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タイガー・ウッズ・ヒステリア

私は、ニューヨーク・タイムズとニューヨーク・デイリーニュースを宅配してもらっているのだが、タイガー・ウッズが事故を起こした感謝祭の日以来、デイリーニュースの一面はいまだにタイガー。
3週間以上経ってるのにねえ。
まあ、くる日もくる日も、新たな女の人が登場して、ネタのつきないこと。
そんなわけで、毎朝、ほっといてやれよ、とつぶやいています。

あれだけゴルフが強いわけだから、まあ、女の趣味が意外にチープだったということはあるにしても、いいじゃんね~、女遊びくらい、と思う。
もちろん、奥様は怒る理由はあったとしても。
私がタイガーでもきっと女遊びしたと思うし。
それにしても、勝者の代名詞だった男が、こんな苦境においこまれているのを見ると、人の運命ってほんとにわからないと思う。

ところで、最近、政治家の女性スキャンダルにしても、タイガーにしても、浮気がばれる原因として多いのは、テキストメッセージ。
日本でいうところのショートメッセージだけど、アメリカでは、電話会社が違う人ともやりとりできるし、用件を簡単に伝えあうことができるので、最近はものすごく重宝されている。
SMS送受信回数の平均は3ヶ月で584件だというデータが、ニューヨークタイムズに出ていた。
クリス・ブラウンがリアーナをぼこぼこにした事件も発端はテキストメッセージだったし、テキストメッセージが原因の車の事故も増えているし、便利なだけでもないらしい。

ちょっと話はそれますが、ときどき女子と話していて、パートナーの行動をチェックするために、携帯電話をこっそり見たりしている人が多いのにびっくりすることがある。
気持ちはわかるけど、見てもいいことなんて絶対ないのになと思ってしまう。

話を戻すと、今回のタイガー騒ぎ、外から見るとどう見えるんだろう?
タイガーを広告からはずした会社はすべてアメリカ系だし、タイガーをはずしませんと言っている会社はすべてヨーロッパ系。
男の浮気に対する社会の寛容度を示唆しているみたいですね。

かといって、アメリカが男の浮気に不寛容かというと、そう一概には言えないのかもしれない。
ニューヨークの元市長であるジュリアーニなんて、まだ離婚が成立する前から、ガールフレンドを連れ歩いていたし、コールガールを買ってたことがばれて辞任したスピッツァー元知事も、最近はテレビのインタビューなんかに出ているし、問題のコールガールなんて、コラムなんか書き始めちゃったりして。
そんなわけで、早くこの騒ぎがおさまればいいのにと願います。
誰かタイガーに、嵐はいつか去るよと教えてあげてください。

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| 有名人/セレブ | 06:03 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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ジョン・ルーリーのインタビュー

Supreme VOL.5 (ワニムックシリーズ 138)Supreme VOL.5 (ワニムックシリーズ 138)
(2009/10)
不明

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どういうわけか画像が出ないのだが、Supreme Book Vol.5が出ました。
ここ数号続けて、おもしろいインタビューをさせてくれている。

今回は、伝説のミュージシャンであり、俳優で、最近はライム病にかかってしまったので、もっぱらアーティストとしての活動に専念しているジョン・ルーリー。
ジャームッシュの”Stranger than Paradise" 、かっこよかったですよね。
Lounge Lizards の活動を知っている人も多いかもしれない。
が、アーティストとしてのルーリーを知っている人は少ないかもしれないが、なかなかに素敵である。
(ちなみに、来年年明けにワタリウム美術館で個展をやるそうです)。

本人の意向でインタビューはメールで、ということになった。
メールのインタビューというと、通常、メールで質問を送って、それに対する答えが返ってくるケースが多いのだけれど、今回は、「フォローアップがあるかもしれないし」とルーリーが言ってくれたので、2週間にわたり、メールのやりとりをすることに。

