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株式市場大幅高の不気味

景気の先行きが見えない感じにすっかり馴れてきたような気がする今日この頃。
「期待の星」から「ダメなヤツ」にすっかりイメージが変わってしまったガイトナー財務長官が発表した不良資産買い取り案を発表した今日、株式市場は、気持ち悪いほどの大幅高。
朝読んだニューヨーク・タイムズでは、ポール・クルーグマンが、この案に対して、「despair(落胆X100倍くらいな感じ?)」という言葉を使っていたので、暗い気持ちでいたのに、あれ?市場は好感しているのね、なんて単純に考えかけてしまった。

が。
夕方電話をくれた金融業界の友人がひとこと。
「出来高がめっちゃ低いんだよね、金曜日の出来高より低かったし」
金曜日は、アジアとヨーロッパの市場が閉まってしまうので、取引の量が少なくなる。
取引の量が少ないと、値動きは激しくなるわけで、今日の市場は上がったけれど、しかも出来高が低いとなると、必ずしも、満場一致で喜んでいるわけではないということである。
不気味。とっても不気味。
そのうえ、株式市場が大きく上がったり下がったりしているうちは、まだまだ先行きが不透明だということで、余談は許さない感じ。

が、報道をみると、どこも「過去5番目、今年最高の上げ幅」ということばかりに注目している。
こうも暗い話ばかりが続くと、明るいニュースに注目したい気持ちはわかる。
わかるが、いいのだろうか、それで。

ちなみに、不良資産買い取りについては、専門家たちの意見も分かれているもよう。
全部読むのはめんどくさい、と思った人のために、ニューヨーク誌がウェブで要約してくれています。

でも、エコノミストでなくても、国が不良資産の買い取りを仲介するっていう案が根本的な解決にならなそうなことくらいわかる。

オバマのがんばりを見ていると、大きなニュースにならないような部門で、小さな努力を毎日積み重ねていることがわかる。
が、今、国民が一番心配しているのは、景気。
就任してまだ100日も経っていないのに、ウルトラCを期待するのはアンフェアってもんかもしれないけれど、それにしても、心配。
オバマくん、頼みますよ。まじで。


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| ビジネス/金融 | 15:10 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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ファッションとリセッション

山から降りて来て2日がたちました。
というわけで断食も終了。

断食に興味がある!というメールをいくつもいただいたので、断食の報告。
6日間断食+オレンジジュースだけ1日+野菜ジュースだけ2日で終了。
6日でやめるのは悔しかったけれど、社会生活もあるし、涙をのみました。
それにしても生まれ変わったような体調の良さ。
めっちゃ元気になり、2日前から生き生きと仕事をしている。

というわけで、すっかりニュースから遠ざかった日々を送ってきたが、相変わらず暗い話が多いですね。
昨日は、Obedient Sons and Daughters という素敵なブランドが店じまいをします、というメールがきた。
投資家が退くことになって、今のブランドはたたむということになった、という話を耳にしました。
ウワサですけどね。

景気の悪さはどこの業界にも影響を及ぼしているけれど、景気が悪い、ということが、これから人の生活をどうやって変えていくのか考えてみるとおもしろい。
昨日は、某百貨店のファッション・ディレクターのお方にインタビューした。
彼は、景気が悪いからこそ、使い捨ての大量生産ブランドの時代が終わるのでは、と予測していた。
何年も着られるものを買わざるをえなくなる時代がくるのでは、と。

そんな話をしていたそばから、
「一人勝ち」ユニクロ、増収増益
という見出しを朝日で見た。

どうなんですかね、実際のところ。

ちなみに、ニューヨークでは3月あたりにトップショップもオープンする。
オープンが決まってから、準備をしている間に、世相がすっかり変わってしまったけれど、ニューヨークの消費者がどう反応するのか、今からとっても楽しみなのであります。



| ビジネス/金融 | 23:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ビッグ3とプライベート・ジェット

というわけで、GM(とビッグ3の残り2社)問題はまだ長引いている。
大変なことになってしまうから、公的資金を下さい、とお願いしにきたのに、プライベート・ジェット機(デトロイトからワシントンDCまで、ガソリン代2万ドルだという)でやってきたことがばれ、議会と世論の神経を逆撫でしてしまった。
こういうことを 「PR disaster」と呼びます。

