2008年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年10月

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ブラック・マンデー?

Market's fall was nothing like that of Black Monday
という見出しがあった。
(ヒューストン・クロニクルのウェブ版が、NYタイムズから転載した体裁になっているけれど、NYタイムズのサイトでは見つからなかった。不思議)
今日のNY市場の急落に比べると、1929年大恐慌時「ブラック・マンデー」の落ちっぷりも、たいしたことではない、ということらしい。
例の不良債権買い取るという法案が下院で可決しなかったからだということなのだが、報道を見ていると「メインストリート(一般大衆)の逆襲」という空気を感じる。
これまでさんざん儲けてきたウォールストリートが自爆して、なんでそれを税金で助けなきゃいけないんだ、と自分の自治体の議員事務所に怒りの電話が殺到したとか、これをやったから確実に市況が改善する保証がないとか、そんなことで法案成立に必要な票を獲得できなかった。

マーケットがひけるくらいの時間帯に、証券会社に勤めるお友達からメールがきた。
「NO ならNOで代替案、だせよ~」って。
しかし、議員たちは、ユダヤ教の祝日で休みに入ってしまった。
まったくねえ。
決められた祝日とはいえ、ほとんどユダヤ教徒じゃないくせに、何を休んでいるんだろうか。
世界中の金融マンが泣いていることでしょう。

全部を読んでいるわけではもちろんないけれど、色んな媒体の社説やエコノミストの寄稿を読んでみると、救済措置はいらん、と書いているところもあるし、救済措置を通さないとまずい、と書いているところもあるし、意見が分かれている。
市場からは大きなNGを出されたわけですが。
しかし、ひとつだけ一致しているらしいことは、とにかくこのままではまずい、ということらしい。

私は専門家ではないので、どうすればいいか、なんてことは自分の頭脳を超えた質問なので、リーマン・ブラザーズにはじまって、今日の暴落にいたるまでの一連の出来事が何を意味するか、のほうに興味がある。

陰謀説が好きな友達が、こんな状況でも誰かが得をしているはずだ、っていう人もいるってことを教えてくれたけれど、個人的には、市場を相手に大きなゲームを繰り広げていた人たちが、もっと大きな力に遊ばれてしまった、っていうことなんじゃないかっていう気がします。
ローン返す能力の怪しい貧困層にローンを貸し付けてさんざん儲けた人たちや、カラ売りでさんざん儲けた人たちが、最後には大損している。
神の見えざる手に勝負を挑んで負けた、っていう感じ。
根拠はありませんが。

おまけに、ブッシュ政権はこれまでたくさんの嘘をついてきたと感じている人が多いわけで、ポールソン財務長官が、救済措置をとらなければ、ウォールストリートからメインストリートに飛び火しますよ、と何度脅したところで、すでに不景気と原油高にあえいでいたり、政府に不信感を抱いている有権者たちが、ついに、そうはいかないよ、って言っているような構図が見える。
もちろん、飛び火はするんだと思うけど。

というわけで、選挙がどう転んでも、暗い暗い時代が待っているような気がします。
タクシー乗るのも怖くなってきた・・・
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| 時事 | 15:47 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ペイリン女史のインタビューと討論会

サラ・ペイリン女史を解放しろというプレッシャーに耐えかねたのか、マケイン陣営が、サラ・ペイリンを少しだけどしゃべらせるようになった。
ケイティ・クーリック(日本では、コーリックと表記されることが多いようですが)によるサラ・ペイリンのインタビューが放映されて、ペイリン女史はどうやらおつむがよろしくないらしい、ということがわかった人が増えたようです。
ロシアとアラスカが隣りにあるということを、もごもご何度もしつこく言ったり、「caricature」という単語を言おうとして言えなかったり。
その様子はあまりにもひどくて、これ以上恥をかかないために、何か理由をつけて選挙から撤退したほうが良いのでは?とよけいなお世話を焼きたくなるようなものでありました。
やっぱり、サラ・ペイリン解放運動か。

金融危機の後押しもあって(景気が問題になると、民主党に票が強いので)、サラ=おばかの構図だけが要因ではないと思うけれど、ここ2、3日で、世論調査の結果にずいぶん動きがでてきている。
だんだんマケイン上院議員が追い込まれてきましたよ。

