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オバマ大統領のノーベル平和賞、いいんですか?

オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞したという速報を見て、唖然とした。
なんかの冗談かと思いました。
アフガニスタンとイラクの情勢は変わっちゃいないし、グアンタナモも開いたまま。
なんですか、これ。

瞬間的に、大統領になって1年も経たないうちに、これといって大きな功績もないのに、ノーベル平和賞をもらってしまったことは、最近とみに国内の風当たりが強いこともあって、マイナス材料になりかねない。
オバマ陣営も、「まいったな」と思ったかもしれない。
と思って、反応を読んでみると、共和党側の反応は、「何もしてないじゃん」、というものと、「まあ一応栄誉なことですから、国としては喜びましょう」というものに分かれている様子です。
というわけで、こんな反応になったわけですね。

とりあえず、ノーベル委員会の真意が気になります。
他に適当な人がいなかった、という線が濃厚そうだけど、前政権に対する嫌悪感の表明か、はたまたちゃんとやれよ、というプレッシャーか。
これがやると言ったことをやるための追い風になるといいのだけれど。

追記:NYタイムズのコラムニスト2人が今回の受賞について書いている。
トーマス・フリードマンのコラムはこちら
モリーン・ダウドは、怒ったクリントンがブッシュにかけた”仮想会話”調で書いている。おもしろかった。
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| 政治 | 05:36 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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大統領ケニア人疑惑のその後

できれば無視したいくらいばかばかしい、'birthers"という人たちのムーブメントがある。
らしい。
どういう人たちかというと、いまだにしつこく、「オバマはケニア人だ」→「彼が大統領になれたのは間違っている」と騒いでいる人たちのことである。
そろそろいなくなってもいい頃かと思っていたが。

オバマが大統領に就任したところで、黒人が大統領だという事実を受け入れられない人たちがいなくなるとはまさか思っていなかったけれど、出生証明書が出てきたあとも、騒ぎ続けているところがすごい。
白人至上主義者がやってるサイトとかブログなどで盛り上がるのはまだわかるけど、メインストリームのメディアのなかにも、それにつきあってやっているところがあるのもびっくりである。

ここまでくると、アホすぎて、ネタになっている感すらある。
そのばかばかしさを、ジョン・スチュワーがおもしろおかしくまとめてくれている。
ちょっと長いけど、暇だったらどうぞ。
The Daily Show With Jon StewartMon - Thurs 11p / 10c
The Born Identity
www.thedailyshow.com
Daily Show
Full Episodes
Political HumorJoke of the Day


ジョン・スチュワートは笑えるけど、笑えないのは黒人が大統領になったあとも、アメリカが抱え続ける人種問題の深刻さである。
アメリカを一周してみて、"Birthers"のようなおかしな人たちは、実は私が思っていたよりずっと少ないんだ、と思ったけれど、そうはいっても、いなくなったわけではないのである。

最近も、ハーバード大学の教授が、空き巣に間違えられて逮捕される、という事件が起きて、本当にげんなりした。

でもやっぱり、最終的には、騒いでられるのも今のうちだよ、と笑ってやるのが、こういうアホたれたちに対してとる態度として、正しいやり方なような気がする。
だって、もうすぐ、ブロンクス出身のラティーノの女性が最高裁の判事になるわけである。
ソトマイヨール判事の任命は、「affirmative action」だからフェアではない(つまり、マイノリティが任命されるのは、マイノリティだから任命されるわけで、そこがずるい)と騒いでいる政治家がいて、「何が悪いんだ」とテレビで突っ込まれ、「白人が作った国だからだ」と開き直っていたが、確かにヨーロッパから渡ってきた白人が、黒人を奴隷として使ったり、ネイティブを駆逐したりして作ったはずの国が、もはや白人の国ではなくなりつつあるという現実があるわけですから。

ちょっと前に、映画のプロデューサーをやっているお友達のFと会ったときに、人種の話になって、ニューオリンズで育ったときに、物心つくまで、黒人の乳母さんが自分の母親だと思い込んでいた、という話をしてくれた。
そんな風に育った白人の男子は、別の人種と結婚して、女の子をもった。
「彼女が結婚する相手が誰かはわからないけれど、彼女がおばあちゃんになる頃には、人種の概念はもっと希薄になるはずで、そうやって世界はもうちょっとみんなが住みやすい場所になるはずなんだ」
というようなことを言っていた。
そのあとに、
「ま、人種がひとつになったところで、人間はどうせ新しい戦いのネタをみつけるだろうけどね」
とも。
どっちにしても、こんなことがニュースになる世の中は、そう長くは続かないと願いたいものです。


| 政治 | 07:37 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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ペイリン辞任のニュース、そしてお詫び