とても複雑な気持ち。
クラスで一番の落ちこぼれなのに、先生たちにすりよることでなんとか進級してきた子が、ついに落第しそうになって、それはとても自業自得なことなのに、この子が落第するとクラス全員が落第してしまうだけでなく、学校中が大変になる、というようなことです。
ここまでくる前に、ほかにもできることが山ほどあったはずなのに。

フォードのムラリー社長のコメント。
We are equal to or better than Honda and Toyota.
Every new vehicle that we make, whether it's small, medium or large, is best in fuel efficiency.
The given is safety.
And we have more, at Ford, more five-star quality and safety ratings than any other automobile.

今までこの人は何を見ていたのだろう?とあきれてしまった。
昨日CNNを見たら、アンカーが記者に「トヨタとホンダの役員は、プライベートジェットで動いているのでしょうか?」と聞いた。
記者の答えは、「わかりません、でも、トヨタとホンダの役員は、議会で公的資金を注入してくれなんて言ってませんからね」だった。
おっしゃるとおりです。
(実際のところ、どうなんだろう?勝手にノーではないかと想像する)。

そして、「そうはいっても、救済措置をとらなかったら、景気全体ひいては世界に飛び火する」という恐怖感がただよっている。
確かにそれは恐ろしい。
でも、死にそうなものを無理矢理生かしたところで、早いか遅いかの違いではないかと思うのだけれど。
今まで、そうやって何度も、恐怖感に動かされてきたのではなかったか。
アメリカ人のアメ車離れがすっかり進んでしまったビッグ3が借りたお金で立ち直って、利子をつけてきちんと返済する、というシナリオは考えにくいと思うのだが。
そう思ってしまう私は、経済のことがわからないバカなのだろうか。

というわけで、私の気持ちはとても複雑。
この問題について、23日のJ-Wave「Good Morning Tokyo」でちょびっと話します。
それまでに考えをまとめようと思います。

| ビジネス/金融 | 18:44 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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カナダの銀行の経営状況がが世界で一番健全な理由

TIME誌に、「カナダの銀行が援助を必要としていない理由」と題された記事を見つけた。

カナダの銀行の経営状態は、世界的にいうとナンバー1らしい。
サブプライムの影響を被った銀行はあるにはあるが、基本的に、規制がとても厳しいので、サブプライムに資金を垂れ流すこともできなかった、そしてそれが結果的には吉と出たかもしれない、という話である。

そういえば、去年の春くらい、規制問題の専門家にインタビューした。
その先生は、規制という学問の分野では若手のスターと言われる人だったのだが、基本的に自由主義の信奉者で、規制は少なければ少ないほど良い、すべて市場の自然な流れにまかせるべき、という立場を取る人だった。

私も、ずっとそう思っていた(基本的に、当局によるコントロールが嫌いなため)。
でも、そうなのだろうか、と最近よく疑問に思う。
自然な市場の流れにまかせてきた結果、今、先進国の経済は、大恐慌以来と言われるほど危険な状態にある。
やっぱりダメだったってこと?
それでも、やっぱり、原則はあくまでも正しい、という人はいる。
でもなあ、現実ダメになってるってことはダメなんじゃないか。
難しいところです。
だって、規制はしたほうがいい、と言うと、社会主義と言われてしまう世の中ですから。

アメリカは欲をかいて大失敗した。
カナダは厳しい規制体制を敷いていたために、今、他の国が経験している傷みを経験しないですんでいる。

それにしてもわからないのは、89年のバブル崩壊で痛い目をみたはずのマイ故郷が、なぜサブプライムの罠にかかってしまったのだろうか、ということである。
去年、NYに駐在中の男性を紹介された。
某公共機関のお方だったのだけれど、仕事は、従業員の年金を運営して増やす、という仕事だった。
その人と話をしながら、そんな大切な年金を、管理している人物が、株のトレーダーみたいな雰囲気を出しているということ、年金を増やす目的で、人材が一人NYに派遣されていること、さらに投資先がアメリカ株だってことにも。びっくりした。
バブル崩壊のときに、学んだはずだったんだけど。
誰か、私の素朴な疑問の答えを教えてください。

| ビジネス/金融 | 16:32 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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空の旅は拷問か

