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一人は正真正銘の黒人じゃないし、一人は十分に女性らしいとは言えない

昨日の夜、CNNが主催した民主党候補の討論会が行われた。
今回、おもしろかったのは、YouTubeと提携して、一般の人から質問を募って、各候補にぶつけたところ。

一番面白かったのは、タイトルにした今日のヒトコト。
Either one is not authentically black enough or the other is not satisfactorily feminine.
How will you address these critics and their charges if one or both of you should end up on the Democratic ticket in 08?
一人は正真正銘の黒人じゃないし、一人は十分に女性らしいとは言えない。
どちらかが、または両方が08年の民主党候補に決まったら、どうこの批判に対応していくか。

言うまでもなく、これは、ヒラリーオバマに向けた若い男性からの質問。
オバマは、マンハッタンでタクシーに乗ろうとして乗車拒否にあった経験を示唆して笑いをとり、ヒラリーは、「女以外の存在として出馬するわけにはいかないし」とかわした。

昨日の討論会で取り上げられた一般人のビデオはなかなかおもしろかった。
シンプルな質問だけのものもあれば、歌つきのクリエイティブなやつもあったり。
気がついたら、YouTubeが、大統領選でものすごく大きな役割を果たすようになっている。
前回の選挙の主役がブロガーだったとしたら、今回はYouTubeかもしれない。


こんなビデオが登場したり。

オバマくんの陣営には、グーグル世代の若者たちが続々集まっている、という話をどこかで読んだ。オバマは、期待されていたわりには、支持が伸びていない。
これからどれだけ若者にアピールできるかで勝負が決まるかも。
やつが ”black enough"かはおいといて。

今回の討論会の勝者は、CNNとYouTubeだなと思った。
政治に関心の薄い若い人をエンゲイジさせる、ということにある程度成功しているような気がする。
と思ったけど、テレビのコメンテーターが、「(YouTubeが政治で果たせる役割は)お茶の間で行われる会話のなかで、政治についてのものが占める割合程度だろう」と冷めたコメントをしていた。

誰が勝つか、ということはおいておいて、政治に関心の薄い若い人をいかにひきつけるかが、より大きなテーマかも。






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| 政治 | 20:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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何かとてもヘンなことが起きてる ~通行人

explosion.jpg


There is something very very wrong is going on. We don't know what it is.
何かとてもヘンなことが起きてる。なんだかわからないけれど。

今日、差し入れを持ってきてくれた友達とケーキを食べていたら、なんだかものすごい轟音が聞こえた。地の底から響いてくるような不吉な音である。
雷かなと思っていたが、音が鳴り止まない。
おかしいね、と窓の外を見ると、うちのマンションの横にある橋(マンハッタンの42丁目の東端)から、人々が西の方向を見ている。
電話がなり、「グランドセントラル駅で爆発があったらしい」。
そのうち、その人たちが走り出した。
財布と携帯をつかんで外に出て行くと、ものすごい煙が出ている。
煙の方向から、200人くらいだろうか、人がどんどん逃げてくる。
靴を脱いで裸足で走っている人もいるし、泣いている人もいる。
完全なるデジャブです。これ。
ああ、テロだな、と思った。ついにきたか。

今日のヒトコトは逃げながら家族らしき相手に電話していたおばさんのもの。
いきなりあの轟音を聞いたら、テロだと思うよな、フツー。

結局家に戻ってしばらくすると、轟音がおさまり、ニュースでちょろちょろと速報が出始めた。
日本でももう報道されているとおり、テロではないらしい。

20世紀前半に設置された蒸気パイプが破裂したとのこと。
テロではなくてよかったよ、と思う一方、テロでもないのにあんな爆発がいきなり起きること自体が「とてもヘンなこと」だと思う。
世界一の都市を自認しているくせに、インフラがとてつもなく遅れている部分もある。
何か起きないと、何も修復しないからだろう。
なんでニューヨークの道はあんなにでこぼこなの、と思ったこと、ありませんか?
あれは、何か起きるたびに、そこだけ舗装しなおしているからなのだ。

アスベストが飛散している恐れがあるらしい。
911の現場で処理にあたっていたボランティアの人たちが、今になって病に倒れたりしていることを思い出したりして。
今夜は窓を閉めて寝るか。エアコン、ないけど。

心配してくれて、電話やメールをくれた方、どうもありがとう。
ぴんぴんしています。
短時間にテンションあがったので、ちょっと疲れたけど。



| ニューヨーク | 13:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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彼の功績には敬服する  ~ホールフーズCEO

While I'm not a 'Mackey groupie', I do admire what the man has accomplished
マッケイのグルーピーではないけれど、彼の功績には敬服する。