ニュースワールドは、ペイリン辞任のニュースで盛り上がっている。
これまで笑いと怒りのネタを多数提供してくれたペイリンが、こんなにあっさり辞めると拍子抜け。
辞任の本当の理由と意図はなにか、政治から退くのか、わからないので、推測ゲームが大盛り上がり。

ー最近出たヴァニティ・フェアの記事でつくづくイヤになった
ー次の選挙で国政にうってでる
などの推測が人気のところだが

ーまた妊娠した
ー自宅で人の頭が見つかった
などといったワイルドカードもあったりして。

しかし、一番ありそうなのは、Twitter に出たこれか。
I've been told by Alaskan friends that there have been rumors swirling for weeks that the IRS has something big on the Palins.
税務署に何か弱みを握られている、というネタ。

もしかしたらこれから本当の理由が明らかになるのかもしれません。

そしてひとつお詫び。
この間、立ち上げた、と書いた別サイトが見られません、というご指摘をいただいたのですが、アドレスが間違っていました。
本当は、こっち
失礼しました。


| 政治 | 23:02 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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保守派のアイデンティティとちびっこ論客

去年の大統領選挙に負けて以来、アメリカの共和党は、アイデンティティの立て直しに必死です。
そもそも、財政保守主義(小さな政府、減税などなど)を支持する人と、文化的保守主義(中絶撤廃、同性愛者結婚反対、進化論反対などなど)を支持する人の歩調がだんだんあわなくなってきたわけで、左派のオバマ大統領が圧勝したことで、おい、どうすればいいんだっけ?みたいなことになっているのがはたから見ていてもおもしろい。

最近、こんなことがあった。
圧倒的な人気を誇る超タカ派の保守派の論客ラッシュ・リンボウが、オバマの刺激対策の発表をうけて「失敗すればいい」と切って捨てた。
しかし、今のアメリカを見れば、「失敗」をしてもいい余地はほとんどないわけで、これが「アメリカ的でない」と批判された。
(余談だけど、アメリカ人が「アメリカ的な」というときは、だいたいポジティブな意味で使われることが多い。でも日本人が「日本的だよね~」というときは、だいたいネガティブな意味で使われる多い気がする。自画自賛と自虐が対照的でおかしい)

RNC(共和党全国大会)の委員長に初の黒人マイケル・スティールを担ぎだしたはいいが、ラッシュ・リンボウの発言に焦って「(リンボウは)エンターテイナーにすぎない」と言ったことで、共和党はまた右へ左への大騒ぎ。
スティールが謝罪することで事態が収拾されたわけです。

そんなさなかに、13歳のちびっこ論客が登場した。
みてください、これ。
ジョナサン・クローンくん。



今の共和党に必要なのはカリスマ。
ナショナルメディアは大喜びである。

ちびっこアクターだというが、しっかり保守主義についての本まで書いている。
お父さんとお母さんは、本人に比べたら政治への関心は薄いという。
一度みると、すげえこいつ、と思ってしまうが、2度3度見ると内容が意外とないことがすぐわかる。

しかし、喜んでる保守派もメディアもそして私もジョナサンがやることやってるってことについて考えるべきである。
この子の人気がこれだけ出てしまうのは、オトナがいかにちゃんと仕事をしていないから。
この子が次の選挙に出られる年でなくてよかった、なんてこっそりほっとしたのは私だけでないはず。
しかし、オトナがダメなくらいのほうが、もしかしてしっかりした子どもたちが育っていくのかもしれません。

| 政治 | 15:14 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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オバマ就任式が終わって

長い歴史のなかで、今日という日が何を意味するものなのか、まだわからない。
始まりの始まり、という人もいれば、終わりの始まり、という人もいるわけで。
とにもかくにも無事に終わってよかった、よかった。
判事が宣誓の文句を間違ったり、テッド・ケネディ上院議員が倒れたり、ちょっとした事件はありつつも、一部の人が恐れていたようなとんでもない事件などは起こらなかったということです。

