したキッチンやレシピがテーマになっているのだけれど、ナチュラルとか、オーガニックという言葉が注目されるずっと前から、オキーフがかぎりなく自給自足に近いオーガニックな食生活を実践していたことがわかった。
自分が持っている印象なんて、いい加減なものである。ほんとに。

さて、今回の旅では長尾智子さんに同行させていただいたわけですが、おかげで新しいことをいっぱい学んだ。
トマトとにんじんが嫌いです~、とくそガキのようなことを言う私に、嫌いを克服するレシピを教えてくださった天使のような長尾さん。
やってみたらホントにおいしくて、味をしめた私は、長尾さんの本をがしがし購入。
長尾さんのレシピは、素材の楽しみ方に重点がおかれているので、料理がすっかり楽しくなった。

思えば、私の書くものには、ほとんど食文化のことが入ってこない。
おいしい、まずい、以外のボキャブラリーに自信がないということもあるし、奥が深すぎて、触らないほうがいいと本能的に避けている部分もある。
が、長尾さんとのおしゃべりで、食というものをいろんな国や文化のカルチャーから考えてみると、とてもおもしろいということに気がついた。
つくづく自分が知っていることなんて、ほんとに少ないんだなと実感。
ちなみに長尾さんの本は、私のように働いていて、あまり時間がなく、料理にこれまで興味が薄かったという女性に大人気なのだとか。
料理嫌い、時間がない、と思っている人は試してみてください。




| カルチャー | 09:01 | comments(-) | trackbacks:1 | TOP↑

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アニー・リーボヴィッツ再考 



先日とはうってかわって、今週は、レッド・カーペットのパーティに行ってきました。
International Center of Photography のInfinity Awards。
なんで、私がそんな大それた会によんでいただけたかというと、仲良しの川内倫子さんが賞を受賞したから。
珍しくドレスなんて着て出かけたりして。
とても誇らしい夜でした。
写真はパンフレットなんだけど、iphoneで撮ったらぼけぼけですね。
ごめんなさい。

余談ですが、途中で会場の外の空気を吸っていたら、ちょっといい男がやってきた。
立ち話をして、自己紹介する流れになった。
そしたら、なんと相手はクレイグ・マクディーンであった。
びびりました。はい。

今回は、木村伊兵衛賞を受賞した志賀理江子さんや、アニー・リーボヴィッツ様も賞を受賞した。
名前を知っていたり、仕事をみたことがあったりするフォトグラファーが多いなかで、letizia battagliaさんというイタリア人の女性も賞を受賞していた。
この人、すごい。
パレルモのマフィアまわりの話を追いかけ続けた人。
彼女の仕事をまとめたビデオをみているだけで、涙がうるうると出そうになった。
ぜひぐぐってください。

ちなみに、川内倫子さんが受賞ビデオのなかで、本を作ることの楽しみについて語ったのだけれど、それをうけて、アニー・リーボヴィッツも、スピーチのなかで本を作る喜びについて、
They let you fly
と言っていた。
空も飛べるほどの喜び。
と訳すと意訳だと思うけれど素敵なフレーズである。

そして、功労賞を受賞したアニー・リーボヴィッツさま。
私、この人のことが今まであまり好きじゃなかった。
(彼女のパートナーだったスーザン・ソンタグはとても好き。難解だけど)
ものすごくコマーシャルな世界を、抵抗なく受け入れているように見える感じが。
あくまでも、見えるって話ですが。
でも、彼女の若い頃のビデオをみていたら、当時、女性のフォトグラファーたちは、仕事も少なかったし、お金もなかったために、スタジオでの撮影はほとんどできず、ルポタージュばっかりを撮っていた、というくだりがあって、そうだ、この人も、いろんなことをがしがしとかきわけてここまでやってきたのだなと初めて気がついた。
私たちがこうやって仕事をできるのも、letizia battagliaさんやアニー・リーボヴィッツさんがいたおかげなのでした。
ちなみに、アニー・リーボヴィッツさまの真髄は、ポートレートより若い頃のルポタージュのほうにあるような気がします。
好きじゃない、と思っている人、探してみてください。


| カルチャー | 01:06 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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DO IT YOURSELFのススメ

