2008年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年06月

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タルサ、ホープ、そしてクリントン

そして、旅の最終目的地はオクラホマ州タルサでした。
かつて、「ネイティブ・アメリカンのヒトラー」と呼ばれたアンドリュー・ジャクソンが、ジョージアやアラバマにいたクリークインディアンたちを、強制的にオクラホマの居住区に追いやった。
そのときに、クリークたちが通った道を「Trail of Tears (涙の道)」と呼ぶのだけれど、先日アラバマで会ったメディスンマンがいたのがこの道の始まりのあたり、そして、タルサが旅の最終地点だったのです。
つまり、涙の道を体験してみよう、ということだったのだけれど、車でも10時間以上かかる。
これを無理矢理歩かされたのかと思うとねえ、ほんと、胸が痛いです。

タルサでは、もうひとりの旅の友T(白人、男性)のお友達Aちゃん(クリークとメキシコ人のハーフ、女の子)のおうちに泊めてもらった。
Aちゃんは看護婦さんで、地元のパンクバンドのドラマー。
到着した夜、彼女は夜勤だったのだけれど、カギをおいていってくれた。
しかし、暗闇のなか、到着してちょっとびっくり。
だって、壁にライフルがかかってるんです~。
こんなふうに。



その後、2日を一緒に過ごす間に、音楽の話で盛り上がり、滞在中には、クリークの家族のお墓参りにまで同行させてくれた。
私好みの男前の女の子。
仲良くなったのをいいことに、ライフルや狩猟のことなんかも根掘り葉掘り聞いてみた。

ライフルの使い方は、今も練習中。やっぱり動物を仕留めたりするのはなかなか難しいのだという。
もちろん銃を人に向けることは絶対にないし、できるかできないかは別として、あくまでも目的は狩猟。
やっぱり自分が食べるものは、自分で調達できるようになりたいのだという。
I know some people think we are crazy, but I feel like they are hypocrites if they eat meat.
私たちのことをクレージーだと思う人がいるのもわかるけど、肉を食べている人たちがそういうなら、偽善者よ。
おまけに彼女の場合は、狩猟はりっぱに伝統の一部なわけですからね。

ちなみに、オクラホマは、ネイティブインディアンもとても多く、そしてとても貧しい「red states」の代表格である。
ラリー・クラークの「タルサ」をおぼえている人も多いと思うけれど、いまだにドラッグ問題が深刻な場所の話になると必ず話題に上る。
そして、Aちゃんのような人は、伝統的には共和党に投票してきた。
なぜなら、銃規制に反対だから。
でも、それがさすがに最近変わって来ているのだという。
ブッシュ政権が、景気後退に対してまったく無策であることや、やっぱり、戦争に行く若い兵隊たちの大多数が、こうい場所から出て行くわけですから。
共和党は、こういう人たちの支持を失いつつある。
もっとも、民主党が彼らを救えるかといったら、そうではないと思うけれど。

AちゃんとAちゃんのママが、いくつか周辺地域のお墓につれていってくれたのだけれど、ひとつのお墓で、黒人とクリークのハーフのおじいさんと仲良くなった。
友人Pが撮影をしている間、30分くらい話をしていただろうか。
終盤にかけて、おじいさんが、「ヒラリーはどう思う?」
と聞いてきたので、「オバマさんのほうが好きよ」と答えたら、

SHAME ON YOU!!!!!
WHAT IS WRONG WITH YOU?
とカミナリをくらいました。

キミは、あれだけ素晴らしかったビルの時代をおぼえていないの?
ヒラリーが大統領になったら、ビルが貧しい僕らを救ってくれるんだよ!
ヒラリーに投票することは、実は、ビルをホワイトハウスにもう一度送り込むことなんだよ!
どうしてそれがわからないの!!!!!!