泣いた?というメールをいくつかいただいたけれど、涙は出なかった。
個人的な感想を言わせていただければ、オバマのスピーチが、「やったぜ」という感じでも、「アメリカは偉大です」という感じでもなかったのは、良かったと思う。
イスラム圏に直接呼びかけたことも、アメリカ国民に「変わらなければならない」と訴えたことも、現実を必要以上に美しく描かなかったことも、必要なことだったのではないかと。
オバマが、これから良い仕事をできるかどうかはまったく未知数だけれども。

ところで。
オバマの演説には、共産主義についてのくだりがあった。
英語はこれ。
Recall that earlier generations faced down fascism and communism not just with missiles and tanks, but with sturdy alliances and enduring convictions.

日本語は、朝日新聞の訳から。
先人たちがファシズムと共産主義を屈服させたのは、ミサイルや戦車によってだけではなく、頼もしい同盟国と強固な信念によってでもあることを思い起こしてほしい。

AP通信の記事によると、このくだり、中国の国営メディアの翻訳ではカットされちゃったんだそうな。

なんだかとても残念な気分になった。驚きゃしないけど。
実際のところ、中国はすでに事実上、共産主義国ではなくなりつつあるわけで、目くじらたてなくても、という気がしてしまうのはおかしいのだろうか。
オバマが普通の政治家と違うのは、嫌な現実から目をそらさないというところだと思っている。
国民の目を現実からそらそうとする戦略をとっても、いつかきっとツケがまわってくるような気がするのだが。
国民は政治家たちが思っているほど馬鹿でも無知でもないはずなんだけどなあ。

最後に。
BBCによるキング牧師のインタビュー(1964年)を発見した。
今見ると、とても感慨深いですよ。






| 政治 | 16:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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オバマ大統領誕生まで秒読み

エラい盛り上がりようである。
昨日のリンカーン・メモリアルの前でのイベントにはじまり、とにかくこの盛り上がり様は一体なんなのだろうか。
というわけで、今日は、明日の夜、どこに遊びにいく????という質問を何度もされた。
明らかにパーティーナイトと化しています。

ま、気持ちはわからなくない。
明日になれば、史上最低の大統領とお別れできるわけです。
しかし、イバラの道はこれからですよ、と突っ込みの一つも入れたくなる。
こういう時に盛り上がれる人間だったら良かったなあ、なんて思ったりして。
あ、もちろんパーティーには出かけるつもりまんまんですが。

それにしても昨日のイベントは微妙であった。
U2のパフォーマンスを見て、それにしても鷹揚な国だとあらためて思ったのは私だけではないはず。
アイルランド人じゃん!という突っ込みを入れたくなるのは、私が日本人だからか。
エディターのMちゃんともこの話題になった。
いやでも、オバマのキャンペーンソング、U2だったんだよねー、という私のコメントに彼女の返答。

>オバマのキャンペーンソングはU2だったんですね。ほー。
>麻生太郎のキャンペーンソングを韓流スターが歌う感じ?

イメージしてみてください。
不思議度が高まりませんか。

そして、その他のメンツも微妙。
ブルース・スプリングスティーン、わかる。
スティービー・ワンダー、わかりますね。
アッシャー、うーん、微妙
シャキーラ、冗談でしょ?
という感じ。

なんでシャキーラなんだよ、と怒りたくなったのも私だけではないはず。
ヒップは嘘をつきません、って歌っている人ですよ。だって。
というわけで、しらけてしまったのでありました。

まあでも、歴史的な1日であることは間違いない。
今日のNYデイリーニュースに、BET(ブラック・エンターテイメント・テレビジョン)のパーティの話が出ていた。
出席者のなかから、黒人が大統領になるわけだから、黒人コミュニティだって、これからもっと努力をしないといけない、というような発言が相次いだ、というお話である。
たとえば脚本家のタイラー・ペリーの

The days of excuses are over
言い訳の時代はもう終わりだ

という発言。

オバマが大統領選挙に勝ったことだって、今振り返っても奇跡のように思える瞬間があるけれど、まあ、それもあれだけ優等生系のオバマだったから、ブッシュがあまりにもひどかったから、といろんな要因が重なって実現したわけで、これで、アメリカが人種の平等を達成したことには全然ならないんだった、ということをあらためて思い出したのでありました。