というわけで、今日はオバマ対マケインの討論の初回。
金曜日だというのに、家でテレビにかじりついていました。
テーマは外交。
1時間半の討論は、いまひとつ決め手に欠けるつまらないものでありました。
テーマは「外交」とはいえ、やっぱり最初の話題は、金融危機。
二人とも、お互いを批判するばっかりで、いまひとつ危機感とインパクトに欠けたような。
今のところ、どういう措置を取るかが決まっていないだけに、及び腰になるのはわかるけれど、わっかてんのかなあ、深刻だってこと、ってほんとにがっかりしちゃった。

こんなことなら、映画のひとつでも見ればよかった、と思うくらいだったけど、どっちかというとオバマの勝ちかな~、なんて思っていたところ、評論家やストラテジストたちは、オバマは守勢に追い込まれていた、マケインの勝ちと評価していた。
討論会直後の電話調査では、オバマ勝ちという意見が多かったみたいだけど。
こういうのが、いまだにわからないときがある。

ちなみにひとつ気がついたこと。
オバマが、世界におけるアメリカのイメージを改善しないといけない、という意見を言ったときに、視聴者の好感度を示す折れ線グラフが一気に上がった。
共和党支持者も、民主党支持者も。
この国の人たちも、意外とアメリカのイメージを心配しているようです。
意外でしょ。


| 政治 | 13:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ペイリン女史を解放せよ?



うちの近所がすごいことになっている。
電話で撮った写真ではわかりづらいかもしれないが、国連の周りはものすごい厳戒態勢。
特に今日は、例のサラ・ペイリン女史がニューヨークにきたとあって、大騒ぎであります。
わんこの散歩に出たら、わんこが警官の足元におしっこをひっかけそうになりってえらく焦った。
ぴりぴりしているだけに、笑ってすませてくれないかもしれないし。

今日のペイリン女子は、アフガニスタンのカルザイ大統領やキッシンジャー元国務長官と会談したらしい。
しかし、記者からの質問はいっさいNGということで、メディアからは総スカン。
副大統領候補に指名されてから、記者会見も一度もやっていない。
CNNのアンカー、キャンベル・ブラウンが、質問を受け付けないマケイン陣営の対応は、ペイリン女史に対する「セクシスト(女性蔑視的)対応」だと怒っていた。
本当にペイリンが能力があるんだったら、取材くらい受けろって。
「Free Palin(ペイリンを解放せよ)」というスローガンを掲げて。
もちろん皮肉だと思いますが。

アメリカの田舎ではとっても人気の高いペイリン女史ですが、確かに見ていると、やっぱりパペットなのよね、と思わざるをえないところがある。
だって、毎日いろんなところで遊説しているけれど、すべてプロンプターあり。
質問にはいっさい答えない。
台本なしではダメってことなんだろうと想像する人が多いのも納得です。

それにしても、ヒラリー脱落で浮いた女性票をかすめとるための戦略として、単なるお人形をかつぎだしているのだとしたら、本当に女性をなめている。
もちろん、あっさりだまされる女性有権者も多いと思われるから、この戦略は失敗といえないところが悲しいところ。

いよいよ副大統領候補同士の討論会が始まれば、化けの皮がはがれるさ、という声も聞こえるけれど、やるはずだった討論会がすでに一度キャンセルされているし、マケイン陣営は必死に阻止しようとするだろうから、本当にやるのか風向きは微妙であります。

週末、CNNで、歴代の国務長官たちを招いて、次の外交政策を論じるというフォーラムをやっていた。
そのなかで、パウエル元国務長官が、
「マケインは親しい友人だけれども、友人だという理由だけで投票するわけにはいかない。オバマのことは尊敬しているけれど、黒人だという理由だけで投票するわけにはいかない。そういうメンタリティを超えないといけない」とコメントしていたのを見て、そうなのよね~と、深くうなずいてしまった。
女性だからペイリンに投票するとか、黒人だからオバマに投票するとかしないとかっていうのはもう古いはずなのに、いまだに多くの人が、その考え方から抜け出せないでいる。
世代的な問題なのだろうけれど。