と大コーフンのおじいさん。
実はビルに投票するつもりでヒラリーに投票している人はけっこう多い。
特にこの世代においては。

でもね、でもね、ヒラリーが勝ったとして、ビルに権限を与えると思う?
モニカの事件であれだけ恥をかかされたのに、自分が当選して、ビルを立てると思う?
そう思うとしたら、おじいさん、女のことを何もわかってないよ、
とジョークまじりに言ってみたら、おじいさん、呆然としてました。

ヒラリーは、ビルのことを許したんだよ、と小さい声で言ってたけど、
そんなはず、あるはずないじゃーん!!!!
とはりきって否定しておいた。
女の恨みは恐ろしいんです。ふっふっふ。

ま、それは冗談だとしても。
オクラホマは、ビルが生まれ、史上最年少で知事になったアーカンソーのとなり。
いまだにこのあたりの民主党の方々はビルが大好き。
ビルの生まれたその名も「HOPE」という街では、I MISS BILLというグッズとかが売られている。
私もつい買っちゃいました。マグカップ。

てなわけで、タルサで3泊し、途中寄り道しながらニューオリンズ経由で帰って来た。
とってもたくさんの人に出会い、とっても興味深い経験ができた。
こういうことのために、働いてるのよねえ、とあらためて実感。
さ、今日からまたがんばるぞ。







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| 旅先から | 08:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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心から笑いたいときに・・・

旅の途中で教えてもらったビデオ。

このヒトの表情の変化を見てるだけで笑えます。

| だからやっぱりやめられない | 10:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ジーザスランドへようこそ




ニューオリンズからアラバマに入り、北上して、旅の友Pの知り合いだというクリーク・インディアンのメディスンマンに会いにいった。
メディスンマンが住んでいるのは、アラバマ南部のアトモアという街。
昔使っていた電話番号が使われていないので、アポなしで行ったのだが、舗装道路から3マイルくらい走った森のなかに、メディスンマンのおうちを見つけました。
彼は、ちょっと前に森の土地を買い、今、まさに独力でおうちを建てている最中。
忙しそうなのにアポなしの客人を喜んで迎えてくれた。

アトモアは、隣の街に製紙工場がある以外、めっちゃ小さい田舎の街なのですが、何年か前に、いきなりカジノが登場した。
アラバマで合法なギャンブルはビンゴだけなので、この地のインディアンたちはカジノを建てられずにいたのだけれど、妥協案として、ビンゴとスロットが一緒になったゲームマシンを開発して、マシンだけのカジノを作ったということらしい。
今まさに、超高層ホテルが建設されているのだが、何もないいなかに急に登場するのでかなりきもちわるい(写真は今度アップします)。
そして、カジノで儲かったお金は、一般のネイティブのみなさんにはほとんど還元されないのだという。
メディスンマンはそれがいやで、居住区の役員をやめてしまったのだそうです。

When you stand up for people, they will call you radical.
人々のために立ち上がると、ラディカルと呼ばれてしまうんだよね。

というわけで最近は、森のなかに引っ込んでカヌーをほったり、家を作ったりしたり、たまには若い人たちに伝統工芸とか、ヒーリングを教えたりしているんだそうな。
でも伝統的なヒーリング方法を教えたりすることも、最近はあんまり喜ばれないんだって。
なぜならこのあたりのネイティブさんたちは、やっぱりこのあたりの文化の影響をうけて、信心深いキリスト教徒であることが多いから。

このあたりを走っていると、さすがバイブルベルト、とため息が出る。
高速のそばのビルボードから、車のバンパーステッカーまで、Jesus is......のオンパレード。
Jesus is Lord とか Jesus is everything とかね。
Jesus is all right!とかいうのもある。
このあたりの人たちは、よくall rightというフレーズを使うけど、北部の人たちとは微妙にニュアンスが違うみたい。
悪くない、という感じなのだけれど、ちょっとむしろ良い、というニュアンスが入ってる。

でも一番びっくりしたのは、黒人の強面のねーちゃんがのってた車についてたフレーズ
Jesus is my husband and the world is mine
ジーザスは私の夫で、世界は私のものよ

すごいでしょ?
なんのこっちゃ、ほんとにわかりません。
つまり、ジーザスは、このあたりのみなさんの自己表現の一部なのね、きっと。

ラジオをつけると、説教番組みたいのをやっている。
Whatever MTV tells you, you have to say to yourself:
That is a lie. I don't buy that.
MTVがなんと言おうと、自分にこう言い聞かせないといけない。
嘘だ、信じないぞ、と。