コメディアンのクリス・ロックが、最新作のライブのなかで、自分が住んでいるコミュニティに住むことができるわずかな黒人は、メアリー・J・ブライジとかJay-Zとかで、なのに近所の白人は歯医者とかなんだぜ、という話をしていたのを思い出した。
まあ、現実はまだまだそんな程度だ、という話です。

何はともあれ、宴は明日である。
明日はとりあえず盛り上がって、あさってになったら考えればいいか。

| 政治 | 12:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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史上最低の副大統領

やるならやらない、やらないならやらないではっきりしろ!と怒っていた人も多かったGMとクライスラーの救済問題がようやく決着したようです。
これで、金融危機に対応するために議会が設定した七千億ドルの公的資金がもうなくなっちゃった模様。
莫大なお金である。しかも税金。
そ、それなのに。
一発目の公的資金注入をうけた金融機関は、そのお金をどう使うのかということについて、まったく開示義務がないらしい。
CNNが、主な金融機関に取材をしたところ、どこも開示しません、という答えだった、というリポートを見て、久しぶりに心臓発作の原因になりそうなくらいの怒りを覚えました。
ホワイトハウスも、議会も、マスコミもいったい何をしていたのだろうか?
というか、これだけ世界中が注目していたのに、どうしてそんなことが起きたのだろうか。

実のところ、私にだって、大手金融機関につとめるお友達が少なからずいる。
ボーナス~~%カットらしいよ、なんて話を聞くと、一瞬、心が痛むのだが、すぐに、ちょっと待てよ、という気持ちになる。
財政赤字のかたまりとなった国から、税金借りて、ボーナスもくそもないだろ、職があるだけ感謝しろ、と思ってしまうわけである。
個人的な恨みはまったくないにしても。

まったく開示義務のないお金は、もう渡されてしまったわけで、今何を言ったところで手遅れなわけだが、ブッシュ、最後までほんとやってくれるよな、という気持ちです。
もう何もしないでいてくれたほうが良かったのに。

というわけで、さらなるハンデを背負ってしまったオバマ。
ブログから遠ざかっている間に、少しずつ、オバマ新政権の顔ぶれが決まったのだけれど、それについて、自分がどう感じているのか、いまだにわからずにいる。
ちょっと前に日本のお友達から「第3次クリントン政権誕生、おめでとうございます」というメールがきた。
確かに、そういう突っ込みをうけても不思議でない顔ぶれ。
これで何かが変わるのだろうか、ジャッジはもう少し先にのばしたいと思います。

政治学者でも占い師でもないので、この先のことは読めないのだが、最近の新聞などを見ていると、この時期、当然ながら、ブッシュ政権を振り返る記事が多い。
さすがに、靴を投げられて意外な運動神経を発揮した男は、ここへきて、「やっちゃいました、オレ」というムードを漂わせているのだが、一方、まったく反省の色のない人が一人。
「史上最低の副大統領」と呼ばれるチェイニーくんである。

今日、フォックスニュースに登場していたので、ついそこだけネットで見てしまった。
ジョー・バイデンが果たす役割についての質問に対する答えを聞いて、さらにまた愕然とした。
I think that President-elect Obama will decide what he wants in a vice president.
And apparently, from the way they're talking about it, he does not expect him to have as consequential a role as I've had during my time.
バイデンは、オレほど重要な役割は果たしそうもないね、てなことである。
お~ま~え~な~、と再び憤死直前。
そもそも、副大統領って、そんな重要な役割じゃないはずなのである。
なぜ、この人の頭はそこまで大きくなってしまったのか。
そして、なぜそんなことが許されてしまったのか。

こんな副大統領とアホの大統領を2度も選出してしまった国民も、さすがに今は怒っているらしい。
CNNの世論調査の結果を見ると、国民の23%がチェイニーは「ワースト副大統領」だと思っていて、さらに41%が「poor vice president」だと思っているんだそうな。

何を言ってももう手遅れ。
この二人組は、アメリカを赤字と不景気のどん底に落として、世界の経済を根底から揺るがせてしまったわけだから。
唯一の希望は、次の政権が発足したあとに、チェイニーが何らかの捜査の対象になるのでは、なってほしい、ということであります。