インタビューするんだよねー、と知人に言ったら、「すっごい難しい人らしいよ、good luck」なんて言われちゃったりしたこともあって、ちょっぴりどきどき。
メールで質問すると、こちらが驚くぐらいの早さで返事がかえってくる。
でも、ライム病のせいか、機嫌が悪いこともあるし、イエス、またはノーしか返ってこないこともある。特にジャームッシュやバスキアとの交流の話になると、急に辛辣になったりする。
決して、ハッピーな人ではないし、いつもぴりぴりした雰囲気だし、ちょっぴり悲しい。
でも詩的なところもあるし、希望がないわけじゃない。

自分の人生を、そして過去を苦々しく振り返るジョンに、怒るかなと思いつつ、何を探しているんですか?と聞いてみたらこんな答えが返ってきた。
I am just looking for what is true and beautiful.
Which I am still naive enough to believe life is.
(ただ本物で美しいものを探しているだけなんだ。自分でもナイーブだと思うけれど、人生は真実で、美しいものだといまだに信じているんだよ)

なんかほんとに切なくなりました。
ジョンとやりとりしていた2週間、メールがきて、うきうきしたり、がっかりしたり、心配になったり、精神的にかなりアップダウンが激しかった。
ん?この感じ、何かに似てるよな、と思ってみたのだが、それはきっと恋愛だということにはたと気がついた。
疑似恋愛みたいなインタビュー体験。
これまでたくさんの人をインタビューしてきたけれど、こんなにインテンスな体験はさすがに初めてである。
そのあと撮影で実物のジョンに会ったけれど、なんだかちょっとくすぐったい感じ。
そんな思いをさせてくれたジョンに、ありがとう、と言ってみたら、あのものすごいでかい体で、ビッグハグをしてくれた。

というわけで、ジョン・ルーリーに興味のある人は、Supreme Book、みてください。

| 有名人/セレブ | 07:21 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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マイケル・ジャクソンの訃報

木曜日の夜、知人のビデオのインスターレーションを見に出かけた先で、マイケル・ジャクソンの訃報を聞いた。
みんなパーティそっちのけで、マイケルの話をしている。
マイケルが死んだ、という内容の電話やテキストメッセージが飛び交っている。

次に出かけたギャラリーのオープニングでも同じこと。
(ちなみに、そのグループ展のタイトルは、「We are all going to die」だった。ショーのタイトルとしてはかなり微妙だと思ったのだが、皮肉なことに絶妙なタイミングになってしまったわけである)。

そのあとの夕食の席でも、飲みの席でも、同様。
ニューヨークで、「MJ」というイニシャルが、マーク・ジェイコブスではなく、マイケル・ジャクソンを指している状態が新鮮だった。
「黒人だった頃はかっこよかったよね」とか、中学生のときポスターを張っていたとか、どの曲が一番好きか("ビリージーン”という意見が一番多かった)、ペプシのコマーシャルは最高だった、なんて話で盛り上がった。

出かけた先で、趣味趣向に関わらず、誰もが誰かが亡くなったという話に夢中になっている、という状況がなんとなくデジャブっぽくて、前にこういうことがあったのはいつだっけ、と考えてみたのだが、たぶん、アメリカにきて1年目にダイアナ妃が亡くなったときだったろうと思い返してみた。

私世代の音楽好きななら、マイケル・ジャクソンは一度は通った道だと思う。
私より若い世代の人たちは、単なるフリークだと思っているかもしれない。
でも、ほんとにかっこよかった時代があったのである。
奇人ぶりが度を超してしまって、あれだけすごかったダンスや歌から注意がそれてしまったのがなんだか残念。
ここ10年くらいは、マイケル好きだったよね、って言いにくい雰囲気あったもん。
思い返してみれば、私だって、自分のお小遣いで最初に買ったレコードはマイケルだったような気がする。

しばらくはこの騒ぎが続くのだろう。
もしかして、今までナゾだった部分が明らかになるかもしれない。

最後に、友達が教えてくれたティーン時代のマイケルのビデオ。



"I don't care if I am pretty at all"
"We don't have to change at all"
なんてマイケルが歌ってる。
子ども時代に大スターになったのに、どこで黒人であることはクールじゃない、白人になりたいと思ってしまったのだろう。
全米の子どもたちには、「変わらなくていいよ」と歌っていたのに、マイケルに「君はそのままでいいよ」って言ってあげた大人がいなかったのかもしれない。
そう思うと、jacko から転じて、wackoと呼ばれた天才の悲しみがちょっとわかるような気がするから不思議である。

| 有名人/セレブ | 03:44 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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オスカーと"equal rights"