はっきり言って、こわい。
でもこれが南部の現実なのである、きっと。
そして、神様がこれだけ人気があるのも、やっぱり生活がとっても貧しいから。
これが、世界一の経済大国のリアリティなのかと思うと、とても暗くなる。
ジーザス信仰を理解しないとこの国のことはよくわからないのだとつくづく実感しています。

というわけで、旅はまだまだ続くのでした。






| 旅先から | 02:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Another day in Paradise

今週は南部を旅しています。
出発地点はニューオリンズ
そこから西へ西へと移動する旅です。

初日のニューオリンズは、車でうろうろしてハリケーン・カトリーナの被害をあらためて目の当たりにして呆然としたり、やっぱり名物のベニエやポーボーイと呼ばれるサンドイッチを食べたり、翌日からの移動に備えてちょっぴりのんびり過ごしました。

フレンチクオーターをうろうろ歩いていると、カトリーナのせいか、最近の信用危機のせいか、売りに出ているお屋敷がものすごく目につきます。
カトリーナ以来、一度も修復された様子のないような家もたくさんあるし、観光客もものすごく多いというわけでもないし、明らかに景気は悪そうである。
それにしてもみんなニコニコ。
どこからきたの?ナニしてるの?とすぐに会話が始まるのは、これ、南部ならではですね。
仕事はあんまりないし、景気も悪いけど、居着いちゃえば?楽しいよ、と声をかけられたりして。

デリのレジにいたパンクっぽいお兄さんに、元気?と声をかけたら
Another day in paradise
と答えが返ってきた。
みじめだけどみじめと思うともっとみじめだから楽園を想像してるんだって。
ありましたね、Larry Clarkの作品に。

ところで、南部といえば音楽シーンですが、ニューオリンズとかヒューストンとか、アトランタでは、bounce というヒップホップのスタイルがものすごい熱いらしい。
言葉でうまく説明できないけれど、わりと荒々しい感じ。
そして、女子のみなさんが、床や壁に手をついた状態で、ものすごく激しくお尻をふるの。
これはちょっと古いけど、まあこんな感じ・・・


さらにゲイの子たちがsissy bounceっていうジャンルを確立していて、ものすごいおもしろいから見に行こう、と誘われて、ローカルのクラブに行ってみた。
そもそも橋の下にあるちょっと怪しくもディープなヒップホップのクラブで、じろじろ見られずにものすごく歓迎される、という経験自体が珍しいうえに、sissy bounceの迫力といったらものすごくって、久しぶりの鳥肌体験でありました。

そもそもヒップホップ業界はスポーツ業界とはるくらいhomophobia が激しいと言われている。
なのに、ニューオリンズでは、ゲイの男の子たちのパフォーマンスに、男も女もみんなものすごく盛り上がっている。
なんだかとってもピースな気分になってきて、そりゃあパラダイスの一日だ、なんて思っていたわけです。

でも、トイレにいって、魔法がとけちゃった。
トイレでレズビアンのヒップホッパーにかわいがられそうになって気がついた。
ちょっと待て。みんな、逆のトイレを使ってるみたい。
がーん・・・
ってことは、男だと思っていたあのヒトたちは、、、
そして女のようにみえるあのヒトたちは、、、、、

確かに。
妙に納得。
でもね、ホモフォビアのヒトだって、自分の目でみたら、すごいと思うはず。
音楽はなんだって超えちゃうのである。
もしかして、sissy bounceは、ヒップホップ業界のホモフォビアを撃退する正義の味方になっちゃうポテンシャルを秘めているかもしれないのです。


| 旅先から | 17:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヒラリー・クリントンと「危険な情事」

も~、いい加減にして~と思っているのは私だけじゃないらしい。

オバマ陣営の幹部がこんなこと言って謝罪に追い込まれた。
Glenn Close should have stayed in that tub, and Sen. Clinton has had a remarkable career and needs to move to the next step, which is helping elect the Democratic nominee
グレン・クローズはバスタブのなかにとどまるべきだった。クリントン上院議員には、すばらしいキャリアがあったわけだし、次のステップ、つまり民主党の大統領候補(オバマ)当選を補助する段階に進むべきだ。