カナダの旅は取材もうまくいったし、とても楽しかったけれど、ハプニング(これ、死語?英語では確実に死語ですけれど)もあった。
NYの空港にたどりついたら、NYからハリファックスまでのフライトがキャンセルされたことがわかった。
つまり、自動的に、ハリファクスーシャーロットタウン(プリンスエドワード島の空港)便に乗れないことになる。
島までの便は1日1便しかないので、翌日の便に乗るしかない、とカウンターのお姉さんが平然という。
ごめんなさいね、というふうでもない。
中3日の限られた日程の取材である。それじゃ困るんだけど、他のルートはない?と聞いても首をふるばかり。
えーっと、困ったな、どうしようか、と考えてみたが、良い方法を思いつかないので、じゃあ、しょうがないから、翌日の便にのせてください、と言ってみた。
コンピュータをかちゃかちゃやってたと思ったら
「あらら、もううまっちゃった。だから早く決断しろって言ったのに、ぐずぐずしてるから」
こういうときの気持ちをなんと表現したら良いのだろうか。
物騒なコトバしか思い浮かばない。ネットにはとても書けません。
日記には書いたけど。

この間のパリ旅行でも同じことが起きた。
便をキャンセルしておいて、「どうする?」みたいな態度をとる。
何万というお金を払って、不慮の事態が起きるところまではわかるけれど、解決しようという態度すら見せない。
ちなみに前回のパリはアメリカン航空、そして今回はエアカナダである。

What do you suggest we do?
ともう一度チャンスをあげたのに、返事は
I don't know what to tell you
憤死するかと思います。こういうとき。ほんと。

ない頭を必死に動かして、考えついた解決策。
ハリファックスまで行き、そこから陸路で島に入るという方法。
夜中のカナダを車で何時間も走ることになるけれど、一日無駄にするよりはいいだろ、と。

ほんと、エアトラベラーの権利は、ないも同然である。
どーよ、これ、って考えていたときに、ユナイテッドがアメリカンに続いて、預ける荷物に課金するというニュースが入った。
1つ15ドル。
どんな荷物でも預けるとお金が必ずかかることになった。
確かにエネルギー価格は上がっている。
コストがあがっているのもわかる。
でも。でも。
航空会社の経営状態が悪くなったのは、それだけじゃないと思う。
カストマーサービスは悪いし、しょっちゅう遅れるし、鞄はなくなるし。
それなのに、お客の負担ばかりが増える。
ちゃんとやれてるエアラインだってあるのにな。
ダメな航空会社は淘汰されていくべきだと思ってしまいました。

余談ですが、カナダから戻った入国審査で列に並んでいたときに、列をさばいている空港のお姉さんが、「ティム・ラッサートが死んじゃったって」と大騒ぎしていた。
ティム・ラッサートは、NBCの「Meet the Press」という番組のキャスターをつとめていたジャーナリスト。
私のなかでは、アメリカのジャーナリズムの良心を代表する存在だった。
しかも58歳という若さで。
右に、左に、と政治思想が偏ったジャーナリストが多いなかで(自分も含めて)、貴重な存在だったと思う。
とても、悲しい。
合掌。

| ビジネス/金融 | 09:02 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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グーグルは好きですか

告白すると、実はマイクロソフトの株を持っている。ちょぴっとだけどね。
なぜ買っちゃったかというと、何年か前に、“悪者”だと思っていたビル・ゲイツがだんだん世直しに目覚めて、それをがんばってほしいと思ったのと、ビル・ゲイツのことだから、あともう一度くらい何かやらかしてくれるんじゃないかと思ったの。
ところがどっこい、何も起こらないので、株は放置しています。

1週間ほど前の話なのですが、グーグルのiGoogleのイベントに行って来た。
日本でもヒルズでやっていたみたいだけど、ミートパッキングの会場には、マイケル・グレーブスとか、ジェフ・クーンズとか、iGoogleに参加した名だたるアーティストが多数集合していたわけです(参加アーティストのリストはここ)。



