2008年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年08月

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

Wの功罪

オバマがヨーロッパでロックスター並みの熱狂に迎えられた、とか、マケインの顔のできものが、とか、ニュースはすっかり大統領選挙に支配されているもよう。
それもそのはずです。
だって、任期ももう残り半年を切り、ほとんど何をしているのかよくわからない。
アメリカの選挙システムに疑問を感じるところは、選挙に時間がかかりすぎて、その間、そのときの政権が無駄に時間をすごしているように感じてしまうところ。

でも最近、Wの頭文字を目にすることが増えた。
われらがブッシュくん、ひさびさに見ると新鮮。
なんてことはないか。

今となっては、Wのやったこと、特にイラクを侵攻したことについては、「ウソをついた!」と思っている人が多いわけなのですが、「殺人罪で起訴しろ!」と怒っている御仁がいる。
ヴィンセント・ブグリオーシさんというノンフィクション作家です。
この人は、昔、カリフォルニア州の敏腕検事としてならした人で、殺人鬼チャールズ・マンソンの裁判をやって有名になったの。
そして、最近、「The prosecution of Geroge W. Bush for Murder(ブッシュ大統領の殺人罪における起訴)」という本を書いた。
その主張は、法的にいって、ブッシュ大統領を殺人罪で起訴することができる、といういたってシンプルなもの。
先日、タクシーのなかでラジオを聞いていたら、ブグリオーシさんが、「ナショナル・メディアからまったく取材されない」と怒りくるいつつインタビューに答えていた。
そっかー、やっぱりマスコミも現職の大統領には弱腰だなあ、なんて思っていたら・・・
下院の司法委員会に招聘されて証言しているのではないですか。
やるな、下院。
立役者は、今さら弾劾するには時間がない、と判断したクシニッチくんらしいけれど。

しかし、これを見て、Wはどう思っているのだろうか。
怒ってるだろーなー。
ていうか、やれやれ~って思うと同時に、さすがに現職の大統領なだけに、大丈夫か、とブグリオーシさんのことがちょっと心配。
でも逆にいえば、任期が終わったら、さらにいろいろ噴出しそう。
多方面から。

そしてそんなWにさらに悪いニュース。
オリバー・ストーンが、ブッシュを題材に映画を撮ったらしい。
予告、ここでご覧下さい。


でもこの映画を見たいかどうか、ちょっとビミョウ。
貴重な2時間を投資して、やっぱりバカだったんだ、って確認すればいいのだろうか。
それ、あまりに不毛な気がします。
スポンサーサイト

| 政治 | 15:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

アート・バブルとロウワー・イースト・サイド



今週は、某誌のNY特集の仕事で、ロウワー・イースト・サイドに急増するギャラリーを取材している。
去年の夏、エスクァイアのNY特集でアートページを担当したときは、チャイナタウンとロウワー・イースト・サイドのギャラリーはあわせてせいぜい5軒くらいしかなかったけど、今はたぶん軽く15軒くらいはあって、さらに秋には5軒くらいオープンするらしい。
チェルシーの雄、リーマン・マーピンも、昨年の夏、ロウワー・イースト・サイドに新しいブランチをオープンした。
恐るべし増え方です。
ロウワー・イースト・サイドのきったないストリートに、ギャラリーがある光景はなんかニューヨークらしくていいと思う。
やっぱりニューヨークはこうでなくっちゃ、なんて思っちゃった。

NYのお高い現代アートといえば、これまでメッカはチェルシーの西端(ファー・ウエスト・チェルシーともよばれる)だったのだが、数年前から、チェルシーの家賃の高騰を嫌うギャラリーや、新興ギャラリーが、東のほうに移動してきたのです。
いまだにチェルシーには、300軒以上もギャラリーがあるけれど、「チェルシーで出していれば売れる」という時代はもう終わったようで、よっぽど名前がないかぎり、最近はなかなか苦しいらしい、という話を聞いたことがある。
個人的にも、確かに、チェルシーのギャラリーは、5軒くらい見ると疲れちゃう。
お茶を飲むところも少ないし、敷居が高い感じがするのも、疲れちゃう理由のひとつかも。

で、今日、取材した先のギャラリーのオーナーが、小声で
「知ってる?ニューヨークのアートバブルはもう弾けたんだよ」
と教えてくれた。
いつ?と聞くと、去年の12月、大きな値崩れがあったらしい。
でもみんな小声でささやきあってるだけらしい。
だって、公にしゃべると、状況がさらに悪化しちゃうから。