グレン・クローズって、あの「危険な情事」の怖いあの人ですよ。
バスタブから復活するシーン、覚えてますか?
言いたくなる気持ち、わかる・・・
最近のヒラ子さん、「こわ!」って思う瞬間はしょっちゅうあるし、「叩かれてもよみがえる」というゾンビ感が、「危険な情事」のキャラクターとかぶらなくもない。
もういいじゃん、やめても!!!って思うけれど、勝つまでやめない、ということらしい。

ここ数日、「結局、どうなの?」と何度か聞かれた。
なんだかもうわからなくなってきた。

ヒラリーが今日ウエストバージニアをとったといっても、ここの代議員数は28人。
まだ残っている州だってヒラリーが優勢と言われているけれど、どこも代議員数が少ないところばかり。
つまり、結局、この段階で、ヒラ子さんが逆転勝利するためのシナリオは2つしかないということになります。
1、今オバマを支持している特別代議員(この訳好きじゃないけど)の多数がヒラ子に寝返ったうえ、さらにまだ支持表明をしていない特別代議員の多数がヒラ子についた場合
2、選挙日を決めるのに党本部の意向を無視したことから、代議員の票がカウントされていないミシガンとフロリダの票をカウントすることで決着がつく

ちなみに、私が最近一番見てるウェブサイトによると、特別代議員は、先週の火曜日の選挙以来、どんどんオバマに流れている。
たとえば9日。特別代議員8人がオバマ支持を表明し、さらに元クリントン支持者が1人寝返った。今日だって、オバマ支持の特別代議員数が4人増えた。

ミシガンとフロリダの予備選は、ヒラリーが勝ったけど、オバマは党本部の決定を尊重したから、投票用紙には名前がのらなかったのである。
なんらかの形でミシガンとフロリダの民意を反映させる方向で進んでいるけれど、フェアに行われなかった選挙なだけに、ヒラリーの得票数をそのまま反映させる可能性は低いから、ヒラ子さんが勝てる可能性はもうものすごく少なくなっちゃったのである。

でもヒラ子さんは今日、ウエストバージニアで勝ったもんだから、「いなかの労働者エリアに強いのは私」と息巻いているのであります。
確かにそれはそうなんだけど、もうあなたが勝つ可能性はほとんどないんですよ、とみんな言いたいのだが、それをするとさらに党が分断されるかもしれないし、ヒラ子は怖いし、ってことなのかもしれない。

というわけで、まだまだ続きます。
しかし、CNNの出口調査で恐ろしい結果がでている。
オバマ支持者で、ヒラリーが勝ったらそれはそれで満足と答えたのはたった38%。
ヒラリー支持者でオバマが勝ったら満足と答えたのはたった25%。
有権者はこのふたりの戦いにげんなりしちゃって、げんなりついでにマッケインの方向を向き始めているというコメントもよく聞く。
悪夢である。
これ、漁夫の利コース?
これだけ国民がアンハッピーなのに、政治家があんまりアホだから、またおんなじ党になっちゃったりして。
いよいよかなりまずい展開になってきましたよ。





| 政治 | 14:49 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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映画版 Sex and the City

映画版「Sex and the CIty」の試写に行ってきました。
これをヒトは役得というらしい。
友人M(女性、ラティーノ)は、
あんたなんて、好きでもないくせに!!!
と息を巻いて怒っていた。
嫌いと言った覚えもないし、ずっと一応見てたんですけど~、と小さい声で言ってみたけど。
You are lucky I am on a business trip
私が出張だったからよかったわよ、
と言っていたけれど、出張じゃなかったら、どうなっていたのだろうか。
拉致されてチケットを奪われるとか、そんなことだろうか。

Sex and the Cityがテレビでデビューしたのは1996年。
実はコレ、私がNYに出てきた年でもある。
みた人も多いと思うけれど、最初のシーズンは、あとに比べてずっとオフビートでシニカルな感じだった。
その頃、いっとき、男の子二人と共同生活をしていたことがあったのだが、Sex and the Cityをつけようとするとブーイングにあったものです。
We just don't like to see women talking about sex!
とルームメートの一人が言っていたのが懐かしく思い出されます。
キミ、意外とコンサバなのね~とからかったりして。

というわけで映画版。
いろいろ書いて展開をばらしちゃったりするのは申し訳ないので、あんまり書きませんけど、相当おかしいです。
全体のテーストはメインストリーム寄りになってるけど、笑うツボは満載。
女優にこんなことさせていいの~?というツボも満載。
久しぶりに腹を抱えて笑いました。