マッケイは、ホールフーズCEOのジョン・マッケイのことである。
このマッケイ氏についてのコメントは、2000年にヤフーのファイナンスにRahodebという人が書きこんだものだという。
笑っちゃうのは、このコメントを書いたのは、本人だったということ。

いや~、ウォールストリート・ジャーナルの記事に出ていたけれど、ほんと、笑っちゃった。
CEOが、ネット上で、自分の会社をほめたり、ライバルをけなしたりするコメントを書き込みまくっていた、という話。
どうやらネット上では、マッケイだろう、とつっこみを受けたりしていたらしい。
あの手この手で否定を繰り返していたが、去年の夏頃、ネットから姿を消した。
ホール・フーズは、競合のワイルド・オーツを買収しようとしているのだが、これに反対する連邦取引委員会が裁判所に提出した書類のなかでばらしちゃったのである。
かっこわる。

おとなげない行為がばれちゃったマッケイくんは、「楽しかったから投稿した」と声明を発表して、悪いことはしてないよ、という態度をしているけれど、あまりに幼稚じゃありませんか。
恥ずかしくないのかな。
いや、恥ずかしいだろう。今頃、穴に入りたい気分だろうと思うと、ちょっとおかしい。


それにしてもホール・フーズは、アメリカに遅くやってきた健康食ブームの原動力となった希望の星だったはずなのに。
良心的な企業、というイメージも強かった。
企業の社会的責任がより問われる時代なだけに、表の顔にだまされない努力もしないといけないってことか。

ちなみに今日のホールフーズ株、1.27%下げている。
やつの涙ぐましい努力は、結局裏目に出たってことだ。

| ビジネス/金融 | 06:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ああ、腹が立つ

久々に、新聞を読んでいて吐き気を催すような記事があった。

06年まで医務総監を務めたリチャード・カルモナという人が、下院監視・政府改革委員会の公聴会で、ブッシュ政権から受けていた圧力について証言した、というニュース。

これ、ほんとにひどいの。
この人が、胚性幹細胞の研究とか、性教育とか、緊急避妊薬とか、そういう宗教観と抵触する公衆衛生の関連問題について、ブッシュ政権の方向性と相容れない科学研究についてしゃべることを禁じられていた、という話である。

もっとある。
たとえばスピーチをするときに、草稿1ページにつき3回ブッシュの名前を出せと指示されたとか。
スペシャル・オリンピックスに出席するなと指示されたのだが、その理由は、ケネディ一家(言うまでもなく民主党)が深く関与しているからだとか。
ほんと裸の王様である。

カルモナさんのヒトコト。
The problem with this approach is that in public health, as in a democracy,
there is nothing worse than ignoring science or marginalizing the voice of science for reasons driven by changing political winds
The job of surgeon general is to be the doctor of the nation -- not the doctor of a political party
この(ブッシュ政権の)アプローチの問題いは、公衆衛生の分野では、民主主義制度にあるわけだから、変化する政治的流れに動かされて、科学を無視したり、科学の声を過小評価することほど悪いことはない。
医務総監は、国家の医師であり、政党の医師ではない。

よく言ってくれました、とも思うし、もっと早く言えよ、という気もする。
ちなみに、日本では大きく報道されていないと思うけれど、最近、寝返り組が、ブッシュ政権を批判するケースがちょこちょこ増えている。

そういえば、ちょっと話は離れるけど、EWという雑誌のNY特集で、NYでもっとも成功している女性の1人、キャンデス・ブッシュネル(Sex in the City の作家)にインタビューした。
ew.jpg


(ちなみにEWは8月号で休刊になる。残念)

途中、話が脱線して、
「私だっていまだに、本が売れるかとか、テレビ化されるかとか気にして、あがったりさがったりするのよ~」
みたいなことになった。
「でもね、最終的にはがんばってるとうまくいくの」

私「So, it is always going to work out, right?」
ブッシュネル「Yes, it is always going to work out and.......」
私「And?」
ブッシュネル「and will die from cancer.... just kidding」
私「・・・・」

このブラックなユーモア、ちょっと笑えなかったけど、確かに、インタビューした2ヶ月くらい前、ちょうどエリザベス・エドワーズががんだとわかり、トニー・スノウ大統領報道官ががんだとわかり、がんが突然またクローズアップされていた頃だった。

最近、スノウ報道官が復帰して、記者会見の模様を目にすると、やつを大嫌いな私でも、心が痛む。
だって、急に白髪ばかりになったし、やつれ方もけっこうひどい。
やっぱり病気は、人を差別しないものなのね、なんて思ったりして、つい同情ムードに流されていたが・・・


マイケル・ムーアのSickoをみて、ああ、私、また忘れてたって気がついた。
Sickoは、この国の医療制度に見放された無保険の庶民たちのエピソードから導入して、その後、イギリスやフランス、敵国キューバとの比較で終わる(ものすごく簡単にいうと)。