今日はオスカー・ナイト、つまりアカデミー賞授賞式の夜でありました。
今年は授賞式のプロデューサーが変わったこともあって、例年よりも飽きのこない作りになっていた。
特に、助演男優/女優賞と主演男優/女優賞は、過去のオスカー受賞者が5人登場して、候補者を紹介するという新しい趣向になっていて、ロバート・デニーロとアンソニー・ホプキンズとベン・キングスレイが同じ舞台に立つ瞬間に、ついコーフン。

そのほか、ベン・スティラーが最近とみに”おかしな人”扱いされているホアキン・フェニックスをぱろったり、スティーブン・マーティンとティナ・フェイが、どうやらサイエントロジーらしい宗教をぱろったり、笑いのツボもそこそこ満載。
さらには、セス・ローゲンとジェームス・フランコが扮する二人のストーナーが、「ザ・リーダー」を見て大爆笑するというスキットまであって、アカデミーとはいえども、ハリウッドはゆるいよなー、と感心してしまう。

個人的には、ヒース・レジャーの家族が本人にかわってオスカーを受け取った瞬間よりも、ケイト・ウィンスレットがとうとう念願の受賞を果たした瞬間よりも、「おくりびと」や「つみきのいえ」が受賞した瞬間よりも心を動かされたのは、MILKの脚本を書いたダスティン・ラング・ブラックの受賞スピーチだったかも。



Most of all, if Harvey had not been taken from us 30 years ago, I think he’d want me to say to all of the gay and lesbian kids out there tonight who have been told they are less than by their churches, or by the government, or by their families, that you are beautiful, wonderful creatures of value.
And that no matter what everyone tells you, God does love you, and that very soon, I promise you, you will have equal rights federally across this great nation of ours.
(もしハーベイ・ミルクがまだ生きていたら、これまで教会や政府や家族に自分たちが人より劣る存在だと言われてきたゲイやレズビアンの子どもたちに、君たちだって美しくて素晴らしい価値のある生き物なんだよ、と僕が言うことを望むのではないかと思う。そして、誰がなんといおうと、神はきみたちのことを愛しているし、近い将来、この国全土で、平等な権利を与えられるはずだということを)

言うままでもなく彼はゲイ。
神様うんぬんは別として、リアルなスピーチだった。
ストレートなのにゲイのハーベイ・ミルクを演じて主演男優賞を受賞したショーン・ペンも、”You commie homo-loving sons of guns(ホモ好きの共産主義者め)" というフレーズで始まるスピーチで、「equal rights」 を強調していた。

アカデミー賞を受賞すると、世界中が見ている前で、思想的な意見を表明できるんだった、としみじみ思った瞬間。
世界中の同性愛者には結婚する権利は必要ないと思っている人が、一人でも多くこのスピーチを見てくれていたらいいなあ。

| 有名人/セレブ | 16:07 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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大統領とヒップホップ

大統領選でオバマが勝ってから、2PACを聞き直している。
なかなか感慨深いものがあります。
特に、Change とかLife Goes Onとか。
2PACがこういう歌を作っていたとき、オバマは国政の場にもいなかったわけで、90年代を考えるとますますすごいことが起きたのだな、と実感する。

わざわざ今2PACを聞きたい理由は、大統領選のフィーバーがすっかりおさまって、恐怖感ばかりが蔓延している世の中から逃避したいからなのかもしれません。
これから大変なことがたくさん起きて、あの夜の気持ちを、アメリカがすっかり忘れてしまうのではないかと思うと怖い。
特に、国務長官になると思われるヒラリー・クリントンを筆頭に、オバマ政権の閣僚候補に、クリントン政権に近い名前が多数出ているのを見ていると、前に進めるのか、と漠然とした不安を感じたりするわけです。
そりゃあ、評価も高くてしかもフレッシュ、という人がそんなにいるわけはないのはわかるし、大統領が若いわけだから、経験のある人で固めたほうがいいのだろうということは理屈としてはもちろんわかる一方で。