でもね、途中、女性を代表して絶望的な気持ちになった瞬間あり。
だってさ~、オトコってどーしてああなの???って。
違う生き物だと思わないとやっていけないわね、やっぱり。
違う生き物と思ってもやっていけない瞬間もあるけど。

映画を見たあとは、出演者とクリエーターのラウンドテーブルに取材しました。
複数のジャーナリストたちで、インタビューされる人を囲む、っていうアレです。
終わってからMに電話したら、
Who is the big bitch and who is a bigger bitch?
と、テレビシリーズのセリフを使って聞いて来た。
さすがファン、である。
ちなみに誰もビッチじゃなかった。
さすがにジャーナリストの集団相手にビッチだったら困りますよね(いるけど、たまに)。
でもね、「友達は多いですか?」とか馬鹿みたいな質問をする人とかいて、ビッチな対応をしていない女優に頭が下がった。

さてさて、話は戻りますが、なぜオトコはSex and the Cityが嫌いか、という話です。
やっぱり仕事もばりばりして、そこそこきれいで、みたいな女優が4人でセックスのことをあーでもない、こーでもない、って話す姿は愉快でないもんかしらん?
でもね、私、嫌いじゃないよ、って言ったら、いが~い、って何度か言われたんだけど、ほんとに心から「よくできてるな~」って思うんです。
セリフまわしとか、展開とか。
Sex and the Cityをびくともせずに見ることができるオトコの人、いないかなあ?

ちなみに、女の子にとったらあれって、いつか白馬の王子さまが迎えにきてくれるっていうおとぎ話と、ものすごくいや~なリアリティの絶妙なミックスなのかも。
希望とげんなり感がかわりばんこにやってくる、みたいな感じ?
だからついつい見てしまうのではないかしら。
その分析、まちがってる?






| 映画/テレビ | 09:54 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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グーグルは好きですか

告白すると、実はマイクロソフトの株を持っている。ちょぴっとだけどね。
なぜ買っちゃったかというと、何年か前に、“悪者”だと思っていたビル・ゲイツがだんだん世直しに目覚めて、それをがんばってほしいと思ったのと、ビル・ゲイツのことだから、あともう一度くらい何かやらかしてくれるんじゃないかと思ったの。
ところがどっこい、何も起こらないので、株は放置しています。

1週間ほど前の話なのですが、グーグルのiGoogleのイベントに行って来た。
日本でもヒルズでやっていたみたいだけど、ミートパッキングの会場には、マイケル・グレーブスとか、ジェフ・クーンズとか、iGoogleに参加した名だたるアーティストが多数集合していたわけです(参加アーティストのリストはここ)。



前にも書いたけれど、「アートと企業」のコラボは、いつも考えているテーマである。
やり方まちがっちゃうと嫌らしくなったり、ものすごくチープになったりするから。

パネルディスカッションを聞いていて、グーグルは使っている人たちの間で、ものすごく民主的なメディアだというコンセンサスがあることが、多数のアーティストが参加している理由なのかなと思ったりしました。もちろん、私たちの知らないところで参加しないことを決めたアーティストなんかもいるんだろうけど。

ところで。知らなかったのですが、日本では今でもナンバー1の検索エンジンはヤフーなんだそうですね。
アメリカでは、グーグルが登場したと思ったら、あっという間に「グーグルする」という動詞が普通に使われるようになって、ずいぶん前からナンバー1なような気がしちゃうけれど。
こっちの株相場でいうと、かたや585ドル、かたや25ドル(両方とも今日の終値です)。
経営状況とか難しい話はおいておいて、何が違うって、クールかベタかってコトなんじゃないかと思うんだけど。
久しぶりにヤフーをみて、あまりのべたさにびっくりしちゃった(これをいいと思う人ももちろんいるんでしょうけれど)。
片方の業務自体がもう古いとか、ビジネスモデルがもう古いとか、っていう指摘もありだと思うし。
ユーザーの立場から見ると、グーグルの最大の魅力は、たぶん、遊びを真剣に仕事にしてるってことだと思うんだけど、どうでしょう?
あとは、このままかわいくて素敵な存在であり続けられるかどうか、である。