明けたばかりのこの週末は、再び激しいパーティー・ウィークエンドでありました。
というのも、大好きなお友達のバンド「USAISAMONSTER」が、ほんとにほんとにこれっきり、という最後のライブをやったからである。

先週末のデッドの感動を吹き飛ばすようなものすごいライブ。
ほぼ15年ぶりに、モッシュピットに巻き込まれてみた。
いや、入っていくつもりはなかったのですが、背が低いと、周りの人が、「前においでよ」と押し出してくれるので気がついたら一番前にいて、ショーが始まったら背後でモッシュが始まってしまったわけです。
若い頃そういうことを一緒にやっていた友達に言ったら、まだそんなことやってんの?とあきれられそうである。

あんな怒濤の群衆のなかに入ったのは久しぶり、とつぶやいてみたら、周りの同世代から「おれも」という答えが次々と帰ってきた。
オトナになっても、きっと誰もが時々は解放してあげないといけない何かを抱えて生きているのだと思う。

YouTubeで週末のライブを探してみたが、まだアップされていないようなので、1月のライブを。

アップされたら、更新します。
最後のライブのモッシュは、これより全然激しかったけど。

インディーの世界ではちょっとした伝説といわれるこのバンド。
初めてみたときから、なんでこのバンドはこんなにすごいのに、メジャーじゃないんだろう、と感じてきた。
彼らを知るにつれ、そうか、自分マーケティングが苦手なんだな、ということがわかってきた。
インターネットも強くないらしいし。
たまにmyspaceをチェックしても、更新してないじゃん、っていうことも多かった。
解散ライブ直前に、ビレッジ・ボイスに「解散すんなよ~」みたいな記事も出た。
ずっと二人でやってきたバンドに、最後のツアーの前に、キーボードが2人加わって、さらにパワーアップして、人気が爆発しかけていた最中だっただけに、とても残念。

最近、といっても、ちょっと前からですが、ブルックリンまわりで、Do it yourselfスタイルのライブハウスが盛り上がっている。
廃墟のような場所を使って、夜通しライブをやる。
ラインアップを決めるのも、仕切りも、ミュージシャンが自分たちでやる。
Monster の最後のライブも、やつらの友達のバンドやDJが全米からわんさか参加して、ロックあり、ヒップホップありの混沌とした夜になった。
JuiceboxxxAwsome Color などなど9バンドのあと、最後はDre Skullのセットで締め。
始まったのは7時、終わったのは4時、という長い長い夜。
最後までインディーを貫き通したMonsterにふさわしい幕のおろし方だったのかもしれない。

翌日は、打ち上げを兼ねたホームパーティによんでいただいた。
同世代のミュージシャンやアーティストたちが集まって、それぞれが持ち寄ったご飯を食べながらののんびりした夜。
最後には、ふだんロックをやっている人たちがバイオリンを弾いたりして。
こんなに楽しいことが続くと、ばちがあたるのではないか、と思ってしまうほど。

35にもなると、自分が10代、20代に経験したような激しく楽しい思いをすることはもうないだろう、という諦めに似た気持ちがある。
でも、今回、諦める必要はないんだ、と気がついた。
違いといえば、何をしても楽しく思えた若い頃と違って、楽しい時間は探しにいかないと見つからない、ということかもしれない。

MTVやハリウッドが主導するエンターテイメント業界のせいで、音楽カルチャーがフラットになってしまった、と思っていたが、だからといって、音楽シーンが死んだ、というわけではないのだった、ということにも気がついた。
音楽以外の分野でもきっとそうなのだと思う。
おもしろいことは確実に起きている。
でも探しにいかないと見つからないし、周りを見回して、おもしろいことが見つからなかったら、自分で作るしかない。
DO IT YOURSELFの精神で。
そんなことをMonsterに教えてもらったような気がします。

| カルチャー | 01:02 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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デッドとツリーハウスのゴールデン・ウィーク

ゴールデン・ウィークをいいことに、東京からたずねてきた親友Rとロードトリップに行ってきました。

最初のストップは、フィラデルフィアで行われたグレイトフル・デッドのコンサート。
1993年に初めてアメリカにきたときに、ジェリー・ガルシア・バンドのライブを見て以来、デッドのメンバーのショーは何度か見てきたけれど、デッドとしてのショーは初めて。