前にも書いたけれど、「アートと企業」のコラボは、いつも考えているテーマである。
やり方まちがっちゃうと嫌らしくなったり、ものすごくチープになったりするから。

パネルディスカッションを聞いていて、グーグルは使っている人たちの間で、ものすごく民主的なメディアだというコンセンサスがあることが、多数のアーティストが参加している理由なのかなと思ったりしました。もちろん、私たちの知らないところで参加しないことを決めたアーティストなんかもいるんだろうけど。

ところで。知らなかったのですが、日本では今でもナンバー1の検索エンジンはヤフーなんだそうですね。
アメリカでは、グーグルが登場したと思ったら、あっという間に「グーグルする」という動詞が普通に使われるようになって、ずいぶん前からナンバー1なような気がしちゃうけれど。
こっちの株相場でいうと、かたや585ドル、かたや25ドル(両方とも今日の終値です)。
経営状況とか難しい話はおいておいて、何が違うって、クールかベタかってコトなんじゃないかと思うんだけど。
久しぶりにヤフーをみて、あまりのべたさにびっくりしちゃった(これをいいと思う人ももちろんいるんでしょうけれど)。
片方の業務自体がもう古いとか、ビジネスモデルがもう古いとか、っていう指摘もありだと思うし。
ユーザーの立場から見ると、グーグルの最大の魅力は、たぶん、遊びを真剣に仕事にしてるってことだと思うんだけど、どうでしょう?
あとは、このままかわいくて素敵な存在であり続けられるかどうか、である。

つまり、ヤフーを一株30ドル以上で買おうとしたマイクロソフトの株を持ってる私も相当なルーザーってことでしょうか。
グーグルに対抗しようとして、考えついたのがヤフーの買収だったとしたら、まったくダメって感じがします。
というわけで、マイクロソフト株のことは、このまま忘れてしまうことにします。

ところで、ルーザーといえばヒラリーです。
ノースキャロライナで大負けしてからも「続ける」というので、もーいい加減に決めてよ~と思っていたけれど、今日になったらスーパー代議員が続々とオバマ支持を表明しはじめて、ニュースを見ていても、そろそろ「終わった」というムードが流れはじめている。
問題は、どうやって最後を飾るかです。
うまくやめないと、民主党が分裂したままになっちゃうから。
というわけで、終は意外とあっけなくやってくるかもしれません。

| ビジネス/金融 | 06:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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世紀末、まだまだ続く? 

原油の価格が1バレル=105ドルを超えた。
株式市場は今日も大幅に下がった。
ドルは102円台である。
2月は、1日平均で3960人が破産宣告をしららしい。1日、ですよ。
そしてこれは、1月と比べると18%増で、前年比だと28%増である。
すごいことになっています。

最近、人と話をすると、こんな世の中の影響がじわじわあるのね、と実感することが多い。
まずは結婚している友人のK嬢。
「うちは今年はバケーションなし。リセッションがくるから、貯金しないといけないんだって~」
そして、今日話したヘッジファンドの女性も
「まだまだ、これから。どんどん出てくると思うよ~」

大手の金融機関でヤバいニュースを抱えているところがまだまだあるらしい。
昨日、ジョージ・ブッシュは、OPECに増産をお願いして、鼻であしらわれたわけですが、つまり、原油高のおかげで儲かっている人たちにいいように遊ばれて、しかも、同時に金融機関を救済してもらっているわけです。
絶望的な感じである。

先日、アメリカで投資銀行をやっている日本人の男性と食事をする機会があった。
アメリカンドリームを地でいっているような素敵なおじさまであった。
その方が、こんなことを言っていた。
かつて、金融機関のトップは、銀行家たちだった。それが、今は、企業の審査などしたことがなく、ポジションを張ることでギャンブルをのしあがってきたトレーダーたちばかり。

つまり、メンタリティが完全に違う、という話である。
これまでは、ギャンブルがうまくいっているように見えたけれど、みんな自分はババをひかないと思っていた。ところがどっこい。
システム全体がババをひいてしまったような状況になっている。