そして今日の話題のもうひとつは、例の7000億ドルの公的資金による金融機関救済措置問題である。
7000億ドルと額が大きいだけに、それが一般市民に何を意味するのか、それぞれのメディアがいろんな説明を試みているのだが、CNNは、それをマクドナルドのアップルパイに置き換えていた。
国民一人あたり、マクドナルドのアップルパイ2000個ずつって。
もともとぴんとこなかったのに、さらにわからなくなった感じ。

個人的には、問題になっている金融機関を救済しないと、景気がさらにやばくなるっていうコンセプトはわかる。
それにしてもねえ・・・
イラクの戦争をやめて、そのお金をまわすとか、救済する金融機関を公社にして、こうなるまで事態を放置した企業幹部のサラリーを公務員レベルにするとか、そのくらいクリエイティブなアイディアが出てこないものだろうか。
出てくるわけないか・・・
そもそも、7000億ドル、ないじゃん!って突っ込みを入れたいところですが、国債をばんばんすって、他の国に買っていただくという筋書きです。
さて、どこの国が買うのでしょうか?
と、考えたらさらに暗くなったので、このへんでやめておきます。

| 政治 | 14:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アメリカ一周の旅、無事に終了



テキサスから、ルイジアナ、ミシシッピ、テネシーを通過して、ニューヨークに戻ってきました。

結局、横断X2にかかったのは3週間。
走行距離は、当初の予定を大幅にオーバーして、9153マイル(14,730キロ)。
平均すると1日700キロと考えると、よく走ったものです。
上の写真は今回の旅で大活躍してくれたテント。




日程もちょぴっとオーバーしたので、最後の2日は運転に専念した。
ペンシルバニア、ニュージャージーからトンネルを抜けて、マンハッタンに入ってきたとき、あまりのショックで、笑いだしてしまった。
Canal Streetを、メッセンジャーがちゃりんこで逆走してくる姿や、片手にブラックベリー、反対の手にiPodを持って車道のど真ん中に立ちはだかるスーツ姿の金融マンらしき人の姿に、ニューヨーカーがよく言う"Only in New York"というフレーズがこだまする。
思えば、コネティカットからニューヨークに引っ越してきて10年の間、3週間もあけたのは初めてのこと。
東京から帰ってくるときは、それほどショックを受けることはないけれど、内陸ばかりを旅してきただけに、ショックの度合いも大きかったみたいです。

3週間の間、頭のなかのメーターが作動して、おや、どうやらこのあたりでは歓迎されてないらしいぞ、という気がしたことは何度かあっても、危険な目にあうこともなく、スピード違反のチケットを切られることもなく、無事に戻ってこれたことが奇跡のようである。
自宅に戻ってから最初の24時間は、ゾンビのごとくひたすら呆然としていたような。

下の写真は、最後のキャンプの夜に見た夕日。
この旅の最中、忘れられない数々の風景を見た。
数えきれないほどの思い出と新しい友達がたくさんできた。
アメリカを見る目が確実に変わった。
そして、自分も、少しだけ成長したような気がします。



戻って来た現実の世界は、ひっくり返ったような大騒ぎ。
ニューヨーク周辺地域で4万人が職を失うとの見通しというから、きっといろんなことが変わっていくのだろうと思います。

アメリカを一周してわかったこと。
アメリカの人たちは、共和党や民主党に代表される価値観を地で生きているのに、政党は、普通の人たちのことをちっとも救えていない。
政治が何かを変えてくれると思うのは、やっぱりナイーブなのかもしれません。

| 旅先から | 08:45 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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テキサス州マーファにて。

つい数日前、ハリケーンの影響はないみたい、なんて書いたけれど、テキサス南部で洪水により足止めをくらった。
会いたい人がいたので、さらに南下するつもりだったけど、旅先で知り合った大金持ちのおばさまに、
YOU MUST NOT GO THERE TODAY!
と厳しい口調で言われ、うーむ、どうしたものかと思案している間に、あれよあれよと、おばさまが所有する建物に泊まることになっていた。
今日どこからともなく現れたばかりの馬の骨娘2人をとめていいんですか、とこっちが不安になったけど、結局はありがたく泊めていただいた。
泊めていただいたのは、テキサスのマーファという街にかつて米軍が建てた歴史的建造物。
ドナルド・ジャッドが居着いたことで有名になった街だけど、この建物がたったのは20世紀の初頭である。
今はおばさまが作った非営利団体の所有物になっている。
日が暮れてから、昼間に聞いた、ここに捕われていたというドイツの戦争捕虜たちの話を思い出してぞーっとなりました。
大雨のせいで、写真をとりそびれたのがとっても残念。