彼によると、たとえば、大御所メアリー・ブーン・ギャラリーのメアリー・ブーンさんが、どこかの新聞に、売り上げが50%下がった、と言ったらしい(新聞記事、探してみたが見当たらず)。
When she says 50%, it really must be 80%
彼女が50%っていうときは、ほんとはきっと80%だよ、と笑うこのオーナー。

みんな、いつか弾けるって思ってなかったのかなあ?と聞いてみると、
Everybody saw it coming, but they all milked it and milked it until the cow didn't have milk anymore.
みんなくるって思っていたけど、それでも、牛のミルクがなくなるまで、ミルクをやり続けたのさ。
このへんの仕組みは、株も不動産もみんな一緒である。
みんな、自分はババをひかないと思って、やり続けちゃうわけです。

ちなみにチェルシーの家賃が払えないギャラリーがやってきたことで発展したロウワー・イースト・サイドの地価も、今ではほとんど変わらないらしい。
ニューミュージアムがオープンして、ギャラリーの数も増えた。
チャイナタウンの家主たちだって、やった、って思うだろう。
どんどん周期は短くなっているが、ニューヨークのアートシーンは、家賃が高くなる→安いエリアを見つけて移動する→急に発展する→家賃が高騰する、の繰り返し。
これ以上、どこに移動するのだろう、と思うけれど、きっと、また別のエリアに動くんでしょう。

ちなみにくだんのオーナー氏は、うちは安い家賃で長期リースを結んだから大丈夫、と余裕顔。
でもね、かわいそうなのはアーティストだよ、って教えてくれた。
チェルシーのバブルのおかげで、いいものも悪いものも値段が上がった。
でも一度、1000万以上の値段がついちゃうと、そのあとどれだけ景気が悪くなっても、安い値段をつけることが受け入れられない。そうやってダメになったアーティストたちを山ほど見て来た。
だから、値段は自分のプライドと生活が満足する程度で、安めに設定しろっていつも僕は言ってるの。

アートの世界も大変ねえ。
そういえば、もうすぐ日本で公開される「ビューティフル・ルーザーズ」のアーロン・ローズ監督にインタビューしたときに、彼が、映画に登場するアーティストたちについて、
「大切なのは、彼らが、売れようと売れまいと、淡々と創作を続けていく奴らだってこと」
と言っていたのを思い出した。
お金はだいたいにおいてコトをフクザツにするけれど、そんな気持ちでやらないと、きっと惑わされちゃうってことかもしれません。


| アート | 12:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

"Sex and the City"についての考察

5月末にNYで"Sex and the City"の映画版が公開され、それにあたって、サラ・ジェシカ・パーカーをはじめとする4人組と、脚本と演出のマイケル・パトリック・キングに取材した。
原稿はかなり前に書いてあったのだけれど、日本での公開を前にゲラが戻ってきて、"Sex and the City"についてまたちょっと考えていた。
読んでいただければわかるけれど、AERA の記事のキモは、「なんでそんなにウケるか」ということである。

"Sex and the City"マニアたちに話を聞くと、だいたいにおいて「共感できる」という返事が返ってくる。
そして、だいたいみんな、4人の一人に自分を重ね合わせたりするらしい。

4人に取材をしたときに、ミランダ役のシンシア・ニクソンが、"Sex and the City"を"Bill Cosby Show"と比べていた。
ビル・コスビー・ショーが、黒人中産階級の生活ぶりを示して共感を得たように、"Sex and the City"は、シングル女性たちの生き様を見せた、ということです。

There are single women out there in the 30's and the 40's who are earning their own money and spending their own money.
And it can be wonderful and doesn't have to be sad and lonely.

