2008年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年04月

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

ブルータス・トリップ




今日、発売になるブルータス・トリップの1号です。
伝説の詩人、ゲーリー・スナイダーをインタビューしています。
なかなか話をじっくり聞くチャンスのない詩人と、3時間以上にわたるインタビューが実現し、じっくり話を聞くことができました。
ビートのこと、サンフランシスコのこと、環境のこと、文明のこと。
ゲーリー・スナイダーのことが気になる人は、ぜひ見て下さい。

ちなみに、サンフランシスコでは、初めてブックフェアに出店したフライングブックスの山路さんと行動をともにしました。
こちらの記事も出ています。
山路さんのブログはこちら


スポンサーサイト

| 取材/インタビュー | 09:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

グリーンカードの代償

最近、一番腹が立った事件といえば、グリーンカード(永住権)申請を担当する移民局のオフィサー(オス、46歳)が、コロンビア人の申請者(女性、22歳)に、グリーンカードと引き換えにセックスを要求していた、という事件。
女性がオフィサーとの会話を録音したテープをNYタイムズに持ち込んだことで発覚した。
NYタイムズがこのオフィサーの写真付きで一面で報じていた

アメリカに住んだことのある人なら、永住権の重みはわかると思う。
特に911以降、どんどんビザをとるのが難しくなって、最近では社会全体が経済的にも文化的にも保守化しているから、さらにやりにくい。
政府がビザの発行数を減らそうとしているうえに、申請数は増えるばかり。
移民局はこれを消化できずに、どんどんファイルがたまっているらしい。
日本人の若者たちからも、ビザ、どうしよう??という話を聞くことが増えてきた。

このアホたれはそんな状況を利用して、ちょっとやっちゃおう、と思ったのだろうか。
面接で申請者のケータイの番号を聞き、その後、彼女を呼び出すことに成功した。
「1回か、2回」のセックスを要求したうえ、その場でフェラチオを強制したらしい。
ちなみにもっとひどいのは、こいつ自身も移民だということ。

私の友人のMは、コロンビア人男性と結婚した。
だんなの永住権を申請するために、彼女自身も移民局での面接なんかに出席した経験がある。
そもそもビザや永住権の面接って、ほとんど尋問みたいだ。
簡単だった~っていう話もたまに聞くけど、多くの場合、威圧的なオフィサーに尋問口調の質問攻めに合う。
愉快でないことこのうえなし、である。

この話題がMとの間で出た。
I was so scared I might have given it to him too.
すっごく怖かったから、私だってあげちゃったかもしれない。

ちなみにit はケータイ番号のことよ。フェラチオじゃないよ。
Mの名誉のために。

アメリカ市民のMでもこんなにびびっちゃうようなもんなのである。
それを利用するとは!!!!
と、久しぶりにむかむかした。

ちなみにこのアホたれはちゃんと逮捕されました。
しかし、こういう事件は、そんなにレアなものでもないらしい。
ビザを申請するみなさん、気を付けましょう。





| 時事 | 13:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

Shame on You, UN ~チベットコミュニティーin NY

私の自宅は国連のすぐそばです。
そばに領事館や大使館もたくさんあります。
しょっちゅう、特に週末、母国で何かひどいことが起きて、それを訴えたい、という人たちがやってきてラリーをやっている。
ここしばらくは、NY在住のチベット人たちがラリーをやっています。







もうかなり前のことだけれど、1996年あたりに、Free Tibetムーブメントが盛り上がったことがありましたね。
当時、ビースティボーイズとか、リチャード・ギアとか、ウマ・サーマンがしきりに旗をふっていた。

何年か前に、BRUTUSで、私の盟友である編集者が、ダライラマの特集をやろうとしたことがあった。ダライラマの来日にあわせて。
そのときに、ビースティ以下セレブのみなさんにもコメントだけでもくれないかと声をかけたのだが、誰からもリプライがなく、ウマにいたっては、弟を通じて声をかけて本人も知っているはずなのに、ばっちり断られた。
(ビースティの名誉のためにいうと、本人たちにインタビューしたときに、その話をしたら、「聞いてない!」と怒っていた)。