イラク人ジャーナリストが靴を投げた事件の後に、インターネットがすごいことになっていたのはご承知のとおり。
ネットのディスカッションで、あなたなら何を投げますか?というものがあった。
みんな、よく考えるなあ、というくらい面白い答えが多かったけど、一番笑った答えは
A ninja!
ああ、忍者、投げたい。チェイニーに。
忍者が飛んで来ても、反省しないだろうけど。


| 政治 | 16:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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人種問題と投票行動

これだけ世の中が不況に喘いでいるのを見ると、つい先のことばかりが心配になってしまうけれど、そうはいっても、オバマの勝利は歴史的な出来事だったわけで、いまだに新聞などを読んでいると、今回の選挙がらみの記事がとても多い。

昨日のニューヨーク・タイムズ紙で目を引いたのは、
For South, a Waning Hold on Politics
と題された記事。
かつては影響力の強かった南部が、変わりゆくアメリカの政治構図のなかで、影響力を失いつつ、というストーリーである。
この記事には、オバマが黒人という理由で、または、オバマはイスラム教徒に違いない、という思い込みから、ジョン・マケインに投票したという南部の白人の談話が紹介されているのだけれど、南部とその他の地域の分断が浮き彫りになっている。

中にはびっくりするような発言もある。
たとえば一人の女性は、
I think there are going to be outbreaks from blacks.
From where I'm from, this is going to give them the right to be more aggressive.
なんて言っている。

こんな発言はニューヨークにいるとびっくりしてしまうような内容だけれど、確かに私が全米を旅したときも、南米には、オバマが黒人だから、という理由で投票できない、といった人にも数人だけれども会った。
オバマが勝ったことで、よかったよかった、と思っても、こういう記事を読むと、現実に引き戻されますね。

ちなみに下のチャートは、人種別の投票行動を示したもの。


50%以上がマケインに投票したのは、白人だけである。
もちろん、もともと共和党を支持しています、という人も多いだろうから、オバマが黒人だから、という理由だけでもないとは思う。
でもタイムズの記事によると、アラバマでは、白人10人のうち9人がマケインに投票したというから、全米のムードとはかなり差があるということになる。

世代的な問題でもあると思う。
世代的にみると、こんなことになる。


(ソース:www.dailykos.com)

タイムズの記事は、南部の保守的なエリアの有権者の影響力が少なくなっている、という内容だけれども、共和党は、こういう人たちの政党になってしまっている、という話でもある。
政党のアイデンティティが時代の流れに取り残されてしまった、という話は、人類の歴史のなかにもたびたびあったことだと思うけれど、これも一つの良い例かもしれない。

そもそも共和党の支持基盤には、小さな政府、減税といった財政保守主義を支持する人たちと、銃規制や中絶に反対する文化的保守主義のみなさんがいて、後者のみなさんの中には、根強い人種偏見を持っている人も多いようだ。


オバマの勝利演説で一番心を動かされたのは、このフレーズだった。

To those Americans whose support I have yet to earn
I may not have won your vote, but I hear your voices, I need your help, and I will be your president too

「今回支持を得られなかったアメリカ国民のみなさん、
あなたの支持は得られなかったかもしれないけれど、あなたの声も聞こえている。
私はあなたの助けを必要としているし、私はこれから、あなたの大統領にもなるのです」

って感じでしょうか。
自分が黒人だというだけ(それもハーフだっていうのに)で、自分に対して差別意識をもったり、偏見を持ったりする人に対して、こんなに誠実に対処できる、というのがオバマの素晴らしいところである。

最近、「オバマ、人種差別」というキーワードの組み合わせで、私のブログを見にきてくださる人が多いようです。
アメリカに暮らす期間が長くなればなるほど、racism(人種差別、人種偏見)の根強さにびっくりしたり、人種差別がなくなることはないだろうなと思うことは増えている気がするが、これからのオバマを見て、黒人だからという理由でオバマに投票しなかった人たちの心が変わることがあればいいと思う。
そしてアメリカの外でも、人種偏見がなくなる役に立てばいいと思う。
何はともあれ、すべてがこれから、ということなのでしょう。

| 政治 | 07:02 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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アメリカに来て最良の夜

今日は、アメリカにきてからの12年強の間で、一番エモーショナルな日だったと思う。
オバマが大差で勝ったことは、日本でも報じられていると思うけれど、オバマが勝ったあとのニューヨークのお祭り騒ぎは伝わっているでしょうか。
私は、ブッルクリンのバーで、中継を見ていた。
オバマが勝った瞬間は、みんなが涙を流し、そして終わったあとにはお祭り騒ぎが始まった。
アップタウンでは、爆竹が鳴り響いていたらしい。
ブルックリンもすごかった。
ストリートを通る車はクラクションをならしまくっていたし、ストリートではみんなが嬌声をあげて喜んでいた。
大騒ぎ、です。
暴動仕様の警察が出動するほどに。