30代、40代でシングルというと、どうも痛々しい感じに思われがちなところを、痛々しく見せなかったところが、女性たちにウケたのでは、という分析です。

個人的に、「なんで女性は"Sex and the City"が好きか」よりも興味をそそられるのは、「なんで男性は"Sex and the City"を好まないか」である。
前にも書いたとおり、"Sex and the City"をテレビで見ようとして男性にブーイングされたこと、あるもんね。


でも最近気がついた。
私の周りにいる男子は、意外と"Sex and the City"を見ているのです。
私と仲良くするくらいだから、オープンマインドな人が多いと思うのだけれど、"Sex and the City"を見て、女ってやだなと思わない男性はとても素敵だと思う。
そして、"Sex and the City"を見ている男子は、女性扱いがとてもうまいような気がする。
見ているからうまいのではなくて、女性の本質をわかっている男子は、あれを見ても、いやな気持ちにならないのではないか、と考えてみた。
どうでしょ?その分析。

ちなみに"Sex and the City"を書いているのは、ゲイの男子であるマイケル・パトリック・キングである。
女性のこともよくわかっているし、男子のこともとてもよくわかっているのだと思う。
"Sex and the City"をみて、一番恩恵があるのは、きっと女子ではなく、もてない男子だと思うわ。
女ってわかんねーな、と思う男子にこそ"Sex and the City"は見てほしい、と思うのです。





| 映画/テレビ | 07:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

精神的な景気後退?

昨日、インボックスにデルタ航空からのメールが届いていた。
またもやチェックインのバッグに課金するとか嫌なニュースかと思いきや、複数のエアラインのCEOがサインした原油高についての"Open Letter"だった。

昨日、お友達とランチをした際に、やっぱりガソリン代の高騰の話題になって、彼女は
「そりゃあこれだけ使ってて、資源に限りがあるわけですから、上がりますよね」と言っていたけど、それだけじゃないんだよ、と投機買いの話をしていたのだが、昨日きたメールのテーマはまさにそれ。

メールから引用すると、こんな具合。
Twenty years ago, 21 percent of oil contracts were purchased by speculators who trade oil on paper with no intention of ever taking delivery.
Today, oil speculators purchase 66 percent of all oil futures contracts, and that reflects just the transactions that are known. Speculators buy up large amounts of oil and then sell it to each other again and again.

20年前、原油の現物を受け取る意図なく原油の契約を取引する投機筋が購入する原油契約は全体の21パーセントだった。
現在、投機筋が購入する原油先物は全体の66%で、それも公開されている部分にすぎない。
投機筋は、大量の石油を購入し、取引を繰り返す。

手紙は、原油高のおかげで、航空業界の雇用が減少し、サービスが縮小する、と言っていて、最後に、手紙の受け手に、
www.StopOilSpeculationNow.com.
というサイトにいき、ネット上で署名することをすすめている。

ちなみに、この手紙にCEOがサインしている航空会社は、デルタ、アメリカン、アラスカ、ジェットブルー、ハワイアン、エアトランス、ミッドウエスト、コンチネンタル、サウスウエスト、USエア、ノースウエスト、ユナイテッド。
ほとんど全社である。

タイミングを説明すると、ちょうど議会で、投機マネーを規制しようとする動きが高まっている。おまけに、原油高による航空業界全体の損失が2008年通年で100億ドルにものぼる可能性があるらしい(航空輸送協会のCEOが言っていた)。

ふむ。
こんなメールが航空業界からくること自体が非日常的なので、よく言った、とほめたい気持ちもなくもないけど、半分は、何をいまさら、と思う気持ちもある。
それだけじゃなくて、航空業界=被害者、という構図に何かしっくりこないものを感じるのであります。
だって、さんざん助成金をもらい、他の輸送手段に対して独占状態なのに、こんな状態になったのは、何も911や不景気や原油高のせいじゃないと思うのである。
投機マネーが原油高と関係していることは疑問の余地がないにしても、そして投機的な投資をしている年金とか、ヘッジファンドとかはある程度規制をしたほうが良いのだろうけれど、ここでまた航空会社を助けちゃうことが良いことなのかどうかは非常にビミョウな気がします。

ところで。この手紙が使っている「66%」という具体的な数字。
どこからきたんだろうと調べてみたのだけれど、ソースが見つからない。
おまけに、これについて書いている記事をたくさん読んでも、この手紙が使っている数字の出所を教えてくれる記事は見つからず。
私が知らない常識なのだろうか、なんて思ってみたけれど、やっぱり違うような気がする。
このへんのあたりも突っ込んでいただかないと困りますよ。
他人のふりみてわがふりなおせ、ですね。

そういえば、共和党候補のマケイン上院議員のスタッフが、また失言して大騒ぎになっています。

You’ve heard of mental depression; this is a mental recession
精神のうつ病については聞いたことがあると思うけれど、これは精神的な景気後退だ。
(depression=大恐慌/うつ病でコトバ遊びしてるんですね)
We have sort of become a nation of whiners
めそめそ文句をいうやつばかりの国になってしまった。