ビースティには、インタビューのときに、チベット解放運動はどうなってるんじゃ、と突っ込みを入れてみた。そのときのアダムの答えはこうだった。
After doing it year after year, you lose momentum.
何年もやり続けているうちに、モメンタムを失ってしまったんだよね。

5年くらい前に、友達がショートフィルムを作るというのに手伝いで、カーラチャクラというイベントをカバーしにトロントまで行ったことがありました。
その現場で、チベットの若者たちと仲良くなり、一緒に遊びにいったり、飲みにいったりした。そのときに、仲良くなった人のなかに、アメリカ人の養子になり、シアトルで暮らしているというチベット人のお兄さんがいて、最近また連絡をとりあうようになった。

ちょうど彼から電話があったのが2月の頭くらい。
そのときに、彼に、チベットについて何かやってる?と聞かれた。
すみません、と思いながら、いえ、あんまりやってません、と正直に応えた。
そしたら彼は、オレもやってない、どうしても毎日の暮らしに精一杯で、やるべきことをやっていない気がする、何か起きれば違うんだろうけど、と正直に教えてくれた。
チベット人でもこうなのである。悲しい現実ですね。
もちろん彼は一年に一度の割合でダラムサラのキャンプに出かけたりしているわけですが。

そして今、“何か”と呼ぶべき出来事が起きた。
でもやっぱり悲しいかな、チベットのラリーでも、たぶん数百人が集まったなかでも9割方がチベット人。
Shame on you, UN
国連よ、恥を知れ、
あれだけの惨事が起きているのを知っていて何もできない国連に、このコトバは、届いてないようです。

大統領候補は、みんな口をそろえて、unacceptableとか言っているけれど、ブッシュはまったく普通に五輪の開会式にも出席するようである。
日本の政府の反応もえらく早かった。
唯一アメリカ側で特筆すべきは、下院議長のペロシ女史が、ダライラマと会談して、かなり強い口調で中国を非難していること。
ラリーでも彼女の発言をプリントしたものが配られていた。
The situation in Tibet is a challenge to the conscience of the world
チベット情勢は、世界の良心に対する挑戦である。

まさに。
でも、挑戦されているはずの“世界の良心”は何もできていない。
挑戦されていることすら知らないかもしれない。
チベットの人たちのために何かをできる数少ないチャンスだというのに。

それにしても、アメリカのメディアのチベット報道の少ないこと。
だからラリーに集まる人の数も少ないわけです。
唯一期待できるのはヨーロッパだ。
五輪が始まる前に、なんとかしてほしいもんだ。






| 時事 | 08:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

人種差別は過去の話でない ~オバマ

しばらく前にカリフォルニアでタクシーに乗ったら、運転手さんが日系人だった。
ハワイ出身だが、景気が悪いのでサンフランシスコに出て来たという。
年の頃は50歳くらいか。
父親はご多分に漏れず、戦争中に強制収容所に入れられたけれど、その話は全然しない、という話をしてくれた。
戦争が終わってからも米軍に奉仕して、いとこや兄弟も米軍に入った人が多いという。
自分は独身だけれども、兄弟やいとこはみな日本人でない人と結婚した。
珍しいところでは、たとえばロシア系とか、ルイジアナのクレオール黒人と結婚した人もいるんだそうだ。

I hope we can keep mixing until there is no such thing as a race,
even though it would take a long long time.
I won't be around by then.
人種というものがなくなってしまうくらい、人種がミックスし続ければいいと思う。
とても長い時間がかかるだろうけどね。
きっとそのときには僕はもういないだろうな。

彼のコトバを聞いて、アメリカの人種問題のリアリティについて考えこんでしまった。
キング牧師の「私には夢がある」スピーチは1963年。
30年以上経った今も、アメリカの人種は分断されたままなような気がする。
キング牧師も、こんなに長い時間がかかるとは思わなかったのではないだろうか。