年末商戦のときに、国全体が「消費せよ」の熱に浮かされている、と書いたけれど、市民レベルでババをひいてしまったのは、踊らされて返せないローンを背負ってしまったり、消費し続けてクレジットカード負債をためてしまった人たちである。

この状況を脱却するには、根本的にメンタリティを改革しないと難しいよね、という話だった。
ババをひいたシステムのトップのみなさんも、一般市民も、メンタリティを変えないとダメだと思う。

この間、伝説の詩人ゲーリー・スナイダーにインタビューした。
(ものすごく長いインタビューに付き合ってくれた。これは、3/26発売のブルータス・トリップに出ます)
そのなかで、彼が、「世界は、ものすごく大きな富と権力を持つごく一部の勢力が動かしていて、でも同時に、何かがおかしい、正しいことをしたい、と考えている責任ある市民たちが登場してきていて、この二つの力がいつか衝突するかもしれない」と話していた。
もちろん、衝突が起きない可能性もある。

少なくとも自分は、「正しいことをしよう」と思うグループに参加したいわけですが、それだってものすごく難しいことのような気がする。
私だって、ショッピングも嫌いじゃないし、クレジットカードだって持っているわけだから。
まずは踊らされない自分になるところから始めようと思います。

| ビジネス/金融 | 10:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Rワードの恐怖

ここ数日、急にテレビや新聞でも「Rワード」が取り上げられるようになっている。
Rワードは、リセッションです。
NY株式市場がすごいことになっているから。
どのくらいすごいことかは、日本でもきっと騒がれているだろうけど、ちょっとあげてぐんと下げる、もっと下げる、の繰り返しである。
昨年末から10%近く下げてる。すごいことである。

ちなみに、これまでもNワードのことを書いたことがあったけど、~ワード、と頭文字に「ワード」をつけて言う言葉は、だいたいにおいて、口にするのもおそろしいコンセプトであることが多いような気がする。
あ、でもMワード、というのもあります。marriageですよ。
これだって別の意味で恐ろしいコンセプトであるからに。

もちろん株価だけで、経済全体の評価を決めることはできないし、リセッションの定義は2四半期連続で国内総生産がマイナスになることだから、リセッションかどうかが本当にわかるまではまだ時間がかかる。
とはいっても、ビジネスニュースに良い材料がものすごく少ないので、みんなびくびくしてるんですね、きっと。

というわけで、最近とみに影の薄い男、ジョージがなんとかしようとしている。
今日は、総額1400~1500億ドル相当の景気対策を発表した。
詳しいことはわかっていないけれど、どうやら所得税の一部を返してくれるらしい。
その金額は、一納税者につき600ドルとか800ドルとか言われている。
家族がいるともっと多い可能性もあるらしい。

そういえば、前にもそんなことがあったなあ、と考えてみたのだけれど、911の後に、300ドルの小切手がきたんだった。
返してもらった税金で、国民がお買い物をすれば、消費にはずみがつき、景気が停滞するのを防げるのでは、というコンセプトだった。
もちろんもらえるものはもらったし、確かに家計の足しにはなるだろうけれど、こんなことが景気が救えるんだろうか、って思ったもんだった。
だって300ドルだよ?
しかも、その全米にすると莫大なお金はどこかから捻出しないといけないわけです。

そしたら今度はさらに額が大きくなるらしい。
困っている人にも、困っていない億万長者にも同様に一律の額がバックされるわけだ。
ジョージは、このお金を
shot in the arm
つまり、カンフル剤
と呼んだ。確かに、家計の足しにはなるだろう、しつこいようだけれど。
だけど、財政赤字がどんどん膨らむこの状態をどうするつもりなんだろう。
そんなお金があるんだったら、健康保険、なんとかしてくれよ。
ああ、心配。



| ビジネス/金融 | 11:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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彼の功績には敬服する  ~ホールフーズCEO

While I'm not a 'Mackey groupie', I do admire what the man has accomplished
マッケイのグルーピーではないけれど、彼の功績には敬服する。

マッケイは、ホールフーズCEOのジョン・マッケイのことである。
このマッケイ氏についてのコメントは、2000年にヤフーのファイナンスにRahodebという人が書きこんだものだという。
笑っちゃうのは、このコメントを書いたのは、本人だったということ。