つまり、原油が高いのも、差し押さえ物件がものすごく増えているのも、大したことないって言いたいらしい。
こういうことを言う人の政党にまかせておいたからこんなことになってしまったのです。

そして、今日はもうひとつ発見があった。
この国の健康保険だと、避妊ピルはほとんど対象外。
なのに、バイアグラはだいたいカバーされてるんだって。
おかしい・・・・
何かが・・・

これについて、聞かれたマケインくん。
何も答えられない姿が何度もテレビで放映されていた。
日本ではマケインがあまり知られていないらしいので、今日は彼のパブリシティに貢献してやる。ふっふっふ。


| 政治 | 13:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

それぞれの人間に合う場所が・・・

先日、昔の同僚(ブラジル人、男子)Pと食事をした。
入社時期が同じこともあって仲良くなったPは、昼間は記者の皮をかぶっていたけれど、本当はハウスのDJで、ニュースルームでも、アフロの髪の毛がとても目立っていた。
それなのに。
待ち合わせの場所に登場したPは、短髪にスーツ姿。
どーなっちゃったのよ~、と大騒ぎしてしまった。

アフロにポロシャツだと会社でも現場でもガキ扱いされるから、もうあのルックスはやめたのさ、と悲しいことを言う。

DJだって最近はもうほとんどやってない。
だって、好きな曲があってもレコードが出ないから、ちっとも楽しくないよ。
CD使ってまで続けたくないもん。
でもね、仕事はラクだし、5週間の(!)バケーションはあるし、とってもハッピー。
キミはこんな素敵な仕事をみすみすと辞めてばかだなあ、なんてことを平気でいう。
ちょっと疲れ気味だったこともあって、私がバカだったのか、なんて一瞬考えてしまった。

そして昨日。
キャブに乗っていたら、クルマが突如止まって運ちゃんが、通りかかった警官と握手をしたうえ、知らないコトバで警官と談笑している。

ちょっと~、知り合い? ケーサツの友達がいるの?
と好奇心まるだしで聞いてみると、ジョン・ジェイ(犯罪学の研究で有名な大学)の同級生だったのさ、という。
同じハイチ系だってこともあって、仲良くなった。
そして、彼は警官になり、自分は運転手になった。
悪いと思いながら、好奇心に勝てずに聞いてしまった。
それで、いいの?って。

I realized that I was too honest to pursue criminal justice.
Living in the city, hassling, all that wasn't for me.
There are different places for different people.
犯罪学を続けるには僕は正直すぎたってこと。
シティに住んで、戦い続けるのは僕には向いてなかったんだ。
それぞれの人間に合う場所があるんだよ。

今は、タクシーを運転して、ニュージャージーの家に帰る。
静かな暮らしが合ってるのさ、と言っていた。
ヤツは黒人なのに警官なんて大変な職業を選んで今は大変だろうけど、そのうちばっちり年金をもらって、老後を暮らせる。
でも僕にはそれは向いてない暮らしなんだって思うんだ、って。

また運ちゃんにひとつ教えられてしまいました。
隣の芝生は青く見えるけど、私に大企業ライフはあってなかったんだ、ってこと。
たまに忙しくて疲れたりすると、会社員時代はよかったな、なんて思ちゃったりして、そんなことも忘れてしまいそうになります。

そういえば、Pも、あと10年くらい働いたら、どこか物価の安い静かなところで暮らしたい、と言っていた。
ニューヨークは家賃も高いし、息を吸ってるだけでどんどんお金がかかるから。
フランクフルトでの仕事をオファーされたけど、やっぱりそれはさすがに考えちゃうらしい。
フランクフルトは、平和でいいらしいけど、夜遊びに行く場所がないんだって。

どーせ、遊びになんてもう行かないくせに!
と突っ込んだら、
It is not the matter of if I go out or not,
It is the matter of knowing there are people out there, having a good time just in case I decide to go out.
オレが遊びにいくかどうかじゃなくて、遊びに出かけて楽しんでいる人がいるってわかっているかどうかの問題。遊びに行きたくなったときのために。