オバマの躍進で、黒人が初めて大統領になる可能性が今までになく現実的になってきたといっても、彼は白人のミックスである。
これまでも選挙運動のなかで、彼がblack enoughじゃないのではないか、ということが取り沙汰されてきた。

そして、ちょっと前から、彼が20年以上通い続けているという教会の黒人牧師の“白人敵視発言”が取り沙汰されるようになった。
問題になったのはこのあたりだ。
The government wants us to sing 'God Bless America?'
No, no, no! Not God bless America! God damn America
政府は、「アメリカに神のご加護がありますように」と歌えという。
違う、「アメリカに神のご加護がありますように、どころか、ふざけんな、アメリカだ」

ま、これは一番感情的な部分で、くだんのジェレマイヤ・ライト牧師がいったのは、911はアメリカの外交政策の結果だ、そして、白人が圧倒的な力を持つ政府がフェアでない、ということである。
はっきり言って、それには一理あると思う。

しかし、オバマは人種統合をうたっているので、「家族同様」といわれる牧師の発言をどう思っているのか、と批判が相次いだ。実際、牧師の「過激発言」がさんざん報道されたあと、オバマの支持率は落ちたらしい。

そして、2日ほど前に、オバマはこれに応えて演説をした。

It's a racial stalemate we've been stuck in for years
もう何年も続いている人種的なこう着状態だ。

で、ちょっと長くなりますが、その続きの一番心に残ったところ。
I can no more disown him than I can my white grandmother ― a woman who helped raise me, a woman who sacrificed again and again for me, a woman who loves me as much as she loves anything in this world, but a woman who once confessed her fear of black men who passed by her on the street, and who on more than one occasion has uttered racial or ethnic stereotypes that made me cringe.
These people are a part of me."
私を育ててくれ、私のために何度も犠牲を払い、この世の何よりも私を愛してくれながら、路上を通りかかった黒人に対する恐怖感を告白したことがあり、また私が縮みあがるような人種的/民族的ステレオタイプを口にしたことがある白人の祖母を認めないといえないように、(ライト師を)認めないと切り捨てるわけにはいかない。
この人たちだって私の一部なのだ。

この演説、30分以上と長かったけれど、一瞬、YouTubeのナンバー1になったらしい。
みたい人のために、これ。

言っておきますが、長いですよ。

最近のオバマ、パンチが足りねーよなー、と言っていたけれど、ひっこめます。はい。
パンチ、ありあり。
そして何よりも、今のアメリカの人種問題の現実をものすごく的確にとらえていると思う。

白人のみなさんが、どれだけ黒人の地位の向上を言ったところで、やっぱりたとえばアメリカの貧困人口は圧倒的に黒人だし、刑務所人口でも一番多いのは黒人なのである。

ニューヨークに生きていると、それほど人種問題にセンシティブになる必要もない。
でも、外に出ると、すぐにわかります。
平等なんてウソだってことが。
アメリカに生きたことのある人には、必ず一度は見てほしい演説なのです。



| 政治 | 07:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ヒラリー、虫の息?

今日は、軽く打ち合わせがあって、そのあと街をうろうろしたのだけれど、サタデー・ナイト・ライブに出ているコメディアン(名前がわからない)をウエスト・ビレッジで見かけ、そのあとチェルシーでイーサン・ホークを見かけ、さらには電車にのったら、向かいに俳優のリチャード・カインドさん(知らないよねえ?)が座っていて、しかも、電車のなかだというのに、楽譜を見ながら、歌を口ずさんでいた。
ニューヨークに住んでいると、ときどきこういうことがあります。