いや~、ウォールストリート・ジャーナルの記事に出ていたけれど、ほんと、笑っちゃった。
CEOが、ネット上で、自分の会社をほめたり、ライバルをけなしたりするコメントを書き込みまくっていた、という話。
どうやらネット上では、マッケイだろう、とつっこみを受けたりしていたらしい。
あの手この手で否定を繰り返していたが、去年の夏頃、ネットから姿を消した。
ホール・フーズは、競合のワイルド・オーツを買収しようとしているのだが、これに反対する連邦取引委員会が裁判所に提出した書類のなかでばらしちゃったのである。
かっこわる。

おとなげない行為がばれちゃったマッケイくんは、「楽しかったから投稿した」と声明を発表して、悪いことはしてないよ、という態度をしているけれど、あまりに幼稚じゃありませんか。
恥ずかしくないのかな。
いや、恥ずかしいだろう。今頃、穴に入りたい気分だろうと思うと、ちょっとおかしい。


それにしてもホール・フーズは、アメリカに遅くやってきた健康食ブームの原動力となった希望の星だったはずなのに。
良心的な企業、というイメージも強かった。
企業の社会的責任がより問われる時代なだけに、表の顔にだまされない努力もしないといけないってことか。

ちなみに今日のホールフーズ株、1.27%下げている。
やつの涙ぐましい努力は、結局裏目に出たってことだ。

| ビジネス/金融 | 06:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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フェイク・スティーブ・ジョブスは僕じゃない ~ビル・ゲイツ

スティーブ・ジョブスとビル・ゲイツがD5のステージで競演した映像を、ついうっかり最初から最後まで見てしまった。
おもしろかったです、はい。

ちょっと気まずいシーンもありつつ、でもすっかりオトナになった元オタク少年二人が、過去を笑顔で振り返る・・
途中、あるストーリーを語り出そうとする話下手のビルを、スティーブが遮ってみせたり、PC Guy とMAC guyのCMの話を笑ってしたり・・・
なんとも平和じゃありませんか。

スティーブ・ジョブスが、アップルに復帰した頃の環境を振り返る場面があった。
You know, Apple was in a very serious trouble,
And what was really clear was that if the game was a zero sum game where for Apple to win, Microsoft had to lose, then Apple was going to lose.
(中略)
It was clear that you didn't have to play that game.
アップルは深刻な状況におかれていた。アップルが勝つために、マイクロソフトが負けなければならないゼロ・サム・ゲームだったとしたら、アップルが負けることはきわめて明らかだった。そのゲームをプレイする必要がないことも明らかだった)

マイクロソフトアップルのライバル関係は過去の時代のものなのだとつくづく思ったけれど、それは、住み分けができるようになったからだけではない気がする。
今のIT業界のゲームのほうがよっぽど複雑だし、競争も激しそうだ。
ビルは、ちょっと前まで、負けることが大嫌いなわがまま将軍というイメージが強かったけれど、すっかりチャリティーもがんばる妻を支える物わかりの良い熟年夫という感じ。
ちなみに今日の終値は、マックが121.19ドル。マイクロソフトは30.69ドル。
ビル・ゲイツ、いいのか、これで。
このまま良い人になっていくのだろうか。なんか釈然としない。

勝ち負けの問題じゃないと思うけれど、今回の対談でもやっぱりスティーブ・ジョブスが勝ったような気がしてしまう。役者が一枚上だ。

タイトルのヒトコトは、ビルが冒頭に言った。
First, I’d like to clarify, I am not Fake Steve Jobs.
”フェイク・スティーブ・ジョブス”っていうのは、人気のブログである。

ジョブスのフリをして、この日の競演についても日記で振り返っている。
I must say, Bill actually looked good last night. I think he'd had his horns shaved down right before the show, and he combed his hair down over the stumps. Even up close you could barely see them.
(昨晩のビルは、実のところ、見栄えもよかった。ショーの前に、ツノを剃って、根っこの上に髪の毛をとかしつけたのだと思う。至近距離でも、ほとんどツノは見えなかった)


| ビジネス/金融 | 08:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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