南部の一部では、オバマが大統領になったことをまだ受け入れられない人たちがいて、大爆発している、というニュースもちらちら目にするし。
ものすごい人種差別主義とはどういうことか、あえて目にしたい人は、ここをクリックしてください。

そういえば、14日の Real Time with Bill Maherに、Sean Comb(Pディディ)が出ていて、オバマが勝ったことがヒップホップを変えるのではないか、というようなことを示唆していた。
I think you will see a change.
You will see another level of consciousness and another level of responsibility.
(中略)
We needed this.
We will take this one and maybe we will clean up lyrics now.

思えば、最近、あまりヒップホップを聞かなくなっていた。
年をとった、ということもあるだろうけれど、2PAC時代の生々しさとリアルさが薄くなって、マネーゲームっぽくなってしまったから、という部分もある気がする。
大統領が黒人、という事実が、ヒップホップをどう変えていくのか、というか、そもそも変わるのか、とても楽しみである。


| 有名人/セレブ | 16:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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キース・ジャレット、SNL、レターマン、そしてパウエル

昨日の夜は、チケットを持っていた人が具合が悪くなったということで、突然、キース・ジャレット&トリオのコンサートに誘っていただいた。
自分が便乗したことが申し訳なくなるくらいの素敵なコンサートでした。
ほとんど口を開かなかったキース・ジャレットが演奏の合間に言った言葉のひとつにこんなものがあった。
Don't let anybody tell you what energy source we need.
訳しづらいけれど、意味深なヒトコトですね。
最近、天然ガスの会社が、激しいコマーシャルのキャンペーンをやっているので、そのことを言っているのだろうか、といろいろ考えてみたのですが、キース・ジャレット本人が答えをくれないかぎり、答えは出ませんね。
数あるオルタナティブな(石油以外の)資源のなかで、どの資源が石油に変わる存在になるか、という疑問の答えが出るのは相当先だとしても、それぞれの資源に関わる企業が必死にロビイングやマーケティングをやっているわけで、何がいいのか、素人にはとてもわかりづらい。
そんな気持ちをキース・ジャレットが代弁してくれた、というわけです。

何度も書いていることだけど、アメリカに生きていて気がつくことの一つは、ミュージシャンだろうと、アーティストだろうと、政治的な、そして社会的な意見がとてもはっきりしている。
そしてそれが、表現活動にも影響を及ぼしているのでありました。

ちなみにこの週末は、サラ・ペイリン本人が、「サタデー・ナイト・ライブ」に登場して大騒ぎ。
今回の選挙で、ティナ・フェイがサラ・ペイリン役を演じるようになって、いまひとつ停滞気味だった長寿番組の存在価値がものすごくアップしている。
土曜日の視聴率は史上最高だったというから驚きである。
今の時点での一番の勝者は、サタデー・ナイト・ライブかもしれない。
うれしそうな顔で踊るペイリンを見ていたら、選挙が終わっても、この人はこのまま政治の世界で突き進んでいくのだろうなと思ったら、末恐ろしい気持ちに。
きっと、選挙後のことも、ちゃっかりいろいろ考えているのでしょう。

さらに、「デビッド・レターマン・ショー」をキャンセルして、ケイト・コーリックのインタビューに登場して以来、デビッド・レターマンのネタにされていたマケインが、番組に登場して、謝罪した、という“事件”もありました。
金融危機に対応するために、ワシントンに戻らないといけないから、と言い訳していたのに、ニューヨークで一泊していたことがばれ、レターマンをすっかり怒らせてしまったマケイン。
それにしても、大統領候補がコメディアンに謝罪する、という構図がすごい。
夜のトークショーホストたちが持つ影響力の大きさを物語っているのでありました。

もう一つの大ニュースは、コリン・パウエルが、オバマを支持する意思を表明したこと。
パウエルはこれまで共和党員ということになっていたが、今回はオバマに転ぶのではないかとささやかれていた。
日曜朝の人気番組「ミート・ザ・プレス」に登場して、オバマに投票する、と言ったのですが、その理由が良かった。
マケイン陣営のネガティブなトーン、そして、サラ・ペイリン女史が、副大統領になる器ではないのではないか、ということ。
政治理念や支持政党を超えて、国民にものすごく尊敬されているパウエルの言葉だけに重みがある。