さて、そんなことはおいておいて。
最近の私のマイブームは、スーパー代議員の動向を追うこと(と、沢田研二の昔のビデオを見る事、そして岡村靖幸の動向を追うこと)。
ヒラリーとオバマの戦いは相変わらず一進一退で、相当先まで結論が出ない見込みであります。
残りの予備選挙をオバマがすべて勝ったとしても、勝負を決めるのに必要な2025票には届きそうもない。
そうなってくると、決め手になりそうなのは、800人弱いると言われるスーパー代議員たちである。
スーパー代議員は、民主党の大統領経験者、知事、副知事、上下議員、そして党幹部である。
ただ、正式にどちらを支持しているかを表明しているのは400人ちょっと。
残りは、どちらにも支持を表明していない。
どうやら、ぎりぎりまで様子を見て、得票数の多いほうに支持を表明するらしい。
ちなみに、スーパー代議員は、支持する候補を変えることもできるので、今でている数字が変わることもあるのだけれど、スーパー代議員の動向を毎日チェックして更新しているサイトを発見して、毎日、どきどきわくわくしているのです。

ところで、この勝負を決めるにあたり、もうひとつ重要な問題があって、それはあまり日本では報じられていないような気がするけれど、フロリダ&ミシガン問題。

実は、この予備選挙のプロセスは、候補同士の戦いでもあると同時に、州間の戦いでもある。
なぜなら、それはどこの州も、自分たちの影響力を伸ばしたいから。
そして、予備選挙の日程を決めるたびに、ぐちゃらぐちゃらともめるんです。
で、今回は何が起こったかというと、フロリダとミシガンが、自分たちの州の重要性を高めようと、DNC(民主党全国委員会)の反対を押し切って、選挙の日程を早めようとした。
それに対し、DNCは、選挙の日程を早めるのなら、キミたちの選挙の結果は無効にするよ、と脅した。
でもこの2州は結局選挙を早く実施した。
というわけで、今、この2州の結果はカウントされていないのである。

そうはいっても、人口の多い2州を無視することは、民主主義の原則に反するということで、州とDNCとの間で、今、妥協策についての交渉が行われています。
どうやらミシガンは、6月に郵便投票をやることに落ち着きそうな気配です。
そして、問題はフロリダ。
オバマは党の決定を尊重して、フロリダではまったく選挙活動をしなかった。
一方、ヒラリーは、ちゃっかり参加して、当たり前のことながら大勝した。

で、今日、フロリダは、仕切り直し投票をやらないことを決定した。
いろいろな記事を読んでみたのだけれど、なんでやらないことになったのか、本当の理由がわからない。

フロリダ民主党の議長さん(カレン・サーマンというおばさま)が出したメールにはこんなふうに説明されている。
(略)while your reasons vary widely, the consensus is clear: Florida doesn’t want to vote again.
So we won’t.
理由はかなり違うけれど、コンセンサスは明らかだ。
フロリダは、再投票を望んでいない。
だから、再投票は行わない。

一番かわいそうなのは、投票に出かけた170万人の有権者である。
ちなみに、まだ郵便投票か何かで再投票をする、という可能性がすべて消えたわけではないらしいのだが、そもそも、ルールを破ったフロリダが悪い、という見方もあるし、物理的に再投票をやるためのお金もロジスティックもないと言われているだけに、もう一度やるのはいよいよ難しそうだ。

ヒラリー陣営は、やり直しを党の執行部に迫りつつ、フロリダの票がカウントされることに賭けてきたのに違いないのだが、ちなみに、これ、ヒラリーにとっては、最後の一撃になってしまった可能性がありますよ。
もしかして、戦いの結末は、みんなが思ってるよりずっとあっけなかったりして。
そんなことはないか。

そういえば、最近、「Republicans for HIllary」というムーブメントが局部的に発生しているらしい。
ヒラリーのほうが与し易いと思っている共和党員が組織しているらしいのだけど、もう手遅れかもしれない。
どうなんでしょ。
ちなみに次のペンシルバニアの予備選挙は来月、相当先である。
それまで手持ち無沙汰。
この国のことですから、それまでにまた、変な事件が起こるに違いないのですが。

| 政治 | 12:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

スピッツァーNY州知事は偽善者の王様 ~ピンプ

前回、NY知事の売春スキャンダルを「こっちでは大騒ぎなのに、日本ではほとんどニュースにならない事件」と書いたけれど、そんなことはなかったらしく、いくつか問い合わせなどもありました。
失礼しました。
(ちなみに、以前、ニュージャージーの知事が「僕はゲイでした」と告白したときに、記事を書こうとしたら、「うーん、知事じゃあねえ」といわれた経験があったから、これもニュースにならないと思ったんですが)