つまり、ヤフーを一株30ドル以上で買おうとしたマイクロソフトの株を持ってる私も相当なルーザーってことでしょうか。
グーグルに対抗しようとして、考えついたのがヤフーの買収だったとしたら、まったくダメって感じがします。
というわけで、マイクロソフト株のことは、このまま忘れてしまうことにします。

ところで、ルーザーといえばヒラリーです。
ノースキャロライナで大負けしてからも「続ける」というので、もーいい加減に決めてよ~と思っていたけれど、今日になったらスーパー代議員が続々とオバマ支持を表明しはじめて、ニュースを見ていても、そろそろ「終わった」というムードが流れはじめている。
問題は、どうやって最後を飾るかです。
うまくやめないと、民主党が分裂したままになっちゃうから。
というわけで、終は意外とあっけなくやってくるかもしれません。

| ビジネス/金融 | 06:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ちょっといい話、ほんとだよ。

too good to be true と言いたくなるような良い話。
NYタイムズのサイトで、オーディオ・スライドショーがみられます。

ちなみに、私も今まで、ケータイとか、パソコンとか、いろいろタクシーのなかに忘れてきましたが、NYではなくしものが必ず戻ってくるのです。
キャビーのみなさん、いつもありがと。

| だからやっぱりやめられない | 08:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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チベットと自由

先日、ソーホーでこんな本を売っている兄ちゃんがいました。



家に帰ってきてから調べると、ローカルな有名人でした。
カルトな著者としてテレビに登場したり、映画を作ったりしているらしい。
そんなことは、通りかかったときには知らなかったのだけれど、なんというかご本人のたたずまいがユーモラスだし、通りかかる人たちも大爆笑。
なんだかんだいっても、この国の表現の自由は守られているのだ、と私も笑っちゃったのでした。

そのまま、大学の同級生Mが作ったドキュメンタリー「Fire Under The Snow」がトライベッカ映画祭に出品しているので、上映会に行きました。
パルデン・ギャツォという政治囚として33年も投獄されていたチベット人僧のお話。
Mはずっと何年もこの人を追いかけてきたのだが、とうとうそれが作品になった。
しかもものすごくタイムリーな感じである。

パルデンさんは「雪の下の炎」というタイトルの自伝が日本語でも出ているし、フリー・チベットの世界では知ってる人も多いと思う。
パルデンさんは、ダライラマを捨てろと言われて、日常的に拷問され続けたり、ビラを配ったことがばれて刑期が伸びたりするのだけれど、パルデンさんの回想を通じて、外の人間にはなかなかわからないチベットにおける「自由」のリアリティが伝わってくるのでした。

何年か前に、別のドキュメンタリー"What Remains of Us/Ce Qu'il reste de nouse"を見たけれど、そのときに一番心に響いたフレーズがあった。
けっこう前なので、正確でないと思うけれど、ナレーターで主役のチベット人女性がこう言うんです。

Many Tibetans feel they lost their country because they didn't pray enough
多くのチベット人が、国を失ってしまったのは、お祈りが足りなかったからだと感じている。
But maybe they lost their country because all they did was pray
でも、もしかしたら、国を失ってしまったのは、お祈りばかりしていたからかもしれない。

今、パルデンさんは、お祈りだけじゃだめだ、って思っているみたいだった。亡命政府とは独自の路線を行っているし、いまだにハンストをやったり、ボストンからニューヨークを歩いたり、孤独な戦いを続けている。

上映会にはパルデンさんもきていた。
そしてQ&Aがあったので、質問してみた。
パルデンさんの釈放には、アムネスティ・インターナショナルのイタリア支所が尽力したらしい。そして、今も、いろんな団体が、がんばっている。
それでも状況は変わっていないけれど、何が必要だと思いますか、って。
パルデンさんの答えは、「ここにいる一人一人がコミットすること」だった。

そっかー、コミットかあ、コミットはみんなしてるんじゃないかなと一瞬思ったけれど、やれることを全部やってるかって言ったら、?なのかも。
確かに、これだけの自由を与えられて、自由を持たない人たちのことを知りながら何もしなかったら罪である。


| 映画/テレビ | 11:56 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

2008年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年06月

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