このなかに、保険の適用を却下されて治療を受けられずにがんで死んで行った男性の話がでてくる。
庶民で黒人。
やっぱり彼が受けた待遇と、エドワーズ夫人やスノウが受けてる待遇は全然違うわけだ。
どこまで行っても階級社会なのである。

スノウがガンにかかっていることは同情できる。
でも、そんなスノウだって、医務総監に圧力をかけちゃう政権のマウスピースなわけですよ。
ああ、腹が立つ。

ちなみにSicko、観た直後は、よくやったマイケル・ムーア、と思ったけれど、よくよく考えてみると、なんか、中途半端だったなと思う。
カナダとの比較は、いいよ。イギリスも、フランスも。
でも知ってるもん、そんなこと。

せっかくだったら、保険会社に乗り込むとか、保険会社の手下に成り下がってるドクターを怒鳴りつけるとか、してほしかったよ。
つくづくこの国で死にたくない、と思う今日この頃。









| 政治 | 14:15 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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Nワードのお葬式

今日、デトロイトでNワードのお葬式があったらしい。
お葬式の主催者はNAACP。全国黒人地位向上協会と訳されることが多いけれど、市民権運動の牽引役となってきた黒人の団体である。

お葬式に参加したデトロイト市長の挨拶。
We gather burying all the things that go with the N-word.
We have to bury the 'pimps' and the 'hos' that go with it.
Nワードに付随するすべての事柄を葬り去るべくここに集まる。
ピンプとホーも葬り去らなければならない。

コトバのお葬式・・・・
葬りたい気持ちはわかるが、コトバを入れて出棺することに意味があるのかは微妙。

Nワードに恐るべき侮蔑と憎悪の歴史があることは、知ってる人は多いと思うし、ヒップホップでよく耳にするけれど、実は2種類あったりする。
ニガーとニガ。
巻き舌しちゃうと差別用語だけど、ヒップホップ世代のみなさんは、ニガ、とお互いを普通に呼び合っていたりする。

私が渡米して一番最初に住んだ町では、黒人も白人もプエルトリカンも、若いコたちはみんな、ニガとカジュアルに呼び合っていて、慣れるまではちょっぴりどきどきしたもんでした。

ま、それはさておき。
ヒップホップの世界では、普通に歌われているコトバである。
ラッパーの多くは、Nワードを使うな、という識者たちに、「だって現実なんだから」と反論している。
しかし、黒人たちが使ってるんだからいいだろ的な気のゆるみが大間違いを生んだりもする。
現実だからしょうがない、という意見と、Nワードを使っているうちは人種差別はなくならない、という意見が対立している。
フクザツである。

D12のDポーターのコメントがこれ。
The NAACP can walk down the street with torches in their hands, but it don't mean kids are going to listen to them

NAACPはトーチ(たいまつ)を手にもって道を歩けばいいよ。
でもキッズが (NAACPに)耳を傾けることにはならない。

CNNにコメンテーターとして出演していたバックネル大学のジェームス・ピーターソン助教授のコメントも、 NAACPの方針に懐疑的。
And, to be honest with you,
I'm not sure if the NAACP has the juice to really bring this kind movement to young people
正直言って、 NAACPにこの手の運動に若い人たちをひきつける動力があるかどうかわからない。

確かにNワードのお葬式、わりとご年配の方ばっかりだったような。
やっぱりイケてるラッパーが言ってあげないとダメみたいです。

| 時事 | 12:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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あるメッセンジャーのつぶやき ~雑誌に書けなかったこと

cover2.jpg


1日に発売になったブルータスで、NYのメッセンジャーたちに聞き取りをした。
ちゃりんこでNY内を駆け回り、急ぎの荷物をお届けしてくれる頼りになるおにいさんたちである。
体を張ってるからか、その攻撃的な生き様のせいか、なにかとてもセクシーな存在である。
そのなかに、かつてはフルタイムで稼ぎまくった伝説のメッセンジャーがいた。
Exceptorというバンドをやっているという彼は、今はたまにメッセンジャー職にもどるパートタイマーである。

オフィスでじっとしていることができない体質だったから、ぴったりの職だったよ、という彼に、なんでフルタイムをやめちゃったの?と聞いてみた。

その答えが、ものすごく正直で素敵だった。

If you have to smoke a joint before you go to work just to get through your day, you have to revaluate your life.

ものすごくストレスフルでタフな仕事なのだということは、想像に難くない。
そのタフさをヒトコトであらわしていると思う。
書けなかったけど、一番書きたかったヒトコトだったりして。
わかるわ、とうなずいた人、そんな仕事はやめてしまいましょう。

| ニューヨーク | 13:54 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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