知事が辞めてコトは収束に向かっています、と言いたいところだけれど、そんなこともなく、タブロイドが「クリステン」もといアシュリー・デュプリーという22歳の女性を追っかけている。

ところで、3~4年前に、まったくニュースにならなかったNYローカルな事件で、「NYコンフィデンシャル」という売春組織が摘発された事件があった。
そこにはナタリアというやっぱり1時間何千ドルという人気コールガールと、「おれはピンプの王様だ」と吹いていたジェイソン・イツラーという童顔の白人男性がいて、この二人の組み合わせがキャッチーだったから、ひとしきり話題になった。
そして、彼らを摘発したのは、スピッツァー(当時は司法長官)率いる検察のチームだったわけです。

てなわけで、2年半服役して今は自由の身になったジェイソン・イツラーが、今、喜んでテレビに出ている。そしてやつがいうには、「クリステン」も、「NYコンフィデンシャル」でいっとき働いていたという。
これがホントかウソかはおいておいて、皮肉なもんですね。
こいつがテレビで、そんなアイロニーを、こうまとめていた。

I am the king of all pimps
He was the king of all hypocrites.
僕はピンプの王様だけど、(スピッツァーは)偽善者の王様だったわけだ。

恐るべし、カルマ。

この事件で、私は予想してなかったけど、意外に火の粉をかぶっているのがヒラリーです。
スーパー代議員の一人だったスピッツァーが辞任したことで、貴重な一票を失っただけじゃありません。
何かというと、今回の流れで、「過去の政治家のスキャンダル」のおさらいをするテレビ番組が多く、ビル・クリントンが過ちを認めるシーンが繰り返しながれるわけです。
横にいるのはヒラリー。
「間違いをおかしちゃった夫のそばでサポートのジェスチャーをする嫁」というイメージは、彼女が今投影したいイメージでないことは確実です。
当時の彼女の写真をあらためてみると、ヘアスタイルといい、スーツの感じといい、明らかに「政治家」ではなく「政治家のヨメ」だし、私がヒラリーだったらきっといたたまれなくなるだろう。

それにしても、この手のスキャンダルが起きると、謝る政治家の横に必ず妻が寄り添うの。
そんなことをするから、夫が遊んじゃうんだと思うんですが。
というわけで、このネタは卒業します。

最後におまけで、昨日、お友達のaiさんがコメントしてくれたなかで言ってたオバマ支持のミュージックビデオ(これは第二弾バージョン)。
別にひいきじゃないよ。







| 政治 | 21:46 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

≫ EDIT

買春は軽犯罪 ~NY州知事のスキャンダル

こっちでは大騒ぎなのに、日本ではほとんどニュースにならない事件がときどき起きるけれど、昨日と今日は、そんな事件でもちきりでした。
NYのスピッツァー知事の買春スキャンダル。
クリントン&モニカ事件のデジャブのようである。

ちなみに、この人は、私の「好きな政治家リスト」のずっと上位だった。
日本ではほとんど知られていないかもしれないけれど、NY州の司法長官だった時代には、企業スキャンダルを厳しく追及し、「ウォール街の保安官」と呼ばれた御仁である。
そして、去年、得票率70%で知事になった。

私のなかで、やつの評価がぐんとあがったのは、ウォール・ストリートのスキャンダルよりもずっと前、不法滞在のメキシコ人労働者を最低賃金以下の劣悪な労働環境で働かせていたデリのオーナーたちを提訴して、和解金を支払わせ、メキシコ人たちに再分配したときである。
納税者でも有権者でもない不法滞在の労働者の権利なんて、ほとんど誰も気にかけていなかった時代に、である。
というわけで、心ひそかに、あれでもうちょっと髪の毛があって、もうちょっとソフトな性格だったら大統領にだってなれちゃったかもしれないのに、とため息をついていた私。
ソフトな性格だったら、と思ってしまったのは、敵を作ることをまったく恐れない、つまり政治家に向かない性格だから。
ちなみに、買春スキャンダルの一報が流れたとき、証券取引所では歓声があがったらしい。
ウォールストリートでは、人気なかったからな。