それにしても、共和党側の内部からも、サラ・ペイリンの器を疑問視する声があがっているのに、サタデー・ナイト・ライブに登場して喜んでいる場合か、と他人事ながら心配になる。
マケイン陣営のダメなところのひとつは、世の中のムードを読めないところ。
パウエルの言葉を真剣に受け止めて、醜い選挙キャンペーンのムードを変えてほしいものです。



| 有名人/セレブ | 12:50 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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Rage Against the Machine と革命

3日間、携帯もインターネットもつながらない場所に旅していたら、世界ではいろんなことが起きていた。
予想していたことも、予想していなかったことも。
オリンピックが始まっていて、柔ちゃんがメダルをとっていた。
グルジアとロシアですごいことが起きていて、我が家のまわりにグルジア国旗を持った若者たちが集まっていた(国連の近くなので)。
スポーツを通じて平和を推進する、というコンセプトはやっぱり形骸化? してるよね、そりゃ。
わかっちゃいたけどがっかりする、という典型的な例なような気がします。

今回の旅の車中、ミュージシャンの男子とアーティストの女子との間で、Rage Against The Machineの話題になった。
ザック・デ・ラ・ロッチャの新しいプロジェクト「One Day As A Lion」の話題がきっかけになって、Rageみたいなバンドってもうないよね、という方向に会話が進んだ。
ご存知の方も多いように、Rageは、ものすごくラディカルなことを歌っていたバンドである。
しかも、ザックはハーバードで政治学を勉強して、政治家のもとで働いたりしていたこともあったうえで、そんな考えにたどりついた人だったわけです。

でもさ~、Rageのメッセージって、結局、意味があったわけ?と言った女子。
そりゃあ、あっただろ、と男子。
ふむ、と考えこむ私。

女子の言いたいことはつまりこういうことだった。
たぶんRageは、メッセージを多くの人に聞いてもらうために、メジャーのレーベルと契約して、システムのなかから体制を変えようとしたのだろう。
でもメジャーになった以上、自分たちの存在自体が矛盾じゃない?って。

When you become the brand, you lose your messages
自分がブランドになってしまったら、メッセージは失われてしまう

一理ありますね。
そもそも、rageのファンたちのどれだけが、彼らの歌っていたことを理解していたかもナゾである。
だったら、自分たちのメッセージを本当に理解している小さくてもコアなファンがいればいいじゃん、と彼女は主張していた。

だからといって、インディのレーベルで、ちまちま革命の歌を歌うのも、なんだか不毛な感じがするし。

男子のミュージシャンは、本当に革命を起こしたかったら、大きな波が必要じゃないか、と反論していた。
が。
Rageが本気で革命を起こそうとしていたかはよくわからないけれど、人数だけが多くても、コミットの度合いが小さければ、大きな動きになりきれないケースもたくさんあるし。
チベット解放運動とか。

軽いノリで始まった会話だけど、永遠のテーマをめぐって、ぐるぐるぐるぐる。
結論の出ない難しい問題であります。

そうはいっても、Rageは、若くて偏った考えをもっていた10代の私の考えには、少なくとも大きな影響を及ぼしたような気がする。振り返れば。
もちろん、革命は起こせていないけど、さ。
ここんとこ「シニカルだ」とか「悲観的だ」とか言われがち。
そんな自分でもやっぱりRageの存在には、大きな意義があったと思いたいのでした。


| 有名人/セレブ | 14:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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パリス・ヒルトンを大統領に、タイラ・バンクスをファースト・レディに。

昨日ははからずも飲んで沈没してしまったので気がつかなかったけど、パリスがマケインのビデオに対抗してこんなビデオ。

See more Paris Hilton videos at Funny or Die


ずっと前に、雑誌の記事に「パリスはバカなふりをしてるだけ」って書いたことがあるけれど、ほらね!と言いたくなった。
パリス対マケインの勝負、パリスの勝ち。
そして、真剣に怒っていた母を軽々超えた感じがします。
自分を笑っているやつらを笑い返す、このユーモアのセンスはあなどれません。
別にパリスのファンだってわけじゃないよ。
でも、馬鹿だ馬鹿だと言われている自分をちゃんと知ってる。
そこがすごいと思うんだな。