別れ際に、どうやってお礼をしていいのやら、とつぶやいたところ、あったりまえでしょ、と言わんばかりの南部なまりで、
You will be good to other people, ladies.
と教えをいただいた。
知らない土地で、知らない人たちが、びっくりするような善意を示してくれる。
なかなかできることじゃないけれど、私もがんばろ、と思ったのであります。

そして今朝は、国内ではカルト的に有名な90歳の画家/カウボーイのおじいちゃんと朝ご飯を食べてから出発した。
オオカミをつれてあらわれたおじいちゃん、すべてが非現実的すぎて妙な気分です。

ところでニューヨークは、メリルリンチとリーマン・ブラザーズの件で大騒ぎ。
いくつかメールがきていたけれど、本当に遠い世界のことに思えます。
ちょっとずつニューヨークが近づいてきたけれど、現実の世界に戻るのが恐ろしい・・・







| 旅先から | 12:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アリゾナ、ニューメキシコ、そしてテキサスに



アリゾナのナバホ族の居住区やニューメキシコのタオス・プエブロを通過しながら、ニューメキシコを南下し、ようやくテキサス西部までやってきた。
ハリケーン・アイクの影響が心配だったけれど、さすがにテキサスはでかいので(カリフォルニアよりもでかい)、同じ州でもまったく影響がないもよう。

上の写真はニューメキシコの北部の街マドリッドで撮った。
2年前にも通過したことがあったけれど、今回の旅でさらに好きになった。
自然もあるし、文化もある。
白人よりもヒスパニックやネイティブのほうが多くて、みんなが混ぜこぜに暮らしている。
とってもピースな土地である。
いつか年をとったらここに住みたいなあ、と思うくらいです。

アメリカ一周の旅も2週間を超えた。
走行距離は、6200マイル強。キロに直すともう1万を超えた。
行く先々で出会う人々に、「~に行きなさい」とか「~の@@さんと話すといいよ」というアドバイスをもらいながら旅を続けている。
そこの空気を吸っているだけで暗い気持ちになるような街もあるし、ずっといたいと思う街もある。
共通項といえば、どこに行っても、出会う人がみんなこの国の将来を憂い、心配しているということ。
共和党支持の人も、民主党支持の人も、アナーキストも、インディペンデントも。
政治もメディアも、この人たちのことをちっとも代表していないなあ、とつくづく思う。

車を運転しながらラジオをつけても、聞きたい番組がない。
オバマを厳しく批判するコンサバ系ラジオ、サラ・ペイリンをバカにするベラル系ラジオ、UFOの話をするカルト系ラジオ、そしてスポーツ番組。
なんだろう、このバランスの悪さ。
温かい人と出会ってハイな気分を味わい、車にのってラジオにうへっとなる、の繰り返し。
そんな気分が今のアメリカを象徴しているような気がします。

| 旅先から | 16:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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北カリフォルニアにて



カリフォルニアを南下して、ユタ、アリゾナを通過してニューメキシコまでやってきました。
連日のモーテル暮らしとレストランの食事に飽きたので、ここ数日は、ヨセミテやザイオンでキャンプ&自炊してみた。
やっぱり自然はいいですね。
女子2人のキャンプなので、夜中にがさごそ音がしたりするとちょっとびびるけれど、テントの隙間からこっそり外を見ると、音の正体はシカだったりする。
のどかです。

旅の前半はいい出会いばかりで気分よくここまできたけれど、2日ほど前に愉快でない、というか、ものすごく不愉快なコトがあった。
北カリフォルニアの小さな街で、朝ご飯を食べようと、メキシカン系のダイナーに入ったときのこと。
お客さんは、私たちと、白人の老夫婦だけ。
メキシコ人のオーナーが、老夫婦のテーブルに注文をとりに行って、
「ところで、オバマのファンじゃないよな」
と聞いた。
Hell NO!
と答える老夫婦。
ああ、共和党支持なのね、と聞き耳を立てていたら、話題は不法滞在移民にうつっていった。
オバマは、不法移民を取り締まらないだろうからけしからん、とオーナーが言ったので、ええ?お前もメキシコ人だろ、と思って顔を上げると、得意げな顔で
「オレは順当な手続きを踏んでアメリカ市民になった。不法のドラッグディーラーたちのおかげでメキシコ人のイメージが下がって迷惑だ」
みたいなことを言った。
不法=ドラッグディラーと決めつけるのもすごいし、今は順当な手続きを踏んだとしてもなかなか市民にはなれない。
こういうヤツいるんだよな~と思っていたら、話はさらにすごいほうに展開していった。