それにしても、陰謀のにおいがぷんぷんします。
今のところ、圧倒的に少数派の意見みたいだけど、ハーバードの教授がテレビで、このタイミングの良さは(NY州の議会でいろいろとごたごたがあったから)政敵の仕業に違いない!と言っていた。

そして、こんなコメントも。
Being a John is a misdemeanor.
ジョンになることは軽犯罪である。

本筋とはちょっとずれますが、この場合の「ジョン」は、売春のお客さんのこと。
ちなみに、身元のわからない遺体を名前で呼ばなければならないときや、裁判なんかで匿名の人を仮に呼ぶときも、「ジョン」です。
女性だったら「ジェーン」。
名字はDoe(ドー)。

個人的には買春する男性は好きじゃないけれど、まあ、みんなやってることは否めないし、許してやれよ~、と言いたいところだけど、コトはそれほど単純じゃないらしい。
なぜなら、スピッツァーくんが、高級売春サービス(その名もエンペラーズ・クラブ)に支払いをするにあたり、税法上で違法の行為をしていた疑いがあるから。

ちなみに、スピッツァーくんが、ちょくちょく買っていたらしい、このサービスの1時間あたりの料金、一番高いコだと、なんと5500ドル。
どんなフッカーかしら、それ。
なんかすっごいワザとか持ってるのかな。
弟子入りして、こっそり教えてほしいくらいだ。

それにしても、残念でなりません。
できる政治家がエッチネタでまた葬り去られてしまいそう。
エリオット、おまえもか。
買春はいいけど、せめてばれないようにやってほしかったよ。








| 政治 | 12:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

アマチュア・オバマ・ドットコム ~NYタイムズ

これだけオバマとヒラリーの戦いの決着がつかないと、党内の方針が決まってしまった党のほうが有利になってくるのは当然のこと。
どちらが勝っても、マケインとの戦いでは、接戦が予想されるだけに、民主党の戦略的には、早く勝負を決めてしまったほうがいいのだろうけれど、そういうシステムはなっていないわけで・・・
この勝負が出るのが早くても春、遅いと夏になってしまう可能性が高まっているが、遅ければ遅いほど、本戦の準備期間が短くなるわけです。

そんなことを考えていたら、7日付のNYタイムズにおもしろい記事が出ていた。
2007年、共和党は、ヒラリー叩きに使えそうなドメインネームを多数、レジスターしていたそうだ。
たとえば、
clintoniswrong.com (クリントンは間違っている・ドットコム)
clintoniscorrupt.com(クリントンは腐敗している・ドットコム)
hopelesshillary.com(希望のないヒラリー・ドットコム)
などなど。

しかし!
オバマがアイオワの予備選で勝利したのをうけて、さらにオバマ叩きに使えそうなドメインネームを多数レジスターした。
やっぱり保険はかけとかないとね。
こっちは
obamaisliberal.com(オバマはリベラル・ドットコム)
amateurobama.com(アマチュア・オバマ・ドットコム)

リストを見ているだけで嫌になるほど、ネガティブで、かつ用意周到である。
一方、民主党がレジスターしたマケイン絡みのドメインネームは皆無なんだそうだ。

このあたりに、アメリカの政党政治の現実がよくあらわれている。
民主党と共和党の違いなんて、かたっぽがバカで、もうかたっぽはもっとバカ、というくらいのもんだ、といったコメディアンがいたけれど、実際のところ、政党なんてものは、だいたいどこも腐敗しているのだろうと思うし、現在の共和党がひどいからといって、自動的に民主的が天使であるということにはならないだろうと思うのだが、何が違うって、このナイーブさが違うのだと思う。