そうはいっても、もちろん、仕掛け人がいてこそ。
仕掛人は、ウィル・ファレルとアダム・マッケイがやっているプロダクションであります。
単に笑いをとろうとしているだけとはいえど、政治とカルチャーをクロスオーバーしているところに一票。

ちなみに、パリスは、原油問題について、オバマのアイディアとマケインのアイディアの「ハイブリッド」を提案している。
手をこまねいているだけで何もできない政治家たちを笑っているようでもある。

そしてもういっちょファッションX政治のクロスオーバー。
ハーパス・バザーが、タイラ・バンクスがミッシェル・オバマに扮したストーリーをやっていて、そのビデオを公開している。



ミッシェル・オバマに表紙のオファーを出したのに断られたから、というもっぱらのウワサ。
それにしても、タイラ・バンクスにミシェル・オバマ役をやらせることに何か意味があるのだろうか?
黒人女性で有名だってことにしか共通項はないし。
あまりに陳腐であまりにチープ。
クロスオーバーの失敗例です。
どうせやるなら、何か社会的意義やメッセージ性のあることをやればいいのに。



| 有名人/セレブ | 07:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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パリス・ヒルトンの母怒る

前回書いたパリス・ヒルトンやブリタニー・スピアーズが登場するオバマの「セレブ・アド」騒ぎの余波がまだ続いている。
マケインのことを怒っている人は多いみたいなのだが、意外な方向からパンチを繰り出した人がいる。
パリスのママ、キャシーであります。

リベラル系ニュースサイトHuffington Postに対してママのコメント。
It is a complete waste of the money John McCain's contributors have donated to his campaign.
It is a complete waste of the country's time and attention at the very moment when millions of people are losing their homes and their jobs.
And it is a completely frivolous way to choose the next President of the United States.

ジョン・マケイン陣営に寄付したコントリビューターのお金を無駄にしている。
何万人もの人が家や仕事を失っているときに、この国の時間と関心を無駄にしている。
アメリカの次期大統領を選ぶにしては、くだらないやり方である。

パリスの母については、今までまったく認識がなかったけど、よくぞ言ってくれました!と思っちゃった。
ちなみに、パリスの両親は、二人とも個人寄付の上限いっぱいいっぱい、2300ドルずつマケイン陣営に寄付していたそうだ。
寄付したのに、自分のところの娘を「悪い例」として使われたら、確かにたまらないですね。
前回は「嫌らしい」と書いたけれど、よくよく考えると、嫌らしいうえに頭も悪い。
パリスもブリッタニーも、どちらかといえば共和党サイドの人である。
(ヒルトン家は伝統的に共和党を好む"オールドマネー”の代表格だし、ブリッタニーは、ブッシュ大統領を擁護していたはず)
もしかして、マケインはヒルトン家の票を失ったか?

この「セレブ・アド」はもういっちょ「the one」というタイトルのものとペアになっている。


パリスとブリッタニーに比べるとわかりづらいけど、登場するのは、映画「十戒」のモーゼスを演じたチャールトン・ヘストンです。

この2つのCMは、前回、前々回の選挙で、セレブが選挙応援をやりすぎて、かえって内陸の有権者が共和党に流れた、という教訓を生かして作ったものと思われます。
が。

これについて、クリントン大統領の元顧問でコメンテーター、ハーバードの教授でもあるデビッド・ガーゲン先生が、テレビでこんなことを言っていた。
I think the McCain campaign has been scrupulous about not directly saying it, but it's the subtext of this campaign.
Everybody knows that. There are certain kinds of signals. As a native of the south, I can tell you, when you see this Charlton Heston ad, 'The One,' that's code for, 'he's uppity, he ought to stay in his place
マケイン陣営は、直接言わないように注意を払っているが、(問題は)言外の意味合いにある。
誰もが知っていることだ。
ある種のシグナルがあって、南部のネイティブとして、チャールトン・ヘストンの広告を見れば、隠された意味は、「やつは生意気だ、身のほどにあった場所にいるべきだ」ということだ