「でも心配しなくて大丈夫。オバマが当選した日には、ライフル持ってワシントンに駆けつけるやつらがたくさんいるから」
え?と思った瞬間に、グレースも凍り付いた。
そして、オーナーは、ちょっと声を潜めて
「あいつこそがニガーだよ」
とささやいたのであった。
そして、よく言ってくれました、とばかりに満足げな表情でうなずく老夫婦。
二人してさらに固まる私たち。
とにかく嫌な気分になって席を立って出発した。

数日前に、黒人には投票しないと言っている15%のアメリカ人有権者がいるというのが信じられない、と書いたけれど、ここにいましたよ。
モンタナでも、ワイオミングでもなく、リベラルなはずの北カリフォルニアに。
しかも、本気で、あいつ死ねばいいのに、と思っているやつらが。

私が尊敬するゲーリー・スナイダー先生に、「人間としての心とジャーナリストとしての心は分けなければいけない」と言われたことがある。
わかりあえないと思っても、話を聞いてみるだけの努力をしよう、と思っていたけれど、やっぱり、こういう人間を目の前にして、話をしよう、とは思えなかった。
あほか!とつばをひっかけるくらいの勇気がなかった自分たちが情けなく思えたのでありました。








| 旅先から | 01:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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西海岸に到達



ここまで、若者のいなくなってしまった過疎地のおじちゃんたちと出会いながら、9日目にしてウエストコーストに到達した。
ここまできただけでも、アメリカを見る目が変わったと思う。
共和党のメンタリティも体感したし。

それにしても、さすがにちょっと運転疲れ。
日々、ラジオから流れてくる選挙トークがだんだんうっとおしく思えてきた。
だって、リベラルもコンサバティブも、とにかく極端なんだもん。
これじゃあ国としてまとまれないよな、と妙に納得であります。
そして、世論調査によると、オバマとマケインの競争はどんどんタイトになってきたもよう(サラ・ペイリンのおかげで)。
泣いても笑っても、あと60日ですよ。

| 旅先から | 15:15 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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リトル・アップルにて



今日はモンタナとアイダホの日でした。
ニューヨークの人たちは、モンタナやアイダホのような場所を恐ろしい場所のように思っている。
他人の土地に足を踏み入れると撃たれるとか、マイノリティだとじろじろ見られるとか、そういったことである。
(そして多くの人が心配してくれた。お友達のKちゃんは、ペッパースプレーを持たせてくれた、ありがとう)
そして私もそう思っていた。
おそろしい田舎に、アジア人を見たことがない白人ばかりが住んでいると。
っていうのは大げさか。

しかし、今日はモンタナのマンハッタンという街(リトル・アップルと呼ばれている)やアイダホのサーモンという街で、いろんな人たちに出会った。
とにかく、長距離を運転しながらの旅、そして、どの街がどんなふうなのか、いってみないとわからないということもあり、とにかく手探り。
こんなところで誰かと出会えたりするんだろうか、と毎朝不安な気持ちで出発する。
それなのに不思議なことに出会えてしまう。
こんな田舎でファーマーのおじちゃんたちとハングアウトする日がくるなんて、思ったこともなかった。
やっぱり行ってみないとわからない。旅はいいもんです。

ちなみに今、モーテルの部屋でCNNを見ている。
ラリー・キング・ライブにマイケル・ムーアが出ている。
ラリーが、「アメリカ人の15%が黒人の候補には投票しないと言っている」とマイケル・ムーアに水を向けたら、マイケル・ムーアが、信じられない、という顔で、
Is that an American thing to do?
と言った。
旅をしているかぎりは、そんな現実がなんだか信じられない感じ。
やっぱり私がナイーブなんだろうか。

| 旅先から | 13:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ペイリン女史とサウスダコタ

ようやくサウスダコタの西端くらいまで走ってきた。
州の途中でいきなりタイムゾーンが変わってびっくりした。
そんなこと、あるのね。

毎日、平均500~700キロくらいは走っているのだが、運転中はわりと暇なので、音楽やラジオを聞いたり、おしゃべりしたりしています(フォトグラファーのグレースと)。
そしてやっぱり今ホットな話題は、副大統領候補ペイリン女史であります。