2000年に、フロリダ州の選挙の勝敗にかなり疑問が残ったにもかかわらず、戦うことを途中でやめてしまったゴアもそうだったし、2004年に、自分の兵役時代の勲章を嘘よわばりされて、ショックのあまり否定しないうちに、選挙に負けてしまったジョン・ケリーもそうだった。

イノセントとナイーブは確実に違います。
今の世の中にまずいだろ、と思っている国民が多いから、投票率があがっているわけで、また下手な戦略で負けたら、有権者はさすがに怒ると思うんですが。
とりあえず今の民主党に、11月のことをみすえて戦略をたててる人がいることを祈る。
ま、いないと思うけど。





| 政治 | 14:34 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

世紀末、まだまだ続く? 

原油の価格が1バレル=105ドルを超えた。
株式市場は今日も大幅に下がった。
ドルは102円台である。
2月は、1日平均で3960人が破産宣告をしららしい。1日、ですよ。
そしてこれは、1月と比べると18%増で、前年比だと28%増である。
すごいことになっています。

最近、人と話をすると、こんな世の中の影響がじわじわあるのね、と実感することが多い。
まずは結婚している友人のK嬢。
「うちは今年はバケーションなし。リセッションがくるから、貯金しないといけないんだって~」
そして、今日話したヘッジファンドの女性も
「まだまだ、これから。どんどん出てくると思うよ~」

大手の金融機関でヤバいニュースを抱えているところがまだまだあるらしい。
昨日、ジョージ・ブッシュは、OPECに増産をお願いして、鼻であしらわれたわけですが、つまり、原油高のおかげで儲かっている人たちにいいように遊ばれて、しかも、同時に金融機関を救済してもらっているわけです。
絶望的な感じである。

先日、アメリカで投資銀行をやっている日本人の男性と食事をする機会があった。
アメリカンドリームを地でいっているような素敵なおじさまであった。
その方が、こんなことを言っていた。
かつて、金融機関のトップは、銀行家たちだった。それが、今は、企業の審査などしたことがなく、ポジションを張ることでギャンブルをのしあがってきたトレーダーたちばかり。

つまり、メンタリティが完全に違う、という話である。
これまでは、ギャンブルがうまくいっているように見えたけれど、みんな自分はババをひかないと思っていた。ところがどっこい。
システム全体がババをひいてしまったような状況になっている。

年末商戦のときに、国全体が「消費せよ」の熱に浮かされている、と書いたけれど、市民レベルでババをひいてしまったのは、踊らされて返せないローンを背負ってしまったり、消費し続けてクレジットカード負債をためてしまった人たちである。

この状況を脱却するには、根本的にメンタリティを改革しないと難しいよね、という話だった。
ババをひいたシステムのトップのみなさんも、一般市民も、メンタリティを変えないとダメだと思う。

この間、伝説の詩人ゲーリー・スナイダーにインタビューした。
(ものすごく長いインタビューに付き合ってくれた。これは、3/26発売のブルータス・トリップに出ます)
そのなかで、彼が、「世界は、ものすごく大きな富と権力を持つごく一部の勢力が動かしていて、でも同時に、何かがおかしい、正しいことをしたい、と考えている責任ある市民たちが登場してきていて、この二つの力がいつか衝突するかもしれない」と話していた。
もちろん、衝突が起きない可能性もある。