ちょっとわかりづらいし、私も最初は、あれ?なんて思っていたのだけれど、確かに見下したようなトーンは感じますね。
日本でも流行語になったほめごろしに近い雰囲気である。
おまけにガーゲン先生の言わんとすることは、オバマが黒人でなかったら、こんな戦略をとるのか、ということなんだと思う。
一見、マイノリティに対してもにこにこオープンな感じをかもしだしておいて、センシティブな局面になると人種差別的な一面を出す白人のおばちゃん、みたいな感じである。

しかし、こんな稚拙なCMを見て「やっぱマケインのほうがいいな」って思うヤツがいるんだろうか。
社説などを読んでいても、マケイン、かなり分が悪い感じ。
こんな広告2つも作って自分の足をすくわれるなんて笑えますが、オバマだけでなく、有権者のことも見下してるんだろうな。



| 有名人/セレブ | 07:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ジョージ・クルーニーとディクシー・チックス

前にちらりと書いたジョージ・クルーニーのインタビューが、無事に紙面になりました。
(月曜日に発売になったアエラ。表紙は織田裕二さん)。
さらに、今回は新しい試みとして、Q&Aの日本語版と英語版がアエラ・イングリッシュに出て、さらにウェブでは音源も公開されちゃいます。
あわせて見ていただけるとうれしいのココロ。

たった15分弱のインタビューで、機関銃のようにしゃべり狂ってくれたジョージ・クルーニーは、2003年にイラク戦争が始まった頃をアメリカの「darkest days」と呼んだ。

If you say anything about the government, you are put on the cover of a magazine with the word "traitor" on your chest.
政府に批判的なことをちょっとでもいうと、裏切り者という文字を胸につけられて雑誌の表紙にされたりして。

裏切り者、という字を体に書いたのは、ディクシー・チックス。
(クルーニーの言い方だと、強制的に表紙になったみたいだけど、この写真を撮ったのは本人たちの意思)


カントリーのスーパースター3人娘の一人が、イギリスでのライブ公演中に「ブッシュ大統領が、テキサス出身であることを恥じています」と言ったことをきっかけに、農村部でボイコットされたり、嫌がらせを受けたり、脅迫されたり、大変な目にあった事件であります。
そして、その様子を追いかけたドキュメンタリーがある。
Shut Up & Singという映画です。

これを最近になって見てみました。
正直、この事件が起きるまで、ディクシー・チックスには、あまり興味がなかった。カントリーともあまり接触がないし、大人気だということは知っていたけれど。
この映画を見て、感心しました。
これまで人気を支えてきた農村部のファンたちが手のひらを返したように誹謗中傷に転じたときもめげなかった。
カントリーのラジオ局が、自分たちの曲を流すことを拒否しても、媚びることもなかった。
これで人気がなくなっちゃっても、自分たちが正しいと思う事をしたのだから、しょうがない、という態度がものすごく潔くてよかった。
そして、地味ながら、今のアメリカの表現の自由のリアリティがわかる良い映画でありました。

ちなみに余談ですが、ジョージ・クルーニーは、今までやったインタビューのなかでも一番、と言っていいくらいインタビュアーにとってやりやすい優等生でありました。
しかし、終わってテープを聞いてみたら、全体的に含みや難しい表現が多くて、音源をウェブで公開するサブジェクトには向いていなかったかも。

そして、彼は頭がいいからか、私が初めて耳にした単語を使った。
inalienable という単語。
知ってる?
不可分の、という意味らしい。

アメリカの将来に、多大な希望を持っている、なぜならアメリカは間違いを多々おかすけれど、最後には必ず修復するよ、という文脈で。
We are still elastic in that we believe in certain inalienable rights.
We just forget once in a while.
それでも、不可分な(民主主義の)権利を信じているという点では変わらないと思うんだ。
ただ時々忘れてしまうだけなんだよ。

ジョージが正しいことを祈るばかり。
そろそろ修復していいと思うのです。

| 有名人/セレブ | 07:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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