そしていろんな方面から、いろんなペイリンのパロディが送られてくる。
今日きたのはたとえばこれ。
ペイリンの17歳の娘が妊娠した、というエピソードと、アラスカの都市ジュノー、ティーン妊娠 を取り上げた「Juno」にひっかけている。
何か起きるたびに、クリエーターたちが腕自慢をしているみたいだ。
残念ながら、ネットに転載できないようなモノもありますが。



ペイリンに対する一番の批判は、人口5000人の都市の市長だったやつが、アラスカの知事になって2年で副大統領になれるか!!というところらしい。
そりゃ、ごもっともなつっこみである。
サウスダコタを走っていると、人口が数百人というコミュニティの横を通ったりする。でも、すごく小さく見えるコミュニティも、人口を見ると、18000人と書いてあったりする。
ペイリンが市長をつとめた街よりでかいってことではないか。
それなのに、やっぱりペイリンが女だ、というだけで投票しようと思っている女性は多いようです。悲しいかな。

話は戻って、私たちの旅は、すっかり過疎の地に入ってきたため、人と出会うのも一苦労である。明日からはワイオミング、モンタナ、アイダホ、とさらに過疎の世界に入っていきます。
ようやく西海岸が見えてきた!



写真は、クレージーホ(ネイティブ・アメリカンのチーフ)の銅像。
手前に見えてるのがモデル、後ろが制作途中で中断されているもの。
不思議でしょ。


| 旅先から | 14:08 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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そしてアメリカ一周の旅へ

前回のブログを書いてから、ずいぶんたくさんのことが起きた気がします。
民主党大会では、テッド・ケネディの演説に涙し、ヒラリーの演説にやっぱりお前はすごいと感心し、ビル・クリントンの演説にほっとし、オバマの演説にもう一度涙し・・・
こう書くと民主党を盲目的に支持しているように聞こえるかもしれないけれど、そんなことはなくて、それでもやっぱり見入ってしまうのは、やっぱり政治集会でもそのエンターテイメント性には目を見張るものがあるのです。
そして、この場で話をした人たちは、この国でも屈指のスピーカーたちなだけに、言葉の力ってすごい、と再び感心してしまったのでありました。
言ってることとやっていることが一致しているかはまた別の問題ですけれど。

先日、ビースティボーイズのアダム・ヤウクに再び電話でインタビューした。
某雑誌で、「アダムはすっかり大人になった」と書いてあったので、そのことについて突っ込むと、
I don't know what grown-ups are like.
But when you can sit and watch political speeches without getting bored, maybe that means you are a grown-up.
大人がどんなものかわからないけれど、政治家のスピーチを飽きずに見れたら、大人になったってことかもね。
という返事が返ってきた。

さて。
民主党大会が終わり、グスタフがやってきて去っていったようですが、その間に、私は車に荷物をつめて再び旅に出発しました。
今回は、初めての大陸横断。しかも往復。
“アメリカ人”って何者だ、という疑問からスタートした旅、ブッシュでもない、パリスヒルトンでもない、しかも普段行かないような場所に住んでいるアメリカ人と出会いたい!という旅です。
そんな酔狂な企画をサポートしてくれたのは、雑誌コヨーテです。
素敵な雑誌です。

というわけで今日は、Day 4。
本当は南をまわろうと思っていたけれど、ハリケーン・グスタフがきたので、急遽北回りに変更。
ペンシルバニアからオハイオ、イリノイ、ミネソタときて、今日はサウスダコタに入りました。
最初の数日間は、リズムをつかむので余裕がなかったけれど、だんだん楽しむ余裕が出てきたきがする。

この写真は、ミネソタとサウスダコタの州境あたりで見た夕日。


というわけで、旅はまだまだ、まだまだ続いていくのでありました。


| 旅先から | 15:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

2008年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年10月

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