少なくとも自分は、「正しいことをしよう」と思うグループに参加したいわけですが、それだってものすごく難しいことのような気がする。
私だって、ショッピングも嫌いじゃないし、クレジットカードだって持っているわけだから。
まずは踊らされない自分になるところから始めようと思います。

| ビジネス/金融 | 10:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

暗いアートの意味

去年、パリ在住の友人とギャラリーのショーに言ったら、彼がヒトコト。
「暗いですね~」

パリのアートシーンは、”かわいい”メルヘンチックなものが主流だという。
そう、暗いんです。
なぜなら、時代を反映しているから。

今日、ホイットニーが2年に一度開催する、ビエンナーレに行ってきました。



やっぱり、アーティストたちも、静かに、でも確実に怒っているのだと思う。
何かがおかしい、ってことに。
そんなことがよくわかるショーでした。

アートの存在意義について考えてみると、当たり前のことのような気がする。
昨年、某日本の大企業が、日本人アーティストたちをやとって、キャラクターをモチーフにアートを作らせ、ニューヨークのギャラリーを貸し切ってショーをやったことがあった。
このときは、あんまりにびっくりしたので、その頃、私と会った人は、私がぶちぶち言っているのをおぼえているかもしれません。
同じことを欧米のアーティストに頼んだら、ものすごい大金を要求されるか、完全なる自由を要求されるかどちらかなような気がします。
もちろんこういう手法もありな世の中に私たちは生きているのだとは思うけれど、やっぱり何か訴えるもの、思想がなければ、アートとは言えないんじゃないだろうか、そんな素朴な疑問が頭をよぎりました。

去年、雑誌に登場してくれたNYのアーティスト、Dan McCarthyが、こんなことを言っていました。

For all art to be really relavent and has to reflect the time that it’s in.
It can’t just say I’m proposing this ideal world and this ideal world is better than the reality.
アートが意味を持つためには、時代を反映しないといけない。
理想の世界を提案して、こっちの世界のほうが現実よりもいいよ、って言うわけにはいかないんだ。

もちろん、作り手が何かを作る過程には、いろんな思考プロセスがあるだろうし、何かあれば、それは立派にアートなんだろうと思うし、見る側が何も感じないからといって、何もない、とは限らないんだとは思いますが。

私はアーティストではないけれど、ひとつひとつ関わる仕事に、ちょびっとずつでも意味を持たせないとな~、と自戒をあらためた1日でありました。

というわけで、今日は決戦の日。
もしかすると、何時間後には、勝負を脱退する人が出るかもしれません。
(または、何も決定しないかもしれません、またもや。)

| アート | 08:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

プライドとは・・・ ~ジョージ・カーリン

私の「インタビューしたい人リスト」にも名を連ねていて、心からリスペクトしている人に、ジョージ・カーリンというコメディアンがいます。
日本ではあまり知られていないと思いますが、ブラックコメディと政治ユーモアの人です。
あまりにも激しいので、若い頃は、ショーをやっただけで逮捕されたりしたこともある。

最近は、何年かに一度、HBOで放映されるショーをやるだけだけど、70歳になった今も、まったく衰えを見せない。
最新作をみたのだけれど、やっぱり声をあげて笑ってしまう。

彼を見ていて、一番教わるのは、何でも一度は疑ってみろ、ということです。
マスコミがいうことも、先生がいうことも、社会がいうことも。

今回、彼が問題にしていたのは、「誇り」のコンセプトである。
最近、世界中で万延しているナショナリスティックなムードのなかで、よく、Proud to be an Americanとか、Proud to be an Irishとか、書いてあるバッジを見ます。
コトバに出していう人もいる。
日本でも、日本人の誇り、ということを言う人もいますよね。

カーリン先生は、こう言っている。
To me, pride should be reserved for something you achieve or attain on your own,
not something that happens by accident like birth.
プライドは、自分自身で達成したもののためにとっておくべきもので、出産のような偶然で起きた事象について言うものではない。

ちなみにカーリン先生は、投票しないらしい。
なぜなら投票は幻想だから。

先日、北カリフォルニアを車で旅をしているときに、ラジオを聞いていて思ったこと。
カリフォルニアのようなリベラルな場所でも、ラジオは保守派のトークショー・ホストに独占されている。
どうしてだろ?と思ったけれど、もしかするとラジオは保守派、ポリティカル・ユーモアは、リベラルと、住み分けができているのかもしれない。

ま、それはおいておいて。
なんだかんだいっても、この国の表現の自由は、やっぱりすごいです。




| 知識人 | 07:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

2008年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年04月

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。