だって。
私もその気持ち、わかる。
ニューヨークに住んでいても、仕事の付き合いで以外で遊びに出かけることはすっかり少なくなった。
クラブなんてずっと行ってないしな。
すっかりださいオトナになってしまった気がします。
でもやっぱり、ニューヨークの暮らしをやめてもいいと思うまでにはまだ時間がかかりそうである。
たまに遊びに行きたくなることがあるかもしれないし。

| 普通の人々 | 04:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

アメリカの石油依存は~ マケイン上院議員

ここ1週間ほど、ニュースバードという番組で放映されるマーケットニュースを作るために、ロイターで市場の動向を追いかけている。
そして、ほとんど毎日、原油価格が史上最高値を更新しました、と繰り替えしている。
1バレル=50ドルで大騒ぎしていたのは、それほど昔のことでないような気がするけれど、今日は1バレル=144ドルだった。
そして、今日の株式市場は、ついにbear territory (弱気相場)に突入した。
最近の原油の動きや、株式市場の動きを見ていると、世紀末か?と思ってしまうけれど、そう思うのは、こういう仕事をしているからかもしれない、と思うときもある。
ニュースの世界では、「史上最高値」というようなキーワードがビッグディールになるわけですが、外に一歩出ると、ニューヨークの街は普通ににぎわっていて、暗い時代だということを忘れてしまいそうになります。

そうはいっても、ガスの値段が高いというこの状況は、人々の生活を確実に圧迫している。
そして今、不動産価格の下落も、差し押さえ物件の増加もとても深刻なことになっている。
ローンを払えなくなって家を失う、という話は、貧しい人の話かと思ったらそうでもなくて、ボクシングのホリフィールドとか、バスケのスプリーウェルも、家を取り上げられそうな状態にあるそうな。

ま、それは余談ですが、昨日テレビを見ていたら、共和党の大統領候補であるマケイン上院議員が、こんなことを言っていた。
American's dependence on foreign oil was a troubling situation 35 years ago. It was an alarming situation 20 years ago. It's a dangerous situation today.
海外からの石油に対する依存が、troubling → alarming → dangerousと変わってきた、と言っている。

これを聞いて腹が立ったのは私だけではないはず。
だって、中東の産油国や石油業界と癒着して、今まで放置してきた政党は誰?という感じです。

ちょっと話はそれるけど、全米ライフル協会(NRA)は、数百万ドルを投じて、オバマ上院議員を大統領にさせないためのキャンペーンを始めるんだそうだ。
なぜなら、オバマが大統領になると、自衛権(つまり銃を持つ権利)を取り上げられるのではないかと思っているから。
それに対して、CNNに出ていたコメンテーターが、こんなことを言っていた。

What good is it to have a gun to protect a home if you don't have a house because you've been foreclosed.
家を差し押さえられて守る家がなかったら、家を守るための銃がどんな意味を持つんだ?

ほんと、そのとおりだと思う。
最近の世論調査の結果を見ていたら、国民の約半数が、一番重要な争点として、「経済」をあげていた。
今、自衛権がどうのと言ってる場合なのかなあああああ?
数百万ドルあるんだったら、もっと建設的なことに使えばいいのに、と思ってしまうけれど、政治家やロビイストと、一般市民の間には、深くて暗い川が流れているんですね。
そんな状況は、どこの国でも一緒?

ちなみに前回の弱気相場は確か2001年のドットコムバブルがはじけたときだったように記憶している。
それを思うと、市場が上がったり下がったりするのは、自然の摂理のひとつで、またそのうち上がり始めるのだから心配する必要はないのかなというような気もするけれど、ガソリンスタンドを通りすぎると、いくらなんでもこれはないんでないの?と思ったりもする。
しかしこういう苦しい状況がないと、石油依存をジョークにしてくれるような技術革新は登場しないかもしれないし、変革は起きないのかもしれない。
今日という時代が、何かが変わる前の夜だといいと思うけれど、長い歴史のなかで今日という日が何を意味するのかがわかるのは、ずっと先のことかもしれません。

ところで。
イーモバイルのお猿さんのCMはキャンセルになったそうですね。
その後の報道などを見ていて感じるのは、「いいじゃん!」という主張の論拠が、「悪意がない」というところ。
その論拠もわかる。
でもやっぱり個人的には、「悪意がない」からOK、ということにならない例は、人種差別にかぎらず世の中にはごろごろあると思うのですが、どうでしょう?




| 政治 | 14:53 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

2008年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年08月

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。