一緒にいた友人のE(女子、白人)は、止める間もなく、警官のところにとことこ歩いていって、なんなの、これ? どういうこと? と詰問していた。
警官は、
Everything is cool. We are excited too, but we can't show it.
と言ったという。

アメリカにわずかに残った良心が集結した日のはずが、警察の出動を見てちょっと冷めたとはいえ、それにしても良い日でありました。
親しい友人たちとバーに集結し、ジェシー・ジャクソンやオブラ・ウィンフリーを始め、たくさんの人が涙を流し、たくさんの人がハグし会っている姿を見つつ、大量にお酒を飲みました。

今日という日は、世界にとったら良い日かもしれないけれど、民主党が政権を握ったことで、もしかしたら日本には厳しいこともあるかもしれない。
そして、これを機会に日本も自分の足で立つことを覚えることが求められるかもしれません。

今日はお祭りとはいえ、これからいばらの道が待っているはず。
アメリカにも、日本にも。

最後に、年上の友人R(白人、男子)から今日きたメール。
In 1968 when I was 11 years old James Earl Ray murdered Martin Luther King in Atlanta.
It was in the dead of summer. The next day the country exploded.
People rioted and burned cities down... Detroit, Buffalo, New York had riots....
That was only 40 years ago. To see this is extraordinary.
(そしてちなみにRのブログは、こちら。あんまり更新してないようだけど)

アメリカ初の黒人大統領が誕生することになった。
自分より上の世代の人と話をすると、それが意味することの重みがよくわかる。
友人T(男子、黒人と白人のハーフ)の86歳のおばあちゃんは、ただただテレビを見ながら涙を流していたという。
オバマのおばあちゃんはこの日を目撃できなかったけれど、Tのおばあちゃんが、この日を目撃できたことが本当に良かったと思いつつ、今日は寝ようと思います。

| 政治 | 17:57 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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It ain't over till it's over, baby!

あと17時間ほどで、投票所が締まり始まるらしい。
いよいよです。

世間にはすっかりオバマが勝つというムードが漂っている。
ここ数日であった民主党の支持者たちはすっかりお祝いムード。
オバマが勝った場合に備えて、パーティーのお知らせがいくつかきた。

というわけで、今日、友人で政治ジャンキーのM(女子、ラティーノ)が浮かれているのではないかと思い、電話をしてみた。
そうしたら、もうテレビは見ていないという。
なんで?と言ったら、世論調査の差が縮まっているのを見ていたら心配になり、胃が痛くてみていられないという。
いや~、もう大丈夫でしょ、と言うと
It ain't over till it's over, baby!
と怒られた。
オハイオとフロリダはきっと盗まれる!と騒いでいる。
彼女がいうには、世論調査は最大3.4%のエラーがあるため、ちょっと差が縮まった今、安心はできない、ということらしい。
今まで見たことのないような不信感である。
明日の今頃には、良い結果が出ていて、どこかのパーティーでお祝いに参加できているといいなあ。

さて。
オバマの祖母が昨日86歳で亡くなったという。
今日の演説で、おばあさんの話をするオバマはとても悲しそうだった。
そして、オバマを育て、彼の人間形成に多大な影響を与えた女性が、明日、生きていないことが、おばあさんが亡くなったのに悲しむことだけに集中できない状況にあるというタイミングの悪さがとても悲しく思えました。
オバマ本人は
She's gone home
と言っていたけれど。

でも、オバマが大統領になったとして、これからとても大変なことがたくさん待ち受けているのだろうと思うと、ちょっと怖い。
今日、夏にシカゴで出会った黒人の男性が、実はオバマに予備選を勝ってほしくなかった、と言っていたのを思い出した。
その人は、
It is like sending him into an electric chair.
I am worried for him.
「電気椅子に送り込むようなもんだ。
彼のことが心配なんだ」
と言っていた。

こんなタイミングでそんなこと思い出しちゃうなんて嫌な感じ。
悪いことがこれ以上起きませんように。

| 政治 | 14:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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