ちなみに、ショーが行われた会場は、フィリーズの試合をやっているスタジアムのすぐ隣。
始まる時間もほぼ同じだったので、路上を赤いTシャツを着たフィリーズのファンと、タイダイのTシャツを着たデッドのファンがごちゃまぜに歩いている光景がおかしかった。
そうはいっても、みんな白人のちょっと大きめの人たち。
Tシャツを脱がせたら、確実に見分けのつかない感じでありました。

ちなみに、これはデッドのショーの会場で撮った写真。

これまで見た、屋外のスタジアムでのショーの客層に比べて、意外に普通のかっこをした人たちも多いけれど、全体的に9割以上が白人。そしてみんな大きいの。
この人たちと同じ音楽を好きだと思うと、かなり微妙な感じ。
でもいいの、好きだから。

デッド系のショーを、都会の屋内の会場で、というセッティングで見るもの初めてでした。
会場に入る前に、わりと厳しい身体検査があったので、やっぱり都会だから違うのかしらん、などと思ってみたが、中に入ると起きていることはまったくおんなじである。
デッドのショーを追いかけることだけに人生を賭けているデッドヘッズたちはいるし、驚くほどの熱狂ぶりだし、きまりすぎて車いすで連れていかれる若者はいるし。

NYの友人たちに、デッドのショーに行くんですよ、へっへっへ、などと言うたびに、
「君は気づいてないかもしれないけど、デッドはジェリーが死んだときに、死んだんですよ」などと言われていた私。
しかし、ショーの内容は、そんなこと言わせないくらいに素晴らしかったのです。
年齢層でいうと、3歳くらいの子どもから、階段をのぼるのもやっとという感じのおじいさんまで、幅広い人たちがきていた。
文化はこうやって受け継がれていくのですね。

デッドのショーを見たあとは、ジョージア州のブランズウィックというところまで南下して、「森のなかのホステル」というところで2泊した。


ヒッピーのおじさんが30年ほど前に始めた森のなかのホステル。
ものすごく原始的だけど、清潔で美しいツリーハウスに泊まることができる。
宿泊料は、ビーガンの夕食がついて、なんと25ドル。
ちょうど、ヨガのリトリートをやっていたこともあり、ヨガのレッスンをうけたり、湖で水浴びしたり、ツリーハウスで昼寝をしたり、美しい月の下、ビールを飲んだり、スタッフのドラムの演奏を聞いたり。
静かな森のなかで、体が喜んでいるのを実感した2日間でありました。

ちなみに携帯電話とコンピュータは禁止。
完全リサイクルを実践しているし、自然を汚さないための努力もすごい。
そのヒッピー具合といったら、かなり極端なので、最初の数時間は軽い違和感なんて感じたりして。

興味のある人は、「森のなかのホステル」を英訳してグーグルすれば出てくるはずです。
ちなみに、水洗のトイレはないし、蚊はすごいので、キャンプが苦手なタイプの人にはおすすめしません。

ニューヨークに戻る途中で友人からかかってきた電話に、「デッドのショーにいって、ツリーハウスに泊まったの!」と言ったら、「君ってヒッピーだったっけ?」と言われた。
ニューヨークのような都会に暮らし、iPhoneがないと生きていけない私はもちろんヒッピーではない。
「森のなかのホステル」の2日間はよかったけれど、あそこに5日もいたら、きっと気が狂ってしまうと思う。
しかし、都会に暮らす現代人が、森のなかで、夢のような2日間を過ごせたのは、「森のなかのホステル」を運営しているヒッピーの人たちのおかげ。
こういう旅があるからこそ、また都会の生活に戻れるのです。
というわけで、ありがとう、という気持ちでいっぱい。

旅から戻る途中、忌野清志郎さんが亡くなったことを知った。
車のなかで、大好きな「鳥の歌」をかけていたばかりだったので、とても悲しい。
まだ日本に住んでいた若い頃、テレビで「タイマーズ」を見て、ものすごい衝撃を受けた。
私にとって、忌野清志郎さんは、お上や法律が言うことは、必ずしも正しいことばかりではないことを教えてくれた最初の大人の一人だったような気がする。
忌野清志郎さんの残した文化が、これからも受け継がれて行くことを祈るばかりです。


| たまには日記 | 01:53 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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